TOP > まだまだ進化中!Style藍をよろしくお願いしますm(__)m
今日、ハイエースでAZURを出発する際に、今まで1度も試したことがない段数セットに合わせてみました。
走り出して直ぐに超軽快なハンドリングににんまりしましたが、やはりギャップでの硬さが目立つので、これはコンセプトから外れてるということで、新富士IC傍のセブンイレブンの駐車場の隅っこに停めて段数を変更しました。(もちろんコーヒーも買いました)
フロントを調整して、リアを調整しようと寝ころんだ時に、肘がアスファルトに触れたんですが、めちゃ熱くて火傷するかと思いました!
何か厚手のシートが必要ですね。そういえば、去年も同じことを思いました。学習能力がありません!(汗)
さて、ここからが本題です。
次期スペックの狙いは、現状の16段のしっかりしたダンピングと20段のソフトで腰のある乗り味を巧くミックスさせて、更に腰の強さから来る「とあるスピード」での芯があるような硬さを無くす方法です。
そんなわけで新東名の掛川~浜北の評価路面を120キロで走りながら出した答は?(ナイショですが)
現在のスペックですが、フロントのバンプ側のバルブシムはDFVを含めると14枚、リバンプ側のバルブシムは16枚の合計30枚のシムを組み合わせています。
リアのバンプ側のバルブシムはフロントと同じく14枚、リバンプ側のバルブシムも14枚の合計28枚のシムを組み合わせています。1本あたりの数なので、1台分では116枚ものシムを使ってセッティングしているのです。(利益率が下がるわけですね)
このバルブシム1枚1枚の役割をすべて把握しているので、どのシムを換えると、前後のシムにどのような影響が出て、また他のシムへどのような影響が出るので、組み合わせたシムすべての働きがどのように変化するのかを含み、ニードルバルブとのバランスを狙い通りに持って行くことが出来ます。
そこから、左右と前後&対角線のロール&ピッチスピードと4つのタイヤに入る路面からの入力をいなす効果を狙い通りにコントロールできるようにバランスをとっていきます。
オーリンズの各パーツの工作精度とバルブシムの耐久性が非常に高いので、この作業を正確に行うことができるのは言うまでもありません。
とはいえ、オーリンズと言えども万能ではありません。
オーリンズだからこその高い運動性能としなやかな動き、と言葉にするのは簡単ですが、それを決めるのはあくまでもユーザー様の価値観であって、私が決めるわけではありません。
私の仕事は、ユーザー様の多様な価値観に対応できる数多くのバランスをご用意させていただくことです。
そして次期スペックは、そう君の一言を実現できるか?にかかっています。
方向性は決まっているので、後は30枚と28枚のシムの働き方改革をどのように進めるかです。
1枚1枚の仕事の環境の最適化を崩さないように、それぞれの能力をしっかり発揮できるように配置するのは1つの職場の人事異動と似てるかもしれませんね。
シム1mmの大きさの違い、0.05mmの厚さの違い、そしてそれらの組み合わせ。
今まで、数え切れない組み合わせを実際の走行で評価して来たノウハウは半端ではありません。
クドイですが、Style藍はまだまだ進化を続けていきます!
新規でご購入をご検討の方も、そろそろOH時期なので、この機会にStyle藍へ仕様変更しちゃおうかな?とお考えの方も。