S15シルビア用BPSダンパー・本格的な評価開始!の前に。 | スーパーオーリンズ&BPSダンパー・製作&メンテナンス業務

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☆BPSダンパーの特徴☆
メーカーの意向で特注スーパーオーリンズの製作が難しくなってから3年間はブラックプログレススーパーダンパー(BPSダンパー)として、多くのユーザー様にご愛用いただいて来たAZURオリジナル・ダンパーですが、令和元年から(株)エリア・スポーツ中西代表のご協力で現在の形で展開させていただくようになり、こちらも多くのユーザー様にご愛用いただいております。
昨日のブログでもご紹介させていただきましたが、今回、私が保有しています2台のS15シルビアの内、ナンバー付きS15にBPSダンパーを投入しました。
ナンバー無しS15は今まで通りスーパーオーリンズを装着して、両ダンパーの更なる性能向上を目指していくつもりです。

今日は昨日装着したBPSダンパーのバルブの初期馴染みを出す目的で富士山周辺を走って来ました。明日、高速を移動する予定ですが、高速道路の移動では強い入力を得られないので200キロ程度の移動ではBPSダンパーのバルブの初期馴染みが期待できないからです。(通常走行で完全に馴染ませるには3000キロほどの走行が必要となります)

いつものダンピング評価道路と、こちらもいつものハンドリング評価道路を軽く3時間ほど走行してきましたが、ピストン側のバルブシムが徐々に馴染んでいくのが分かって、完全に馴染んだ状態の動き(狙いの動き)もほぼ予想できる程度には初期馴染みが出てきました。

フロント・マクファーソンストラット、リア・マルチリンクストラットのS15シルビアのダンピングバルブ特性は超リニア特性を持たせています。
この特性によって、路面からの入力、車体からの荷重変化による入力の変化をリニアな動きとしてサスペンションストロークスピードに反映できるので、ドライバーの操作によって前後・左右のストロークスピードをバンプ&リバンプ共に、狙ったスピードを作り出すことが可能となり、安定したハンドリングとタイヤにかかる荷重コントロール性の向上、そして路面への追従性アップを実現しています。

また、このバルブ特性は〇〇〇〇〇の〇〇性能にも大きく貢献するので、長時間安定したストロークスピードを得ることが可能となります。
その他に今日の評価で分かったことは、ステアリングを回す重さが若干増したことと、路面の状況がとても掴みやすいということです。
しかも、大きな入力の角は上手くいなしてくれるので、荒れた路面でも身構える必要はまったくありませんでした。
今回のダンパーがスペックRSという、運動性能重視のスポーツドライビング用スペックということもあり、しっかりとした硬さは感じますが、ギャップでのピッチ方向の動きも穏やかで、跳ねるような挙動はほとんど感じられませんでした。(前後ハイパコスプリング・バネレートはフロント11K、リア10K+ESAアシストスプリングです)

とまあ、ここまでは高評価ばかりですが、明日の高速移動と、美浜サーキット&幸田サーキットでの運動性能評価が非常に楽しみです。
走りが良く無ければタイプRSの意味が無いですからね。
まずは、S15シルビア用BPSダンパー、好発進です!

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