BPSダンパーが完成するまでには! | スーパーオーリンズ&BPSダンパー・製作&メンテナンス業務

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基本、ワンオフモデルのBPSダンパーは、どんな車種でもレイアウトが命となります。
(株)エリア・スポーツ中西社長に無理ばかり言って、めちゃ細かい部分まで対応していただいております。
中でもストラットタイプは合わせ込む箇所が多く、それぞれが影響し合う場合があるので、ここをこうすると、こっちがこうなって、そっちが・・・とかはよくあることなのです。
設計段階のストロークが諸々な理由で大幅に変更になってしまい、狙ったストロークを出すために、あれやこれやと考え付くことを全部試して、狙った動きになるように悪足掻きを繰り返してセットアップします。
ここが終われば、バルビングなんて、お茶の子さいさいです。
ストラットタイプの製作期間の内、基本レイアウトを出していただくまでにかなり時間がかかります。
基本的なレイアウトが決まった後も、今回のダンパーはこういうコンセプトなので、バネはこれを、アッパーはこれを使いたい。ということで、ここはもっとこうなりませんか?とか、めちゃ振りをすることもあります。
ちなみにBPSダンパーで1番苦労して装着まで漕ぎ着けた車輛はS660用でした。
低圧ガス式や、高圧ガス式でもシリンダーが細いものは何とかなりますが、BPSダンパーのように大容量タイプの場合は、とにかく対策することが次から次へと出て来るという感じでした。
価格も、今回のメガーヌやBMW、ポルシェよりも高価となります。
それでもユーザー様にご納得していただける走りが実現した時の達成感は半端ありません。
価格も高く、納期もかかり、こちらの利益率は低いけど、特注ダンパーはどこでも簡単に作れるものでは無いですし、まして限られた時間内できっちりとセットアップするのは、自分で言うのも何ですが相当なノウハウも必要です。
どんな自信作でも、高い代金を払っていただくユーザー様のご希望の走りが出来なければ失格ですからね。
プレッシャーが大きければ大きいほど、出来た時の達成感は半端ありません!
というわけで、現在もまだまだ入荷待ちのBPSダンパーがたくさんあります。
中西様、よろしくお願いいたしますm(__)m
※と、プレッシャーをかけてみる♪
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