スーパーオーリンズ&BPSダンパー・製作&メンテナンス業務

サポートドライバーの話題

全日本ジムカーナ選手権第4戦・赤門テストコース。

2025年6月2日

さて、ユーザー様達のアタックは、これから動画がアップされ次第、順次確認させていただきますが、まずは広瀬選手の2本目のアタックを分析してみます。
1本目はスタートでコンマ7秒も拳人選手に置いていかれたので、2本目は超集中してスタートをしています。
それでも、スタートダッシュの差はコンマ5秒以上。路面と光電管が近かった影響で、完璧なスタートをしても拳人選手も抜群にスタートが巧いので、こればかりはどうにもなりません。
そして、1コーナーは問題無し!でも、続く左→左からクランク→外周までの間で、1%アンダーステアセッティングの唯一のデメリットが出てしまいました。ここで、拳人選手に追いつきたかったのですが、拳人選手のさすがのライン取りに逆にやられてしまいました。1%アンダーステアセッティングは1速のラインを2速でより高いボトムスピードで走れることが大きなメリットですが、今回の路面は1本目の砂が予想以上に内側に溜まっていたので(みなさんが最短距離を狙ったラインを走っていた)、十分に分かっていても、やはりベタインよりクルマ半分外側を走ると砂の影響を受けてしまいました。
バンクは全く問題ありません。ESA-Zとアシストスプリング効果も絶大で、リアが軽いS2000でも狙ったラインを高いボトムで攻めています。
そして、問題のスラローム!手前の右コーナーを完璧なラインで進入したので、2速ではベストなラインで入りましたが、やはりほんの少しアウトから進入したので、舵角が少し大きくなってしまいました。このほんの少しの舵角でスラロームの切り返しが遅れてしまいました。それでも広瀬選手の超絶ステアリングワークで最小限のロスで中間手前の左コーナーへ。
ここが、今回1番ロスったポイントです。2速のまま高いボトムを維持するために、ほんの少し余計に右へ寄ったところで完璧に砂溜まりにタイヤを乗せてしまいました。ここでロスった選手は凄く多かったですが、今回のコースで1番難しい部分だったと思います。このコーナーは前日の雨で大きな水溜まりが出来ていた部分で、放棄で履いても砂は表面に残ってしまいます。
なので、ほんの少しでもアウトからラインを取ると、見事に砂に足を取られてしまいます。
ここは、やはり1速が正解でしたが、仮に1速でロス無く走っても立ち上がりで拳人選手に置いていかれるのは変わりが無いので、ボトムスピードで勝負が出来ないライン取りが出来ないのはその時点でアウトでした。
帰りのバンクはほぼ完ぺき!続くS字もOK!
そして、そこからの細かいS字でボトム重視の1%アンダーステアセッティングがやはり足を引っ張ってしまいました。車載を観ると広瀬選手のタイミングがズレてしまったのが分かります。
というわけで、今回のコース設定は決してS2000に不利な設定では無かったと思いますが、スタートから光電管が近かったことと、前日の雨で想像以上に砂が出てしまったことで、1%アンダーステアセッティングを活かせるところが封印されてしまいました。
それでも、ハイパワーなFRマシンで、このタイムを叩き出す広瀬選手のアタックは私的には95点です!
マイナス5点は私の所為ですので。

ますます絶好調!ESAアシストスプリング。

2025年5月27日

ESAアシストスプリング。
最近はストリートやサーキットユーザー様からのご注文が多いです。
うれしいことに、ご購入先がショップ様の場合、リピートでのご注文が多いこと。
しかも、ダンパーやメインスプリングは他メーカーさんです。
20Kも10Kも凄く良いコメントが多くて、真面目に作って良かったと思います。(いつも大真面目ですが!)
ちなみに、ESAアシストスプリングは、一般的な高レートのアシストスプリングと違い、1Gでほぼ、または完全に密着させることを前提にストロークを決めています。その具体的な効果を知りたい方は、ぜひお気軽にお問合せください。
サスペンションプラス宮浦さん、良いバネをありがとうございますm(__)m

全日本ジムカーナチャンピオン・大多和選手の速さの秘密。

2025年5月20日

中部地区(全国区)の悪魔のドライバー大多和選手。
先週、超久しぶりに愛車ロードスターで中部地区戦に出場して、悪役スター振りを見せつけて来たそうです。
大多和選手といえば、元ドリフトドライバー。
ドリフトと言えば、正確無比なマシンコントロールが思い浮かぶと思いますが、大多和選手はマシンコントロールの巧さはもちろんですが、手前手前(アクティブ)な操作と、後手後手(パッシブ)な操作の選択が常に繋がっていることが速さの秘訣です。
ようするに、後手の操作=次の手前の操作、ということになります。
言い換えれば「リカバリーの巧さ」とも言えますが、やっぱりちょっと内容は異なります。
キョウセイの走りを観ると、キョウセイの路面&傾斜の影響で「ん?」という動きは所々に出ていますが、「ん?」がロスになっているかと言うと、次の動きにスムーズに繋げているので、ほとんどロスはありません。
もちろん、手前で違う選択をしていれば更なるタイムアップは可能ですが、本番で選択をし直すことは当たり前のように起こります。
多少選択がズレても、タイヤの転がりに影響が出ない様に、次々に新たな選択を繋げて行く。
言葉にすると、こういうことになりますが、1000分の1秒単位で(実際は10分の1秒くらい)操作を繋げて行くスキルは本当に凄いです。
さすが、悪魔のドライバーの本領発揮ですね♪(笑)

直巻きスプリングは単純ですが奥が深いです!

2025年5月8日

朝っぱらからサスペンションプラスの宮浦さんに長電話してしまいました。
お忙しい時間にありがとうございましたm(__)m
昨夜、どうしても気になることがあったので、宮浦さんのお知恵をお借りしました。
お陰様で80%は繋がりが理解できました♪
でも、まだ20%は「なぜ」が完全に繋がっていません。
数字的な問題と、実際の動きに現れる問題。
これが繋がらないと他の部分との擦り合わせも時間がかかってしまいます。
というか、違う方向へ進んでしまう可能性があります。
材質・線径・内径・ピッチ・自由長・最大許容荷重・最大許容ストローク・エンド部のカット形状・塗装・重量。
単純だからこそ、奥が深い。
楽し過ぎます!

大多和選手は悪役なのか?正義の味方なのか?

2025年4月30日

2024全日本ジムカーナ選手権PN3クラスチャンピオン大多和選手。

今年は、シリーズ戦を追うのをやめて、後輩の指導に専念する活動を続けています。

今回は、中部地方選手権に参加している選手のみなさんに喝を入れるためにチャンピオンカーで参戦しました。

ロードスター乗りにはもちろん、他のFRドライバーのみなさんにも参考になったと思います。

でも、続けて出たら、それはいじめですからね♪

https://www.youtube.com/watch?v=-Kc2uS86u6w

 

一般道だからこそ出来るサスペンションセッティング。

2025年3月28日

昨日、モーターランド鈴鹿さんのアタックで評価をしたセットを、一般道で再評価(確認)して来ました。亀山から半田まですべての道路で評価をしてくるので、その時々の路面状態の違いや車速(タイヤが転がるスピード)の違いでの評価もバッチリ出来ました。もちろん荷物は最小限、ブレーキの熱が影響しないように強いブレーキは全く踏まずに走って来ました。 結論は「モータランド鈴鹿で評価した内容と全く変わらない」です。 このセット、凄く良いです。

・ダンパー BPSダンパー古希スペック

・スプリング 前後ESA-Z・7インチ・Fr:10K・Rr:7K

・アシストスプリング Fr:サスペンションプラス2K・Rr:ESA20K

https://www.youtube.com/watch?v=IijuschHeA0&t=51s

HPの内容を一部変更&修正しました。

2025年3月14日

HPの商品コンセプトのページと、価格表のページ、およびBPSダンパーのページの一部を変更&修正しています。ご確認いただければ幸いです。

5FIVEX・Gerun055A(TW280)路面温度4℃・アタック動画

2025年1月22日

2025秒殺トレーニング午後アタックコースのコース設定時の走行動画です。タイヤは完全に冷えた状態での1本目の走行ですが、路面温度4℃でも普通にスタート出来ています。コースの所々が午前中のパターン練習のタイヤカスが出ているので、結構滑りましたが、5FIVEX・Gerun055Aのコントロール性の良さにも助けられて非常にスムーズな走りが出来ました。さすがに1本目はちょっと様子を見ながら走っていますが、タイムは相当良いタイムが出ています。良い感じです

https://www.youtube.com/watch?v=aGU5NfaY5ps

本日より営業開始です!

2025年1月7日

AZURは本日より仕事始めです。
年明け早々から多くのOHのご依頼と新品ダンパーのお見積りのご依頼をいただきました。
心より御礼申し上げます。
本年もよろしくお願いいたしますm(__)m

今年も本当にお世話になりました。ありがとうございました!

2024年12月31日

今日は毎年恒例の、1年間を振り返りながらスペックシートの整理をして来ました。
と言っても、今日1日では終わらないので明日もやります。
バルビングなんて、パソコンで打ち込んで保管すればボタン1つで確認できるでしょ?
と言われたらその通りなんですが、パソコンの打ち込みはそう君に任せて、私はいつも1セット、1セット、手書きでみなさんのダンパーのスペックシートを作っています。
今年ご依頼いただいた内容を1枚1枚確認しながらファイルするのが年イチの幸せなのです♪
というわけで、すべての車種を仕分け終わって、例によって今年作業させていただいた車種別の件数を数えてみました。
令和6年。2024年度。最もご依頼いただいた車種は?
☆第1位:ロードスター(NA.NB.NC.ND含む)
☆第2位:ハイエース&キャラバン
☆第3位:86&BRZ
☆第4位:S2000
☆第5位:ZC33Sスイフトスポーツ
☆第6位:GRヤリス
☆第7位:VAB&GRB
☆第8位:ランサーエボⅩ
☆第9位:RX-8
☆第10位:スカイライン
〇全71車種(特注品含む)
今年の作業上位10車種です。
今年の傾向では初めてRX-8がRX-7を上回りました。
そして、やっぱりS2000は強いです。
ロードスターはジムカーナ用はNDが多いですが、ストリートメインではNCECも同数でした。
今年も本当に多くのご依頼をいただきました。
心より感謝いたします。
AZURは43回目の新年を無事に迎えることができます。
これも、うちのようなちっぽけな町工場を選んでくださったユーザー様、1人1人のお蔭です。
来年も引き続きよろしくお願いいたします。
ありがとうございましたm(__)m

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