オーリンズのフロントストラット用延長ノブの作り方 | スーパーオーリンズ&BPSダンパー・製作&メンテナンス業務

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ヤリスや86、インプレッサやレガシィ等のストラット、所謂倒立式の全長調整式ダンパーは、ナックル取り付け部のブラケットの中をシリンダーを上下させる事でl寸(ダンパーの全長)を変化させて車高を調整します。
車高調を入れるお客様で心配されるケースが多いのは、どちらかと言うと車高を下げる際に減衰調整ノブが下に出すぎてしまい、ドライブシャフトのブーツに干渉してしまう!といったトラブルでしょうか。
そういった場合はショートストローク等で対応可能なのですが、想定以上に車高を上げたい場合や、かなり柔らかいレートのスプリングを使いたい場合には、逆に減衰調整ノブがブラケットの中に入り込んでしまい、調整できなくなるケースもあります。
そういう場合には写真のような延長ノブを制作する事である程度対応可能です。
こちらはオーリンズで使われているM12用ノブ(2400円)に、3mm六角の延長ツマミ(2000円)を組み合わせる事で制作しています。
ネジ部がM12のタイプのロッドは調整する内部構造が、3mmの六角が差しこまることで中のイモネジを回転させ、減衰調整しているニードルバルブが動く構造になっています。
その3mmのネジを回す事がキモですので、工夫をすればユーザー様ご自身で気に入った減衰調整機構を作ることも可能かと思われます。
ノブを分解しすぎて元に戻らなくなった場合には、新しいノブを販売することもできますので、腕に自信のあるユーザー様は試してみるのも一興かと存じますヨ。
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