スーパーオーリンズ&BPSダンパー・製作&メンテナンス業務

アジュールの日記帳

スラロームの姿勢変化(荷重移動)のポイント

2025年10月10日

スラローム特性で最も大事なポイントは「荷重の切り変えの速さ」です。
なので、バネは硬い方がスラロームはラクチンです。
下の動画は、GRヤリスが発売直後に、GRガレージ水戸インターさんの車輛にジムカーナPN車輛の脚を組むため、お預かりした時のものです。
茨城から静岡まで走って来ただけのド新車に、ブレーキパッドとダンパー&バネを交換しただけの状態です。
レイズさんがホイールサイズの確認をしたいと言うことで、幸田スポードライビング・ラボの日に待ち合わせをして、GRヤリスを持って行ったついでに、純正タイヤで軽くラボのコースを走ってみました。
スラロームは朝一に「せーーの!」で走った時のものです。
もちろん、例によってリハは一切無しでのぶっつけ本番です。
段数は蒲郡までの高速で合わせたフロント12段、リア10段。スプリングはUC-01のフロント18K、リア14Kです。
とりあえず、工場にあったバネで合いそうなヤツを組んで来ました。タイヤは純正のダンロップ製です。
そんな中途半端な仕様ですが、せーーーの!でのスラロームでも、これだけ正確なスラロームが出来るのは高いバネレートの恩恵です。
帰りのスラロームは少しスピードが早くて切り返しが遅れていますが、それでも高レートのUC-01の反応が助けてくれています。
ダンロップさんのエコタイヤ?なので、無理は当然効きませんが、エアー圧も適当でもこれだけのスラロームが「いきなり」出来ちゃいます。
エコタイヤに18キロ??と思うかもしれませんが、スラロームに限って言えば、その恩恵は絶大なのです。
高速からのフルブレーキングや回り込むコーナーでは厳しいですが、コントロール性自体は問題無かったですね。
もちろん、ダンパーも良い仕事をしていることも大きなポイントです♪
実物を見たことも、もちろん乗ったことも無いGRヤリスのイニシャルスペックとしては相当な完成度でした。
というわけで、高レートのスプリング+エコタイヤでのスラローム動画をご覧ください。

幸田スポーツドライビング・ラボ2025ファイナル・12月27日(土)開催決定!

2025年10月8日

年末はみなさん当たり前に忙しいでしょうから早目に告知します。
12月の幸田スポードライビング・ラボはサーキットの都合で第1木曜日の開催がNGとなりました。
次の週は私の都合がつかないため、12月27日(土)に、幸田スポードライビング・ラボ2025ファイナルとして開催することが決定しました。
まだ休みに入っていない人もいらっしゃるとは思いますが、日頃平日は休めないという人で、27日(土)なら走れるかな?という人は、ぜひ幸田スポードライビング・ラボ2025コースを走りに来てください。
来年に向けて、自身の集中力と走りの組立の甘さを再確認出来る絶好のチャンスだと思います。
たった1日で何が分かるの?と思うかもしれませんが、これが分かるんですよ。
そこを理解していただくことが目的でコースを作りましたからね。
もちろん、ビギナーさんには、「どういうことを意識して練習すれば良いのか?」を体験していただける内容となっています。
申込はチケット制(申込順)ですので、参加ご希望の方は11月になったら幸田サーキットさんのHPをチェックしてください。

AZURの44年目は出張から始まりました。

2025年10月6日

火曜日からの出張はそこそこ疲れましたが、美浜・幸田・鈴鹿南とたくさんの走りが観れた充実した出張でした。
やっぱり、現場は最高ですね♪
特に幸田スポードライビング・ラボは楽しかったです。
パイロンタッチもほとんど無く、みなさん1本1本集中して走っているのがとても印象的でした。
最近は、ブリーフィング時にコントロールタワーのブリーフィングルームで少し時間を掛けて色々とお話させていただいていますが、特に初心者さんがしっかり内容を把握して走行しているのが嬉しかったです。
これから、サーキット走行やジムカーナを楽しみたいと考えている人や、もっともっとクルマの動きと自身の操作を勉強したいと思っている人には、最高のトレーニングだと思います。
今年のコースは自分で走っても凄く勉強になります。
中部地区はもちろん、関東や関西からもそれほど遠くは無いので、平日に休みが取れる人は、ぜひ走りに来てください。
難しいけど、めちゃ楽しいですよ!
ノーマル車でも『ハイエースでも』安全に走れます♪
※ハイエースの「激走」はこちら↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=tUYtx7wRD-Y

幸田スポードライビング・ラボ2025コースの車載動画(オープンカー限定)

2025年10月3日

幸田サーキットの丸山さんが、かなり長いアームを使って、車室内とコース全般が映るアングルで撮影が出来るということで、渡邉隊長のロードスターで幸田スポードライビング・ラボのコースを走ってもらいました。
アームが長いのでロール量やピッチング量が大袈裟に出てしまいますが、隊長がアンダー出したところがバッチリ分かります♪
このタイムが1分19秒3。キッチリと修正すれば今日の路面で18秒5くらいですね。
しかし、マジでトレーニングになるコースです。幸田スポードライビング・ラボ2025は残すところ2回となりました。
ちなみに、今日も初参加の人が4名も来てくれました。ノーマル車から外車まで参加車輛もバラエティに富んでいました。
初心者さんもベテランさんも、ぜひ走りに来てください。新しい発見がいっぱい出来ますよ。
※めちゃためになる車載動画はこちら↓ ↓ ↓

お蔭様で43周年♪

2025年10月1日

☆お陰様でAZURは43周年です♪☆
いつも同じことばかり言ってますが、43年間もこの業界で生き延びて来られたのも、1人1人のユーザー様のお蔭以外の何物でもありません。
心より感謝いたします。
44年目も、1人1人のユーザー様のご希望を実現できるように、精いっぱい作業をさせていただきます。
超零細工場だからこそ出来ることを肝に銘じて!
今後もAZURをよろしくお願いいたしますm(__)m

GR86用オーリンズダンパーをスーパーオーリンズへ仕様変更

2025年9月25日

今日は古くからの改造者仲間が、新たにご購入されたGR86に装着していたオーリンズのOH&仕様変更&バネ交換にお越しくださいました。
慣れているのでSPSを利用されてご自分でサクサクと脱着されています。
スペックは成田モーターランド(通称ナリモ)に特化したスペックとなります。
年末の裏全日本ではムネ君も乗るそうなので、1コーナーを全開で行けるようにセッティングしました。
今から楽しみです♪(コースアウトが)

VAB用スーパーオーリンズ・ノーマル車高プラスセッティング。

2025年9月24日

本日、OH&仕様変更&バネ交換&アッパーマウント交換にお越しいただいたVABさん。
ダンパーはオークションでご購入されたそうですが、とても状態の良いダンパーで問題無く作業させていただきました。
このユーザー様は趣味で川釣りをされるそうで、このクルマでも河原の石がゴロゴロしている場所まで下りて行くとのことで車高は標準より高目のセットをご希望でした。
安全性を確保した上で、出来るだけ車高を確保出来るようにセッティングさせていただきました。
※ノーマルより10mmアップ
本日はありがとうございました。
今後もよろしくお願いいたしますm(__)m

初開催・秒殺トレーニングINモーターランド鈴鹿。

2025年9月22日

モーターランド鈴鹿で初めて開催した秒殺トレーニング。
内容は、もう34年続けている「秒殺トレーニング」と全く同じトレーニング方法です。
午前はAコースとBコースに分かれてパターン練習。午後はフルコースでタイムアタックという内容でした。
幸田スポードライビング・ラボも同じ方法でやっていますので、関東&中部の選手のみなさんにはお馴染みだと思いますが、関西から参加してくださったみなさんには新鮮だったと思います。
秒殺トレーニングのコンセプトは
反復練習によって、走りの組立・意識・操作を研究することです。
自分の出来ているところ、出来ていないところ、勘違いしているところを再発見して、そこを修正していく。
単純なコース&いやらしいパイロン配置だからこそ、自分の走りを再認識できると思っています。
「パイロンに触る!」
なぜ?触ったのか?
自覚有りタッチと自覚無しタッチの違い。
それぞれの原因(意識&操作)をしっかり分析して自覚することで、なぜそのラインを走っていたのか?を修正することが何より大切です。
レーシングドライブなので、速く走りたいのは当然です。
一生懸命走るのは当然です。
その意識&操作に間違いがあるからパイロンに触るし、避けなければならないし、リズムが狂ってしまいます。
今回のコースでは、その出来ていない部分、クルマが思った通りに動いてくれない理由(操作&セッティングの両面)が凄く分かり易かったと思います。
あまりこういう練習はしないと思いますが、午前のパターン練習があっての午後のタイムアタックに意味があるのです。
昨日参加してくださったみなさんの感想は概ね良い感触だったみたいで何よりです。
石原支配人とも相談しましたが、来年も出来れば他の競技会&練習会等とバッティングしない日程で開催したいと考えています。
動画は1日パイロン直しに走りまくってくれた後のオフィシャル練習で、久しぶりのモーターランド鈴鹿をスムーズに好タイムで攻めている大須賀選手の走りです。

GRヤリスDATでサイドターンをビシバシ決める山家選手の走り

2025年9月17日

ご存知、九州のカッ飛び親父・山家選手。
GRヤリス8速DATマシンをアグレッシブに走らせています。
ターン時にいくつか癖があって、タイミングを取るのが相当難しいそうですが、走りからもその難しさが伝わって来ます。
しかし、山家さんやっぱりめちゃくちゃ巧いです!(*^^)v

GRヤリス。乗り心地と運動性能の両立!

2025年9月12日

北海道から帰って来ての最初の仕事は、スーパーオーリンズをご購入いただいたユーザー様のご希望で、バルビングをリセッティングさせていただきました。
ついでに、スーパーナウエンジニアリングさんのピロスタビリンクも装着。
イニシャルスペックは乗り心地重視スペックということでセッティングさせていただきましたが、乗り味がどうにも中途半端な硬さになってしまい、ニードルバルブとのバランスが全域でイマイチという動きになってしまいました。
GRヤリスというクルマの性格上、柔らかめのスペックとの相性はイマイチということでユーザー様と更に細かく打ち合わせをさせていただき、今まで実績のある運動性能重視で突き上げ&バタつき対策を施したスペックに、若干のおまじないをしてリセッティングさせていただきました。
結果的に「やっぱりGRヤリスって、こういう乗り味だよねーーー!」という動きになりました。実績のあるスペックが基本なので当然ではありますが、やはり個体差もありますし、今回はバネレートも若干柔らかめだったので、かなり念入りにバランスを出しました。
リアの動きもめちゃ良い感じで、スーパーナウエンジニアリングさんのスタビリンクも良い仕事をしてくれています。
キビキビした走りだけど、突き上げは最小限。
GRヤリスの乗り心地重視スペックは、やっぱりこうでなくっちゃ!です♪(^O^)/

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