スーパーオーリンズ&BPSダンパー・製作&メンテナンス業務

スーパーオーリンズ新規製作

デリカD5用スーパーオーリンズ完成!

2023年10月26日

間に合いましたーーー!
デリカD5用スーパーオーリンズ。4インチアップ仕様・完成しました!
アッパーマウントの形状が変わっていたり、車高アップ用のブラケットとの相性であったり、取付角度の問題であったり、リアの減衰調整方法の問題であったりと、一筋縄では行かない仕様でしたが、何とかユーザー様のご希望のスペックで組付け完了です。
車高が高い=重心が高い=走行安定性の悪化。
これを解消するために、蓄積してきたバルブノウハウを駆使して、UC-01の特性を最大限利用したスペシャルセットでセッティングさせていただきました。
このセットを1発で出すのですよ
しかも、特注では無く、オーリンズのカタログモデルがベースです。
真似が出来ればやってみて♪です。(笑)
というわけで、無事にユーザー様に納車出来ました!
お待たせしてしまい申し訳ありませんでした。
今後もよろしくお願いいたしますm(__)m

まだまだ元気なR32GT-S。みなさん大切に乗られていますね♪

2023年10月19日

本日は、R32GT-S用オーリンズを中古でご購入されて、事前にOH作業を済ませ、セルフピットサービスをご利用になって、ご自分でオーリンズを取付していただきました。
車高調を装着するのは、まったくの初めてということでしたが、少しだけお手伝いさせていただいただけで、暗くなる前に無事に装着完了です。(アライメント調整だけお手伝いさせていただきました)
大変、お疲れ様でした!
今後もよろしくお願いいたしますm(__)m

全長調整式ダンパーを中古でご購入される場合は。

2023年10月6日

ウプランズさんで製作した特注オーリンズを中古でご購入されて、OH&仕様変更をご依頼いただきました。(※現在はオーリンズの特注ダンパーの製作は一切認められておりません。)
当然、ブラケットは完璧に固着していて、二進も三進も行きません。
元ウプランズ(現ラボカロ)の山野さんにお願いして何とかブラケットを外すことが出来て無事にOH&仕様変更作業が終了しました。
特注品に限らず、全長調整式ダンパーを中古でご購入される場合は、ブラケット部が「普通に回るかどうか」を先方に確認してからご購入されることを強くお勧めします。
新しいブラケットをパーツで購入されると、OH料金がとんでもない金額になってしまうこともあります。
というわけで、カッコ良くて路面に張り付いて走るBMW完成です♪(バルブスペックはタイプS:100%です)
大変お待たせをしました。今後もよろしくお願いいたしますm(__)m

ZC33Sスイフトスポーツ用スーパーオーリンズ。

2023年9月19日

現在、スーパーオーリンズのご依頼数は1位のハイエースを除くと、NDロードスターとZC33Sスイフトスポーツがしのぎを削っている状況が続いています。
ZC33Sスイフトスポーツはストリートスペックのご依頼も多いのですが、もちろんジムカーナ&タイムアタック用のご依頼も毎月かなりのセット数のご依頼をいただいております。ジムカーナ&ショートサーキットスペックの場合、フロントはトラクション対策はもちろんですが、周期の大きなピッチングが出るとクルマの姿勢が乱れてしまうので、大きな振幅のピッチング対策が肝となります。
しかし、フロント以上に需要なのがリアのセッティングです。
要するにリアの動きがフロントタイヤの転がりを助けるバランスを出せるようにするというわけですね。
リアが突っかかったり、また唐突にスライドする場合は、そこで大きなロスを生むので要注意です。
もちろん装着タイヤとのマッチングも併せて、しっかりバランスを取れるセットを出すことが何より大切なポイントだと思います。
動画の仲川選手のスペックは、タイヤがアドバン08B・スペックGなので、単純なグリップ力は最強です。この強烈なグリップ力が仇にならないようにリアとのバランスを出すとご覧のような動きをドライバーが自在に作ることが出来ます。
LSDのセッティングももちろん最重要項目です。
LSDがフロントタイヤの転がりの邪魔をしてしまったら意味が無いですからね。
ちなみに、上記の考え方はシバタイヤや71RS等でもまったく同じです。
どんなクルマもそうですが、ZC33Sスイフトスポーツは前後バランスの誤魔化しが効かないクルマなので、フロントが!リアが!では無く、前後バランスをしっかり取ることがベストタイムを刻むコツだと思います。
※その仲川選手の問答無用な走り!

DC2インテグラ用スーパーオーリンズ新規製作

2023年9月8日

まだまだ沢山ご注文いただくDC2、EK9などの一昔前のホンダ車用アブソーバー。
最近、オーリンズのロゴの部分がステッカーではなく白のタンポ印刷になりました。
印刷面が滑らかでないタンポ印刷に白の文字ですので、すぐに灰色から黒字になるのではないかという心配は置いておいて、こちらのロゴはDC2やNBロードスター等の一昔前のラインナップ且つ、ヤマハの生産ラインで作られている製品に使用されているようです。
86やNDロードスター等の新しい車種や、S15やGC8等一回ラインナップから外れて復活した受注生産品等のブラケットには、従来通りのステッカーロゴになっています。
中身や性能には全く違いがありませんが、生産ラインで作られているダンパーは在庫がある事が多く2週間程の納期でお客様にお届けできるケースが多いです。
しかし受注生産モデルですと、長くて2ヶ月も納期がかかる事もあります。
モデルによって新品の納期がかなり違ってしまいますので、お客様にはご迷惑おかけする場合もあるかと思いますが、ご容赦いただくようよろしくお願いいたします。

シャフトトップの6角部分を舐めないようにご注意ください!

2023年9月7日

ご自分で、オーリンズダンパーのアッパーマウントを脱着しようとして、シャフトの頭の6角部分を舐めてしまって、アッパーマウントを外せなくなってしまった。という内容のお問合せ、修理ご依頼を良くいただきます。通常のオーバーホール時にも同様な内容のご依頼をいただきます。 オーリンズのシャフトトップの6角部分は修正が効かないので、ロッドASSYの交換が必要になってしまいます。ロッドが生きているのに交換って、それは実に勿体ない話ですよね。 という分けで、そういう状態にすでになってしまったというオーリンズユーザー様や、ちょっと舐めそうで怖い!というユーザー様のために、AZURではこのような対策をしています。という内容と、インパクトレンチを使用する際の注意点をお話させていただきました。 ご自分で作業される際の参考にしてください。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=iPbuL_17Cn4&t=24s

Style藍、新テストスペック評価第一弾。

2023年8月28日

さて、先週末の菅生への出張は私の体調の所為で、郡山で急遽折り返して戻って来てしまったわけですが、出発前に組み込んだハイエース用スーパーパフォーマンスダンパーStyle藍の新テストスペックの乗り味は十分に評価出来ました。

ちなみに、今回のメインバルブスペックは過去に実績があるスペックです。当時のDFVバルブスペックが現在のDFVスペックとかなり違いがあるので、この両者の組み合わせを今回テストしてみました。

その当時からDFVスペックは何度か新しいスペックを評価して来て、現在のDFVの形となっています。もちろん、ボディタイプやユーザー様の使用状況によって全体的な強さは変わって来ますが、特性自体は同一にしています。

とまあ、うんちくはこのくらいにして、実際の走り&乗り味はどうなの?ですが、まず、そう君の評価は、新スペックの方が、安定感があって乗り易い、硬さも十分な許容レベルなので、もっと段数を絞っても良いかも?というものでした。

仙台へ入ったら、私もハンドルを握って評価をする予定でしたが、残念ながらそれは次回の出張までお預けとなってしまいました。

帰りの東北道~圏央道~東名~新東名も助手席の私の身体への負担もほとんど無く、無事に富士市まで帰って来れたので、それだけでも今回の新スペックがハズレでないことが分かります。

後は、以前のスペックと同じように段数を絞った際の突き上げ等もほとんど気にならないのも大きな収穫でした。

ワイド&ロングボディに重い荷物を載せて走るユーザー様には、今まで以上に強い味方になると思います。

新品ダンパーはもちろんですが、現行のStyle藍にイマイチ物足りなさを感じていらっしゃるユーザー様は、ぜひ次回のオーバーホール時に、この新スペックをお試しいただければと思います。

その夜に緊急手術を受けた私が言うので、間違いありません!(謎)

オーリンズ正立式用ダストブーツのショート化

2023年6月22日

オーリンズ純正のダストブーツは、付属の取り扱い説明書によりますと、ストロークの長さに応じたカットが推奨されています。
しかし、ダストブーツの形状は下部分がシリンダーの頭にフィットするようになっており、ただカットしただけではブーツの座りが悪くなって砂等の侵入を許しやすくなります。
また、結束バンドで縛ったりブーツを広げて深く差し込むと、よじれによってブーツの破れが起きやすくもなります。
そこで、今回はアジュールで行っているブーツのショート化を簡単にご説明させていただきます。
まず、左上の写真のようにブーツとダンパーのストロークを見比べてどの程度の長さにするか決めます。
大体ブーツの頂点をバンプストップワッシャー(バンプラバーの上に付くワッシャー)の位置に合わせ、キャップの5ミリ程上でカットするといいでしょう。
良い位置でカットできたら、左下の写真のように山を2つ半残して下の部分を切ります。
真ん中の余りの部分は使いません。
そして、右上の写真のように残した山を上部分に差し込みます。
この際、両手の指を中に突っ込んで両側に広げるように引っ張っていきますと、上手く山同士が噛み合います。
よじれが取れてぴったり合いましたら、右真ん中のようにスキマにアロンアルファを差し込んでぐるりと一周回します。
尚、これはアロンアルファの推奨されない使用法ですので、使用後はアロンアルファのノズルを良く拭き取っておきましょう。
これで完成です。
右下の写真を見ていただけると短い方が座りが良く見えます。
この方法はアペックス製品など、蛇腹のダストブーツならば割りと使える方法です。
お使いのダンパーを大切に使うために、ひとつ試してみてはいかがでしょうか。

オーリンズのフロントストラット用延長ノブの作り方

2023年6月22日

ヤリスや86、インプレッサやレガシィ等のストラット、所謂倒立式の全長調整式ダンパーは、ナックル取り付け部のブラケットの中をシリンダーを上下させる事でl寸(ダンパーの全長)を変化させて車高を調整します。
車高調を入れるお客様で心配されるケースが多いのは、どちらかと言うと車高を下げる際に減衰調整ノブが下に出すぎてしまい、ドライブシャフトのブーツに干渉してしまう!といったトラブルでしょうか。
そういった場合はショートストローク等で対応可能なのですが、想定以上に車高を上げたい場合や、かなり柔らかいレートのスプリングを使いたい場合には、逆に減衰調整ノブがブラケットの中に入り込んでしまい、調整できなくなるケースもあります。
そういう場合には写真のような延長ノブを制作する事である程度対応可能です。
こちらはオーリンズで使われているM12用ノブ(2400円)に、3mm六角の延長ツマミ(2000円)を組み合わせる事で制作しています。
ネジ部がM12のタイプのロッドは調整する内部構造が、3mmの六角が差しこまることで中のイモネジを回転させ、減衰調整しているニードルバルブが動く構造になっています。
その3mmのネジを回す事がキモですので、工夫をすればユーザー様ご自身で気に入った減衰調整機構を作ることも可能かと思われます。
ノブを分解しすぎて元に戻らなくなった場合には、新しいノブを販売することもできますので、腕に自信のあるユーザー様は試してみるのも一興かと存じますヨ。

中古のオーリンズをお探しの学生さんにアドバイスです。

2023年2月15日

AZURでは30年前から学割制度を設けています。
その所為か、以前から学生さんからのOHのご依頼はかなり多いのですが、ここ数年は特に多くなって来ました。クルマ好きな学生さんがどんどん増えている証拠ですね♪
で、やはりお金が無い中で何とか頑張っている学生さんが多いので、先輩や知人から譲ってもらったり、オークションで探したりしたかなり年期の入ったダンパーを送って来ることが多々あります。
オーリンズも発売開始から30年以上経っていますので、当時の主流マシン用のダンパーが、まだ現存していてもう二進も三進も行かない状態のダンパーだったりすることがあります。
パーツも生産中止で、シリンダーの状態も・・・だったりします。
「もしかするとOH出来るかも?」という微かな希望を抱いて送ってくれていると思いますが、厳しい言い方をしてしまうと「送料の無駄」となってしまいます。
というわけで、中古のオーリンズを探してOHをご検討されている学生さん達にアドバイスです!
最低でもPCVモデル。出来ればDFVモデルを探していただくと初期投資額は大きいですが、結果的に安く高性能なダンパーが手に入ります。
特に学生さんに人気なシビック・インテグラ用のダンパーは新しめなモノを探してください。(相当古いモデルも現存しています)
AZURでは、OH&仕様変更費用は学割制度も適用されるので、結果的にお得となると思います。
以上、安物買いにご用心。というお話でした。

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