スーパーオーリンズ&BPSダンパー・製作&メンテナンス業務

オーリンズ オーバーホール

なぜ?トラブルが発生してしまうのか?が問題なのです。

2024年1月9日

年間3000本のダンパーを作業していると、「なぜ?こういう状態になるの?」というダンパーに遭遇します。
1本だけだったり、左右だったり、前後だったり。
オーナーさんが何度か変わって、その間にオークション等でニコイチ(最高3個口!)になった物も数多く見てきましたが、ワンオーナーさん品でも、時々???なダンパーを見ます。
ダンパー自体はパーツさえあれば復活しますが、問題は「この状態になった原因」です。
同じような事例が数件出てくると大体の原因は掴めて来ますが、それでも未だに「お初」な事例も出て来ます。
ダンパーは単純な仕事しかしていないのに、ちょっとしたことで各ダンパーへの負担が大きく変わってくることがあります。
車体側の問題も含め、ユーザー様の使い方が原因の場合もありますので、ユーザー様への的確なアドバイスが出来るようにしっかり原因を確認しています。

年末の作業状況

2023年12月19日

いよいよ今週から年末の追込ショーが開幕します!
新品のスーパーオーリンズとBPSダンパーの製作と、一筋縄ではいかないオーバーオール作業が待ち受けているので、オプションパーツを含めてミスの無いように3人でマメに確認をしながら作業を進めて行きます。
オーバーオール品は状態によっては年内の作業は難しいダンパーもあると思いますがご了承ください。
ミス無くトラブル無く確実な作業で対応させていただきます。
また、お見積りにも時間が掛かるダンパーも多く、ご迷惑をお掛けしています。
順番に作業させていただきますので、よろしくお願い致しますm(_ _)m

毎年恒例の書き込みです。

2023年12月14日

毎年のことなのですが、年末年始はOHをご依頼くださるダンパーの中で、かなり状態のよろしくないダンパーの割合が多くなります。
この時期に中古でご購入される人や、しばらく放置していたダンパーを来年に向けてOHされる人が多くなるからだと思います。
通常のOHに比べて、状態によっては2倍、もしくは何等かのトラブルがある場合は数倍時間がかかることもあります。
写真は、オーリンズの正立式ダンパーを逆さまに取り付ける場合、ダンパー下部で減衰調整が出来るようになっているブラケットです。
今回は、このブラケットの内部でロッドがポッキリ折れてしまい、折れたロッドの先端がブラケットの中に残ってしまっていました。(かなり奥で折れています)
しかも、ブラケット内部の減衰調整部分もかなり錆びてしまっています。
ネジ山を潰さないように折れたロッドを削り取って、中を掃除して新しいロッドを組み付けてOHします。
このロッドを削り取る際に、ちょっとでもセンターがずれるとネジ山も削ってしまい、このブラケットごと交換となってしまいます。
このブラケットが非常に高価なので、AZURでは時間がかかっても、出来るだけ修理するようにしています。
新品を製作して交換すれば作業は楽ですし売り上げも出ますが、直せるものは直して使っていただくのがAZURのポリシーです!
もちろん、どんどん新品に交換してください、というご依頼の場合は、簡単に直る場合を除いて問題のあるパーツはすべて交換していますが、あまり予算が無いユーザー様の場合は、出来るだけ安く、でもしっかり作業させていただくように心がけています。
ということで、OHに若干お時間をいただく場合もございますが、出来る限りユーザー様のご希望に添えるように作業をしています。(直せない場合は交換となりますが)
問題のあるダンパーは、作業前にお見積させていただきますので、お気軽にお問合せください。
※OHのお見積りは現物を確認しないと金額が出せませんので、まずはダンパーをお送りください。
※お見積りの内容によっては、OHをキャンセルされる場合もあると思いますが、その場合の費用は送料のみかかります。

Style藍、OH&仕様変更。

2023年11月8日

本日はセルフピットサービスをご利用でStyle藍のOH&仕様変更にお越しいただきました。
乗り味は抜群♪と、いうことですが、かなり車高が低め(2.5インチダウン。Style藍は2インチダウンまで対応)のため、時々フロントのストローク不足を感じことがある、とのことでしたのでバルビングで出来る範囲で対応させていただきました。シリンダーもガス室容量ギリギリの設計なので、ストローク自体を変えることができません。
でも、最近は車高ダウンに合わせたロールセンターアジャスターが出ているので、ロアアームを下げることが出来ればその分ダンパーのストローク量が稼げるので、2.5インチ以上ダウンしているハイエースさんには効果が期待できますね。ロールも安定するので一石二鳥でもあります。(強度的な問題がありますので、信頼できるメーカーさんのパーツがお勧めです)
ユーザー様が慣れていらっしゃるので、脱着もサクサクと進み、ブッシュが痛んでいたので、ブッシュを新品に交換して作業終了です。
本日は遠路遥々ありがとうございました!
今後もよろしくお願いいたしますm(__)m

NCECロードスター用スーパーオーリンズOH&仕様変更

2023年11月2日

今日はセルフピットサービスをご利用いただいてNCECロードスターさんのOH&仕様変更のご依頼です。
基本的にNCECロードスターとRX-8の場合は、リアのロアブラケットの固着が多いので、日帰りのOHはお受けできないのですが、今日のユーザー様は何かあっても予備のダンパーもお持ちなので、日帰り作業に挑戦です。
で、問題のリアブラケットですが、当然固着はしていましたが、何とか外れました!アルミと鉄なので、ヒートガンで適温に温めて、後はそう君の怪力頼みです。
いやーーー力持ちって素晴らしいですね♪
最近のオーリンズはブラケットに水抜き穴が無いので、中は大変なことになっていました。
ちょっと大き目な穴を開けたので、時々錆止めスプレーをプシュっと中に吹き付けてくださいね。
というわけで、無事にOH&仕様変更作業が完了しました。
良かった!良かった!(^O^)/

ZN6用スーパーオーリンズをZN8用スーパーオーリンズへ

2023年10月31日

本日は、セルフピットサービスをご利用いただいて、ZN6用スーパーオーリンズをZN8用スーパーオーリンズへとOH&仕様変更作業です。
現状でダンパー以外の箇所から異音が出ているので(しかも複数音)、その確認&対策作業もさせていただきます。
脱着作業は慣れていらっしゃるので私が手を出すことはありません♪

デリカD5用スーパーオーリンズ完成!

2023年10月26日

間に合いましたーーー!
デリカD5用スーパーオーリンズ。4インチアップ仕様・完成しました!
アッパーマウントの形状が変わっていたり、車高アップ用のブラケットとの相性であったり、取付角度の問題であったり、リアの減衰調整方法の問題であったりと、一筋縄では行かない仕様でしたが、何とかユーザー様のご希望のスペックで組付け完了です。
車高が高い=重心が高い=走行安定性の悪化。
これを解消するために、蓄積してきたバルブノウハウを駆使して、UC-01の特性を最大限利用したスペシャルセットでセッティングさせていただきました。
このセットを1発で出すのですよ
しかも、特注では無く、オーリンズのカタログモデルがベースです。
真似が出来ればやってみて♪です。(笑)
というわけで、無事にユーザー様に納車出来ました!
お待たせしてしまい申し訳ありませんでした。
今後もよろしくお願いいたしますm(__)m

まだまだ元気なR32GT-S。みなさん大切に乗られていますね♪

2023年10月19日

本日は、R32GT-S用オーリンズを中古でご購入されて、事前にOH作業を済ませ、セルフピットサービスをご利用になって、ご自分でオーリンズを取付していただきました。
車高調を装着するのは、まったくの初めてということでしたが、少しだけお手伝いさせていただいただけで、暗くなる前に無事に装着完了です。(アライメント調整だけお手伝いさせていただきました)
大変、お疲れ様でした!
今後もよろしくお願いいたしますm(__)m

全長調整式ダンパーを中古でご購入される場合は。

2023年10月6日

ウプランズさんで製作した特注オーリンズを中古でご購入されて、OH&仕様変更をご依頼いただきました。(※現在はオーリンズの特注ダンパーの製作は一切認められておりません。)
当然、ブラケットは完璧に固着していて、二進も三進も行きません。
元ウプランズ(現ラボカロ)の山野さんにお願いして何とかブラケットを外すことが出来て無事にOH&仕様変更作業が終了しました。
特注品に限らず、全長調整式ダンパーを中古でご購入される場合は、ブラケット部が「普通に回るかどうか」を先方に確認してからご購入されることを強くお勧めします。
新しいブラケットをパーツで購入されると、OH料金がとんでもない金額になってしまうこともあります。
というわけで、カッコ良くて路面に張り付いて走るBMW完成です♪(バルブスペックはタイプS:100%です)
大変お待たせをしました。今後もよろしくお願いいたしますm(__)m

ZC33Sスイフトスポーツ用スーパーオーリンズ。

2023年9月19日

現在、スーパーオーリンズのご依頼数は1位のハイエースを除くと、NDロードスターとZC33Sスイフトスポーツがしのぎを削っている状況が続いています。
ZC33Sスイフトスポーツはストリートスペックのご依頼も多いのですが、もちろんジムカーナ&タイムアタック用のご依頼も毎月かなりのセット数のご依頼をいただいております。ジムカーナ&ショートサーキットスペックの場合、フロントはトラクション対策はもちろんですが、周期の大きなピッチングが出るとクルマの姿勢が乱れてしまうので、大きな振幅のピッチング対策が肝となります。
しかし、フロント以上に需要なのがリアのセッティングです。
要するにリアの動きがフロントタイヤの転がりを助けるバランスを出せるようにするというわけですね。
リアが突っかかったり、また唐突にスライドする場合は、そこで大きなロスを生むので要注意です。
もちろん装着タイヤとのマッチングも併せて、しっかりバランスを取れるセットを出すことが何より大切なポイントだと思います。
動画の仲川選手のスペックは、タイヤがアドバン08B・スペックGなので、単純なグリップ力は最強です。この強烈なグリップ力が仇にならないようにリアとのバランスを出すとご覧のような動きをドライバーが自在に作ることが出来ます。
LSDのセッティングももちろん最重要項目です。
LSDがフロントタイヤの転がりの邪魔をしてしまったら意味が無いですからね。
ちなみに、上記の考え方はシバタイヤや71RS等でもまったく同じです。
どんなクルマもそうですが、ZC33Sスイフトスポーツは前後バランスの誤魔化しが効かないクルマなので、フロントが!リアが!では無く、前後バランスをしっかり取ることがベストタイムを刻むコツだと思います。
※その仲川選手の問答無用な走り!

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