スーパーオーリンズ・オーバーホール
SW20・MR2用ダンパーのOHのご依頼をたくさんいただきました!
2024年11月9日
なぜか今月はSW20のダンパーのOHのご依頼をたくさんいただいてます。
古いダンパーから、比較的新しいダンパーまで。
新規のユーザー様から昔からのユーザー様まで。
SW20用オーリンズはオーリンズの発売直後から生産していますので、中には30年以上使い込まれているダンパーもあります。
スペックも超懐かしユーザー様のスペックもあったりします。
例えば、毎回秒殺でお世話になっているあの人や、先日のJAFカップで優勝したあの人や、九州で現役で頑張っているあの人や、当時からトップドライバーだった人達がダンパーの中に宿っています♪(笑)
長い年月の間に、たくさんの人達が使ってくださって、巡り巡って現ユーザー様の手にやって来たんですよね。
中にはOHしても、もう本来の性能が発揮できない状態のダンパーもあったりします。
マメにOHされてきて、まだまだ現役で頑張れるダンパーもあります。
そういえば、先日のJAFカップジムカーナで高年式車輛に交じってSW20が入賞していましたね♪
まだまだ現役のSW20。
少しでも長く使っていただけるように、中身は最新式でお届けいたします。
外観が汚いダンパーは申し訳ありません。うちには塗装設備がありませんので、ご自分で塗装をしてください。
というわけで、私が仕事を辞めるのが先か、SW20用オーリンズダンパーがこの世から消え去るのが先か!
勝負です!(^O^)/
※この動画で谷口選手と織戸選手が乗っているSW20は、みかち選手のSWです。もちろんスーパーオーリンズ装着車輛です♪
突き上げは極力抑えて、ワインディングでの運動性能をアップ!
2024年8月2日
本日、ZC33Sスイフトスポーツ用スーパーオーリンズのOH&仕様変更にお越しいただきました。
4年前にご購入いただいた際には、突き上げを極力無くして、尚且つワインディングを気持ちよく走れる仕様ということで、オーリンズDFVベースでタイプS:80%・C:20%、バネもオーリンズのカタログスペックで製作させていただきました。
その後、4万キロほど走行されて今回のOHを期に、バネレートアップと、突き上げ対策はそのままでワインディングでの運動性能だけ上げたいというご要望でした。
こういうご要望が1番燃えます♪
ユーザー様とじっくりと打ち合わせさせていただいて、フロントはUC-01で2Kアップ、リアもUC-01で1Kアップでバランスを取ることに決定。車輌持込でのOH作業の場合、その場でバネ変更になる場合があるので、5インチ~8インチまで1K刻みで在庫をしていなければなりません。いや、マジでバネの在庫が半端ありません。最近は9インチや10インチもよく使うので、バネ置き場が大変なことになっています♪
もちろんダンパーも、合わせて仕様変更させていただきました。
アライメントも若干ズレていたので、試走後に動きを確認して狙った数値に調整しました。
某イニシャルDの聖地にお住まいということで、今まで以上にワインディングを楽しんでいただけると思います。
ユーザー様とは、トスカーナのパスタの話で盛り上がりました♪
もう2年ほど行ってないので、無性に食べたくなりました!
本日は、ありがとうございました。
今後も末永く、よろしくお願いいたしますm(__)m
オートマBRZ・サーキット&ワインディングスペック。
2024年7月26日
本日、BRZオートマ車輌でサーキット走行を楽しまれているユーザー様が3度目のOH&仕様変更にお越しくださいました。
1回目は、吊るしのスペックからタイプS:60%・R:40%のアズライトスペックへ変更。
2回目は、乗り心地重視ということで、タイプS:100%のDFVスペックへ変更。
そして、3回目の今回は、やはりサーキットでの運動性能重視でということで、以前のアズライトスペックへ戻す作業をご依頼くださいました。
同時にレートダウンしたスプリングも元に戻しました。
AZURでは、86&BRZに限らず、オートマ車のご依頼が昔からかなり多いです。
マニュアル車とオートマ車は、何がどう違うのか?は、ユーザー様にお話させていただいて、ご納得いただいた上でスペックを決定しています。
今回の作業は以前のスペックへ戻すだけでしたので、車高の打ち合わせをさせていただいたのみで、サクサクと作業は終了しました。
本日はありがとうございました。
今後もよろしくお願いいたしますm(__)m
レガシィ用オーリンズの乗り心地にご不満のあるユーザー様へ
2024年2月4日
さて、このところ競技車輛のネタが続いたので、たまにはストリート車輛のネタです。
昔から、AZURではBL・BP・BHレガシィ用オーリンズダンパーのOH&仕様変更のご依頼をたくさんいただきます。
ご依頼内容の多くが、助手席&後部席からの乗り心地のクレームを何とかしたい。というものです。
カタログモデルのままでお乗りの方と、ダンパーはそのままでバネだけ1~2キロ柔らかくしたという方とがいらっしゃいますが、両者に共通している点があります。
それは
・車高がかなり低め
・タイヤ&ホイールを18インチに変更
です。
レガシィに18インチは装着タイヤでも違いはありますが、基本的に乗り心地(特に路面からの突き上げ)が悪化する傾向となります。
そして、やはり18インチは車高が低い方が似合います。なので、かなりギリを狙って車高を下げています。
ホイールのインセットもツライチを狙った外側ギリギリな組み合わせも多いです。
というわけで、乗り心地悪化の原因としては
①車高を下げてアームの角度が悪くなる
②バネレートを下げてストローク自体も少なくなる
③ツライチ狙いでレバー比が大きくなる
④18インチのタイヤ自体のクッション性の問題
⑤特に50キロ以下の街乗りスピードで上記の影響が大きい
ということになると思います。
折角家族全員が乗れて運動性能も安全性も考えてレガシィを購入して、更に楽しく乗るためにアフターパーツも色々と装着したのに家族からは不満の声が!(滝汗)
これでは、お父さんは浮かばれませんよね。
というわけで、もちろん完ぺきではありませんが、お父さんのご希望を出来るだけ損なうことなく、ご家族のみなさんに楽しくドライブしていただくために、バルブシム0.05mmに拘ってセッティングしているのが、レガシィ用タイプCスペックとなります。
タイプCとはいえ、レガシィにC:100%はお勧めしておりません。
あくまでもレガシィらしく!狙いはタイプS:50%・C:50%~S:20%・C:80%です。
ご家族からの不満を解消して、ハンドリング&運動性能は出来る限り確保した乗り味をお届けできるように日々研究しています。
写真は前後共にレートダウン(サスペンションプラスUC-01装着)&車高ダウンを施して、タイプS:20%・C:80%のスーパーオーリンズへ仕様変更させていただいたレガシィさんです。
8段~14段の組み合わせで、ご希望の走りが実現できるようにセッティングさせていただきました。
ND5ロードスター用スーパーオーリンズOH&仕様変更
2024年1月20日
2度目のOH&仕様変更にお越しいただいたND5ロードスターさん。
ワインディングを軽く流す程度の運動性能と街乗り&高速道路での快適性と安定性をご希望のタイプS:80%・C:20%スペックとなります。
今回はタイヤ&ホイールの17インチ化に対応した仕様変更と、車高をフロント10mm、リア15mmアップでセッティングさせていただきました。
本日は冷たい雨の中、ありがとうございました!
今後もよろしくお願いいたしますm(__)m
4年振りのオーバーホールです!(^O^)/
2024年1月13日
本日、4年ぶりにダンパーのOHにお越しいただいたDC2さん。
競技車輛でも遠征が少なく、街乗りをしない場合は、毎年のようにダンパーをOHする必要はありません。Dマシンなんて、スペックを変更しなければ5年くらいOHしないのはザラです。
でも、4年振りは少し空き過ぎですね! ロッドが1本とバンプラバーが2個とダストブーツが1台分交換となりました。
今回は、ちょっとフロントに悪だくみを施して作業させていただきました。もちろん、リアもフロントに合わせて変更しました。
これで、走りもシャキっとします。今年の東海シリーズでの活躍が楽しみです♪
本日はありがとうございました!また、会場でもよろしくお願いいたしますm(__)m
ランサー・エボⅩ・SST用スーパーオーリンズ・タイプG:100%スペック
2023年12月4日
まだまだ戦闘力の高いランサー・エボⅩ。この車輛はSSTモデルとなります。
今回は吊るしのオーリンズからスーパーオーリンズ・タイプGへの仕様変更と、スプリング交換のご依頼をいただきました。
このオーリンズの全長調整式ストラットタイプですが、フロントはスプリングのレートとストロークによっては減衰調整ノブが中に入り込んでしまいますが、以前紹介したロングバージョンの減衰調整ノブでストレス無く調整することができます。
4400円(税別)で制作可能ですので、ご必要な方はアジュールメールアドレスにご一報ください。
また、過去の記事では自作の仕方も紹介してます。
減衰調整がやり難いと感じている人は、ぜひお試しください。
DC5インテグラ・タイプR用スーパーオーリンズOH&仕様変更
2023年11月29日
エンジンルームも室内も超綺麗なDC5インテグラさん。
今回は乗り心地を良くしたいということで、DC5の運動性は確保した上で、出来るだけ突き上げを無くし、フラットな乗り味になるようにバルビングさせていただきました。バネは現状のモノをそのまま使用されるそうです。
ストラットのアウターケースにタイロッドアームが溶接されているDC5のダンパーは、私がテストさせていただいてアーム位置を決めています。ただ、ノーマルのタイロッドエンドはちょっと長過ぎてしまい、キャンバー角によってはトーの調整シロに問題が出てしまいます。
今回はギリギリセーフでした。
このDC5用のオーリンズダンパーも生産中止になってからかなり経ってしまっていますので、相当距離を乗られている物が多くなって来ましたが、まだ各パーツは出るのでしばらくはOH可能です。
とはいえ、シリンダーはいつまで手に入るのか微妙になって来ていますので、お早目にOHをご検討いただければ安心です。
異音解消!
2023年10月31日
異音の原因は3箇所でした。
1番大きな音の原因はユーザー様が交換した他メーカーさんのピロアッパーとオーリンズのアッパーシートとの相性でした。
これは音が出ますね!
後の2つはブレーキパッドと社外ショートスタビリンクでした。
これで異音は解消です。
ZN6用スーパーオーリンズをZN8用スーパーオーリンズへ
2023年10月31日
本日は、セルフピットサービスをご利用いただいて、ZN6用スーパーオーリンズをZN8用スーパーオーリンズへとOH&仕様変更作業です。
現状でダンパー以外の箇所から異音が出ているので(しかも複数音)、その確認&対策作業もさせていただきます。
脱着作業は慣れていらっしゃるので私が手を出すことはありません♪