2021年1月7日
リアタイヤをA052に変更しての走行です。
浅間台は路面のうねり(ギャップ)も多く、ターンもつっかかる路面なので、ターンだけを見るとA052が良さそうですが、全体的なスピードを見ると、やはり前後08BスペックGの方がタイムは出ますね。08B・スペックGでA052のような旋回が可能になれば秒単位でタイムアップ出来る余地が残っていると思います。
GRヤリス。まだまだ速くなります!(*^^)v
2021年1月7日
仕事初めで仕様変更したBPSダンパーを片山選手が早速浅間台スポーツランドでテストしてくださいました。
タイヤは前後08BスペックG、バネは変更なしで前後16K・UC-01です。
まだバルブが馴染んではいない状態ですが、狙った方向の動きが確認出来ました。もう少しサイドターンでの動きを改善したいところですが、細かいセットアップと併せてブレーキも見直しが必要かもしれません。
次回は今週末の幸田スポーツドライビング・ラボでテスト予定です。
2021年1月5日
今日から工場が本格的に仕事初めとなりました。
2021年、1発目の作業はこのマシンです!
BPSダンパーがスペック3(片山選手仕様)に進化しました!
さて、狙い通りの動きになるのか?超楽しみです♪
GRヤリスは車輛の作り込みが素晴らしいので、正直ある程度バランスが取れた脚回りなら、直ぐにそれなりに走れてしまいます。それは自分でステアリングを握った時に最初に感じたことです。
スペック2は失敗セットでしたが、その失敗セットがとても重要でした。スペック2のお陰で、今回のスペック3の完成度は相当高いです。
名阪スポーツランドでのスペック1。IOXアローザでのスペック2から進化したスペック3。 悪いはずがありません!(*^^)v
2020年12月29日
BPSダンパー製作をご依頼いただき、寸法取りでお預かりしてます。
スペース的には余裕があるので、大径シリンダーでバッチリ製作させていただきます。
フロントで1か所、リアで2か所程、レイアウト的に工夫が必要ですが、そこはエリアスポーツ中西代表に丸投げです♪
路面にへばりついて走る感動をお届けいたします!
2020年12月28日
今年のダンパー製作は、このGRヤリス用BPSダンパーで終いです!
この大径フロントシリンダー&ピストンがメチャクチャ良い仕事をしてくれます。
ストリート仕様でも、抜群の剛性感とハンドリングを実現します。
もちろんタイムアタック仕様は問答無用の運動性能を発揮します!
今回のBPSダンパーはスペック3.5でセッティングしました。
元々の素性が素晴らしいGRヤリス。どこの脚を装着しても、しっかりセットアップすれば確実な戦闘力が得られると思います。
数多いダンパーの中から、BPSダンパーをお選びくださるユーザー様には外観以上の性能をお届けいたします。
納品は年明けとなりますが、お楽しみにお待ちください♪
ありがとうございますm(__)m
2020年12月21日
年末・年始にかけて、(株)エリア・スポーツ様から入荷予定のBPSダンパーのバルビングと、付属パーツのチョイス&製作が立て込んで来ました!
遠方のユーザー様ばかりなので、ご迷惑をおかけしないようにしっかり準備します。
ワンオフの特注品は特に付属パーツが追加で発生する可能性もあるので、それも見込んだ準備が必要となります。
うちの工場で取り付ける場合は、直ぐにパーツを作って対応出来ますが、遠方の特に個人のユーザー様の場合は、2度手間、3度手間をお掛けしないように出来るだけの準備をしています。
特注ダンパーは、付属パーツもワンオフモノなので、その分、納期の面でもご迷惑をおかけする場合があります。
長くお待たせした分も含め納得の走りをお届けできるように頑張ります!
2020年12月20日
年明け早々に、BPSダンパーをスペック3へバージョンアップする片山選手のGRヤリスで秒殺トレーニング2020のコースをアタックしていただきました。
動画は、テスト終了後に奥様(奥様もジムカーナドライバー)を助手席に乗せての同乗走行の模様ですが、ベストタイムはこの走行よりも1秒以上速かったです。そのタイムは先月、佐野選手のSA仕様DC2が新品のA050を履いて叩き出したコースレコードを上回る驚愕のタイムでした。(片山選手のタイヤは2分山の08B)
今後、ダンパーをスペック3へバージョンアップして細部を更に煮詰めていけば、相当な戦闘力を発揮するのは間違い無いですね!
2020年12月8日
S660用BPSダンパー2号機が完成しました。
問題のリアダンパーは、アッパーにキャンバー調整式を採用して、フレーム部分からの逃げを調整(1号機も同様の方法です)して、キャンバーはナックル取付部のカムで3段階に調整出来るようにしています。
もちろん、キャンバー調整式のアッパーマウントでも微調整していただけますので、現車合わせで最適な数値にセットしていただければと思います。
S660はフロントのレイアウトの方が問題視されがちですが、レイアウト的に厳しいのはリアダンパーです。他社製の倒立式ストラットよりも大容量のストラットを採用していますので、リアのレイアウトには本当に苦労しました。(株)エリア・スポーツ中西社長に感謝感謝です!
バルビングは1号機がハイスピードなワインディング仕様、2号機がジムカーナ&ストリートでお使いになるということで、バルビングには若干違いはありますが、路面に張り付く感覚は同じです。
バネはユーザー様のご希望でハイパコをセット。ダンパーとのマッチングはもちろん最高です♪
完全なワンオフ製作・前後大容量全長調整式ストラット・前後キャンバー調整式ピロアッパーマウント・その他にも専用パーツが随所に組み込まれています。
そのタメ、価格もかなり高額となりますが、お値段以上の走りをお届けさせていただきます。
大変大変、お待たせいたしました!
明日、発送させていただきます。
2020年11月25日
BPSダンパー・シェイクダウン動画を送っていただきました。
まだ、バルブはド・新品です。
クリックは、前後10段戻しで走られたそうです。
バネは前後ESAの10K&9K+ESAアシストです。
リアは12段の方が動きは良いと思いますが、ド・新品バルブとしては良い感じです。
今後もスーパーオーリンズと二本立てで、より多くのユーザー様の走りを支えて行けるように精進します。
2020年11月21日
脚をセッティングする仕事を、AZURを始める前から、もう40年やらせていただいています。
色々なメーカーさんの、色々な脚を評価させていただいて来ましたが、もちろん純正脚も数え切れないほど評価して来ました。
ただ、純正脚の場合は脚の評価では無く、そのクルマ自体のコンセプトや車体全体の特徴を知るために乗る感じです。純正脚のバネやダンパーの特徴も伝わっては来ますが、それを参考にすることはほとんどありません。
純正脚は車体の構造によってレイアウトが制限される中で、コスト面や組み立て面など、多くの制約の中で設計されて、狙うユーザー層という対象の範囲があって、その中で作り手の考え方やセンスが組み込まれて、1つのカタチとなっていると思います。
一方で私の仕事は、1人1人のユーザー様が対象となりますので、そのクルマの持っている素質を活かしながら、ユーザー様のご希望に合わせた動きを出すようにセッティングします。
主役は2人。もちろんクルマとユーザー様です。
私が主役になることはありません。
この2人の主役の息が合っていなければ、どんなに私が頑張ったところで良い動きは生まれて来ないので、そこの部分もしっかりと私達が汲み取って、結果的にクルマに気に入ってもらえて、ユーザー様にご納得いただくような動きを作るのが仕事です。
ダンパーもバネも文字通り縁の下の力持ちです。
メーカーの多くの開発担当者のみなさんがダンパー&バネが働く環境を作ってくれているので、その環境下で、ユーザー様のご希望の動きを実現するためには膨大なデータ(ノウハウ)が必要なのは当然ですが、その前にクルマとユーザー様の本音を聴くことが何より大切なのです。
出来上がるダンパー&セットするバネは、見た目は大差無いですが、「なぜ、そのセットになったのか?」は、1人1人のユーザー様のご希望の内容と、クルマの持っている素質が決定してくれます。
その多様な組み合わせをしっかり表現出来るように、ユーザー様の代わりに遠回りするのが我々の大切な仕事なのです。
直接、ユーザー様にお会いしてやり取りさせていただくのは、全体の1割程度です。
9割は電話やメールの内容だけで、ユーザー様にご希望の走りをお届けしています。
とーーーっても難しく、やりがいのある仕事です♪(^^ゞ