アジュールの日記帳の記事一覧 | スーパーオーリンズ&BPSダンパー・製作&メンテナンス業務

アジュールの日記帳

2022裏全日本改造者選手権IN成田モーターランド

2022年12月19日

裏全日本の外撮り動画を観ると、ショートカットの段差でのリアの収まりがイマイチなのがよく分かりますね。
実は、このバタつき加減にはちゃんとした理由があるのです。
ナリモのストレートにある2カ所のショートカットはアップダウンと舗装のつなぎ目の段差でそのクルマの脚の動きが良く分かるのもナイスです♪
今回のあーるえふ君のセッティングはセット0.75改。
改の内容はナイショですが、バネ&アシストはいつもの通り、フロントにESAの10K+1Kアシスト。リアにESAの8K+ESAアシスト。
ダンパーはBPSダンパーのフロント18段、リア20段(前後24段調整)です。
前後18段にすれば、リアのバタつきは90%程度解消します。リアを16段にするとほぼ100%解消して、段差でも吸い付くような走りが可能です。
じゃ、なぜフロント18段、リア16段にしなかったのか?というと、段差以外の区間での荷重移動の前後バランスをドライバーの操作によって狙い通りの動きに持って行くのに時間がかかるということと、冷えた路面ではタイヤのグリップ変化が大きくなってしまうからなのです。
なので、今はリア20段がとても気に入っています。
その理由は、このセットが何でも出来る!ということです。
例えば、前後14段にすると、クルマの動きは凄く安定します。多少ラフな操作をしてもクルマの動きは安定しています。
クルマの動きが安定すればタイヤの転がり具合も安定するか?というと、ハンドルをロックツーロックまで切り込んだり、1速や2速でアクセルのオンオフが0~100までを繰り返すようなジムカーナ的な走りでは、必ずしもクルマの姿勢の安定性=タイヤのグリップの安定性とはならないのが厄介なところです。
ここで、ベテランなみなさんは「段差で脚がバタついていたらタイヤのグリップが安定しないだろ?」と思うかもしれません。
でも、もう1度動画をよく見てください。脚がバタついてもタイヤの転がり方は安定しているのがお分かりいただけると思います。
BPSダンパーはこの程度のバタつきではタイヤのグリップ変化を最小限に抑え込む仕事をしています。
フラットな路面では、その動き易さを利用して、自在にロール&ピッチのストローク量と速さをドライバーが作り出すことが出来るのです。
しかも、いきなりタイヤのグリップがスッポ抜けたり、逆に突っかかったりしないので、高い車速でのコーナーリング、確実に車速を落として姿勢を変化させるブレーキングが可能となるのです。
クイックな姿勢変化とスムーズな荷重移動という異なる運動性能をドライバーが自在に使いこなす。
それこそが、私が追及している「理想のコーナーリング」なのです。
2022スペックは、ひとまず現セットで完成です。
2023スペックは、この方向性を更に煮詰めていきます。
まだまだドライビングも進化しなければ、理想のコーナーリングを実現するのは難しいですからね。
いやーーーーーー楽しいです♪マジで♪(^O^)/

チーム・アジュール最高傑作マシン!

2022年12月18日

C2ロードスターも楽しかったけど、やっぱり川市チーフとの共同作業で最高に楽しかったのは、このYT37ですね。
当時東名パワードのエンジニアだったなべちゃん(現コルトスピード)にエンジンを2Lにスケールアップ(元々は1.8L)してもらった時に、トルクが出るからリアのトラクションをもっと増やしたいね!と川市チーフと策を練ったんですが、いきなりリアフレームを切断してごにょごにょとやり出した時は、「おお!そう来ますか!」という感じで新鮮な驚きがあったことを良く覚えています。
YT37にはオーリンズの電子制御アクティブダンパーの試作品が装着されていたので、フレームの変更で更にダンパーの動きも良くなって4駆みたいな加速が実現しました。
あの発想の豊かさは技術的なノウハウはもちろんですが、何をすれば何がどうなるということがすべて頭の中にあったんだと思います。
思い付きでフレームを切った貼ったしてたら、折角しっかりとプログラミングされた電子制御ダンパーもまともな仕事が出来ませんからね。
ろくな設備も無い、超ちっぽけな工場で、あれだけの結果を残せたのは川市チーフの頭脳と手先の器用さのお陰以外の何物でも無かったと思います。
今観ても、このトラクションは半端無いっす!

幸田スポーツドライビング・ラボ2022ラストアタック外撮り動画です。

2022年12月15日

先日アップしました車載動画の外撮りです。路面温度約10℃とタイヤがゼスティノ07R・3分山としては相当頑張っていますね。
計測開始食後のショートカットは3速ノーブレーキですが、さすがにフロントタイヤの反応が乏しかったので手前から舵を入れてアンダーを出さないように、ほぼ狙い通りのコーナーリングが出来ました。
第3シケインを折り返してからはフロントタイヤのグリップ感がかなり出て来たので、調子に乗って8の字ターンへオーバースピードで入ってしまいました。でも、タイヤの山があれば十分に間に合うタイミングでしたね!
68歳の腰の痛い爺さんにしては頑張ってます♪(^O^)/

その動画はこちら↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=2dZEg1oV_qQ

うれしい悲鳴です!

2022年11月15日

皆様からたくさんの新規お見積のご依頼をいただいております。
心より御礼申し上げますm(__)m
1セット1セット、オプションパーツを含め、ご希望の内容でお見積させていただきますので、若干お時間をいただいております。
BPSダンパーの場合、過去にまったく製作履歴の無い車種用の場合は、2~3週間ほどお時間をいただく場合ございますので、ご了承願います。
ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いいたします。
皆様からの益々のご依頼をお待ちしていますm(__)m

お知らせとお願い。

2022年11月3日

本日より日曜日深夜まで、JAFカップジムカーナのタメ、工場を留守にします。
工場は通常通り営業しております。通常のダンパー作業はまったく問題ありませんので、よろしくお願いいたします。
メールでのお問合せも返信は夜になってしまいますが、毎日確認させていただきますので、お気軽にお問合せください。
また、お待ちいただいておりますスーパーオーリンズ&BPSダンパーの入荷状況ですが現在確認中ですので、納期が分かり次第随時ご連絡させていただきます。
大変ご迷惑をお掛けしておりますが、よろしくお願いいたします。

ジムカーナの最大の敵はパイロンペナルティとミスコースですよね。

2022年10月21日

ジムカーナ競技の最大の敵は?
それはもちろん、ペナルティとミスコースです。
ペナルティを無くす方法は?
ありません!(笑)
じゃ、そこで終わるので、真面目な答えを。
それは日頃の練習でパイロンを触らないで走ること。
それがきっちり出来ないと、本番で「避ける」作業が出てそれがロスとなります。それか触ります!(笑)
じゃ、ミスコースを無くすためには?
答はいくつかありますが、方法的には
・慣熟歩行をする前にコース図を完璧に頭に入れること。
・そして、しっかり走りの組立を意識しながら慣熟歩行をすること。
・慣熟歩行したイメージを何度もシミュレーションすること。
そして、最後に
・走行中に余計なことを考えずに、組立た走りだけに集中して全力で走ること。
です。
私も時々試走でミスコースします。
それは慣熟歩行無しで走りの組立をせずにいきなり走るからです。
後は、走行中に余計なことを考えながら走っている時です。
この歳になると集中力も落ちて来るので尚更ですね。
記憶力の衰えは関係ありません!
長くやってる人なら覚えられないなんてことは絶対にありませんから!
でも、時々コース図上でミスコースしちゃう場合もあります。(汗)
そんなコースは、間違い無くコース設定者の所為です。
日本全国でコースを作る人は物凄く大勢いると思いますが、参加者の5%がミスコースをしたら、それはコース製作者の所為ということを肝に銘じてコースを作ってください。(除く全日本)
そのことが、今後のジムカーナ参加者の数を大きく左右することを忘れないでね♪
これ、超真面目な話ですよ。
ちなみに、笠置山モーターパークのウルトラテクニカルコースはパイロンタッチはめちゃ多いですが、ミスコースは非常に少ないのが特徴です。
コース設定者の三枝さんが、パイロンは走り難く、コースは覚えやすく毎回工夫をしてくれているからです。
コース設定の模範だと思います。
あの豪快な走りからは、こんな細かいコース設定は想像できないという人は多いですが、豪快な走りほど繊細な感覚が必要だという証明だと思います!(*^^)v

久しぶりの、ドラちゃん号(FFヤリス)の走行動画です。

2022年10月17日

久しぶりの、ドラちゃん号(FFヤリス)の動画です。
以前にご紹介させていただきましたが、131ヴィッツ用のオーリンズを改造して、有り合わせのパーツで組んだ試作品のスーパーオーリンズです。
予算が少ない人には、この方法もお勧めですが、やはり専用に開発するBPSダンパーにはすべての面で敵わないと思いますが!
とはいえ、これだけの走りが出来るので(もちろん稲川選手のドライビングあっての走りですが)学生さんには、この仕様で十分かと思います。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=VNGJFaBfn1s

AZURは41年目に突入します!

2022年10月1日

令和4年10月1日。
本日からAZURは41年目に突入します!
昭和・平成・令和という3つの時代でAZURを支えてくださった多くのユーザー様に心から感謝いたします。
41年目のAZURも、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

新企画を考えました。

2022年9月28日

業務連絡!
来週の美浜ジムカーナDAYと幸田スポーツドライビング・ラボの時に、参加者のみなさんのクルマを私が運転して、その動きを外から観て、ご自分の運転の時との動きの違いを確認してもらう。ということをやりたいと思います。
条件は下記の3つ。
①私が普通に座ってヘルメットを被れること。
②フルバケ装着車輛に限ります。(これが1番重要です)
③タイヤは銘柄は問いませんが、4本共にそこそこ(3分山以上)山があること。
この企画は、参加者さんのクルマを私がポン乗りした場合、日頃クルマに慣れている参加者さんが運転している動きとはかなり違う動きが出る可能性があるということです。もちろん、動きが変わらない場合もあると思います。ドライビングスキルというよりは、操作の違いからくるクルマの動きの違いを目で見て確認していただくことが目的です。
後は、いくら私が経験豊富だからと言っても、何か問題があるクルマの場合はやはり動きがおかしくなってしまいます。私が「乗り難いな」と感じたクルマは個々のパーツやセットアップに問題がある場合が多いということになります。
それを言葉や数字だけでは無く、実際の動きとしてご自分で確認していただくことが可能というわけです。
同乗走行では、どうしても操作に気が行ってしまいがちですが、ご自分のクルマの動きを外から確認する機会はなかなか無いと思います。もちろんロガーを積んでいるクルマはロガー比較も可能です。
※年齢的・体力的な問題から募集台数は5台とさせていただきます。(2本続けて走ります)
ご希望の方は、朝のブリーフィング終了後に募集します。
希望者多数の場合は、ジャンケンで決めていただきます。
※美浜は午前SSAで。幸田は午前パターン練習コースでお好きなコースで行います。
※要望が多ければ今後も継続する予定です。

GRヤリスのユーザー様のために。

2022年8月13日

GRヤリスが発売されてから、競技系を含みスーパーオーリンズ&BPSダンパーを数多く製作させていただいております。
現在も数台バックオーダーをいただいております。
心より感謝いたします。ありがとうございますm(__)m
うちのユーザー様は日本全国にいらっしゃいますので、少しでもGRヤリスのユーザー様のお役に立てることは無いかと考え、以前に山野哲也選手のオンボードレッスンを片山選手のGRヤリスのセッティングで乗った動画で受講した際のレッスン内容をご紹介させていただこうと思い付きました。
※走行時のタイヤはフロント08BスペックG、リアA052です。
この時は、朝からセットアップのために色々と試してからの最後のアタックなので、GRヤリスPN仕様初走行とはいえ、かなりGRヤリスの動きに慣れて来た走行でのレッスンでした。評価点数もこのコースとしてはかなり良い評価をいただきましたが、それでも山野選手には色々と指摘していただいたので、その後のセットアップにもとても役に立ちました。
ユーザー様にとっても、「なるほど~~」という発見があると思います。
後は、私のドライビングの中で、山野選手に褒めていただいた操作も参考になると思います。
ちなみに、この時の片山選手のGRヤリスはクラッチがかなりヤバくて1速へ落す時にちょっと気を使って操作していますが、そこもしっかり山野選手に指摘していただきました。
というわけで、GRヤリスでジムカーナを楽しまれているみなさんに少しでもお役に立てればと思い、山野哲也選手のオンボードレッスンの動画をフルサイズでご紹介させていただきます!(^^ゞ
動画はこちらから!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=6vqn04mm75o

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