TOP > ダンパーの仕事は他力本願なのです!
☆ダンパーはとても素直でお利口さんなパーツです。
そして、他のパーツに比べて、幅広い対応能力を持った、ある意味、他力本願なパーツなのです。
というお話です♪
※時々、ダンパーの仕様変更をご依頼いただいた際に、他の部分も一緒に触って、その結果、とある動きをダンパーで何とかできないか?というご相談をいただくことがあります。
中には、ダンパーの仕様変更が原因(うちのユーザー様や他所のユーザー様関係無く)と決めつけてご連絡いただくケースもありますが、大体のユーザー様は、他の部分に関しても、何をどうしたので、その影響もあると思いますが。という感じでのご相談です。
ユーザー様のご相談内容から、ダンパーのスペックで対応できる場合と、他とのバランスの範囲では、多少の動きの変化は出てもユーザー様のご要望を適えられない場合もあります。
前者の場合は、ダンパーの動きのどの部分が影響しているのかを対策すれば、ほぼユーザー様のご要望にお応えできます。
後者の場合は、ダンパー以外とのバランスを確認するために、ダンパーの段数違いで、動きの内容がどのように変化するのかを試していただいて、その結果から何をどのようにして更に動きを試していただくかの対策をアドバイスさせていただきます。
ただし、ここに大きな問題が出てきます。
それは、他の部分の変更をユーザー様が気軽に出来るのか?です。
1つ1つの確認を何処かへ依頼していては、かなりの費用が発生してしまいます。
特にストリートユーザー様の場合は、ご自分で作業することは難しい(環境的にも技術的にも)場合が多いので、こちらも気軽にアドバイスは出来ません。
そこで、我々の本当の技術力(ノウハウ)が問われて来ます。
1発で方向性を決めて、なるべく分かり易い内容でアドバイスさせていただくことは容易ではありません。
もちろん、工場へお越し頂けるユーザー様の場合は、何をするのか?を説明させていただいた上で、余計な費用が発生しないように作業させていただけますが、遠方のユーザー様の場合は、非常に気を付ける部分です。
色々と深く・広く考えて、コツコツと対応していくことが好きなユーザー様と
出来るだけ、ポン付け(多少の細かいセッティングは必ず必要ですが)でご自分の好みな動きを出したいユーザー様。
ダンパー本来の仕事が他力本願でもあるので、この両ユーザー様の異なる目的を敵えることが可能となるのです。
その対応をこちらが間違えてしまうと。
どんなに良いものを作っても、ユーザー様の???が増えてしまうことになり、結果的にユーザー様のご希望に応えられないということになってしまいます。
AZURの仕事は、メーカーとユーザー様の間に立って、メーカーの技術を、ユーザー様の使い勝手に合わせて、その性能を使い切っていただけるようにチューニング(調律)することです。
あれ?最後は単なる宣伝になってしまった!(笑)
※おまけ:ということで、ちょっと前の動画ですが、仕様変更をご依頼いただく際は、こんな感じでご依頼いただけると助かります。という動画です♪(^^ゞ