2023年4月21日
モンスターさんのコンプリートカーをご購入されたユーザー様からのご依頼です。
以前にオーリンズベースのダンパーを採用していたので、AZURでもOH&仕様変更は可能です。
今回はタイプS:100%スペックということで、車高をもう少し落として運動性能もアップ。リアシートの乗り心地も確保したスペックとなります。
セットするバネはお馴染みサスペンションプラス・UC-01です。
タイプS:100%は基本前後DFVスペックとなります。
もちろんご好評をいただいておりますフロントにアズライトスペック、リアにDFVスペックもOKです。
コンプリートカーの脚回りの動きも良いけど、自分的にはもっとこういう動きの方が良いな!というご要望に細かくお応えしています。
お気軽にご相談ください(^O^)/
2023年2月15日
AZURでは30年前から学割制度を設けています。
その所為か、以前から学生さんからのOHのご依頼はかなり多いのですが、ここ数年は特に多くなって来ました。クルマ好きな学生さんがどんどん増えている証拠ですね♪
で、やはりお金が無い中で何とか頑張っている学生さんが多いので、先輩や知人から譲ってもらったり、オークションで探したりしたかなり年期の入ったダンパーを送って来ることが多々あります。
オーリンズも発売開始から30年以上経っていますので、当時の主流マシン用のダンパーが、まだ現存していてもう二進も三進も行かない状態のダンパーだったりすることがあります。
パーツも生産中止で、シリンダーの状態も・・・だったりします。
「もしかするとOH出来るかも?」という微かな希望を抱いて送ってくれていると思いますが、厳しい言い方をしてしまうと「送料の無駄」となってしまいます。
というわけで、中古のオーリンズを探してOHをご検討されている学生さん達にアドバイスです!
最低でもPCVモデル。出来ればDFVモデルを探していただくと初期投資額は大きいですが、結果的に安く高性能なダンパーが手に入ります。
特に学生さんに人気なシビック・インテグラ用のダンパーは新しめなモノを探してください。(相当古いモデルも現存しています)
AZURでは、OH&仕様変更費用は学割制度も適用されるので、結果的にお得となると思います。
以上、安物買いにご用心。というお話でした。
2022年7月23日
本日、ダンパーのOHにお越し頂いたフォレスターさん。
カタログモデルからスーパーオーリンズ・タイプS:100%スペックへ仕様変更させていただきました。
フラッドライドな乗り味と、軽快なハンドリングを両立。車輛重量が軽くなったような走りを実現しています。
もちろん高速での安定性は◎です!
本日はありがとうございました。今後もよろしくお願いいたしますm(__)m

2022年7月14日
オーリンズのカタログモデルでまったく不満が無いので、そのままOHだけという依頼も大丈夫ですか?
というお問合せを時々いただきます。
もちろん、通常のOHのみのご依頼もお任せください♪
スーパー化しないから頼み難いなんてことは一切ありません。
サブバルブのみチューニングするプチスーパー化と併せて、通常のOHのご依頼もお待ちしています。
お気軽にお申し付けくださいm(__)m

2021年12月22日
本日、ダンパーのOHのご依頼でお越し頂いたRX-8さん。
何と!10万キロ以上OHしていないそうで、日帰り作業はとても無理ということで、車輛ごとお預かりして作業させていただいてます。
最も心配だったリアの全長調整部分の固着も無事にクリアー!
エンドアイブッシュはまだ生きていますが、ユーザー様のご希望なので交換します。
フロントのピストンロッドはさすがにNGでした。後はフロントバンプラバーとダストブーツが劣化していたので交換となります。
PCVタイプでしたので、PCVバルブもちょいとプチスーパー化してOHしました。
10万キロ以上ノーOHということで、かなり身構えて作業しましたが、ユーザー様が大切に乗られているお陰でダンパーの状態も良く、サクサクと作業は進んでおります。
この分ですと本日中に着地できそうです♪(^^ゞ

2021年10月24日
全日本ジムカーナ選手権サービス出張中に、工場でお留守番の影山さんから送られて来たオーバーホール作業中のロードスター用ダンパーピストンの写真。
正立式ダンパーでこうなってしまうことはあまりありませんが、原因ははっきりしています。
オイル漏れしたダンパーで、そのまま走り続けるとこのようにピストンリングが削れて無くなってしまいます!(滝汗)
購入したクルマに装着されていたダンパーだそうですが、以前のオーナーさんはとても乗れたもんじゃなかったと思いますが相当な距離をこの状態で乗っていたことになります。
今回は仕様変更目的のご依頼ですが、この状態で乗らなくて大正解でした。(新オーナー様はこのダンパーには乗っていませんでした)
完璧にリフレッシュしてお届けいたします♪(^^ゞ

2021年7月6日
今年初かな?(^_^;)
ちなみに、この状態の作業方法は、まず砕けたキャップをシリンダーギリギリで削って、後はめり込んだキャップ部を力技で分解。(この時にロッドを傷つけないように細心の注意が必要です。)
歪んで開いてしまったシリンダーの頭を治具でまん丸く修正して、中身を出す時にスムーズに分解出来ればOKです。
と、書くと簡単ですが、やるとかなり大変な作業です。普通はシリンダー&ロッド&キャップ等、新品交換となると思いますが、1本だけの製作は特注品と変わらないので、出来るだけ分解・修正・修理をして作動の問題の無い状態にしています。
しかも、このダンパーはウプランズ製の特注品(うちからの依頼品ではありません)でしたので、余計に修理する必要があったというわけです。このシリンダーはもう製作不可ですので!

2021年2月6日
最近、本当に多いトラブル!
全長調整ブラケット部の咬み込み。
ちょっと重くなった程度で送っていただければ、比較的問題無く修理出来ますが、強引に回そうとしてしまうと最悪はブラケット交換&シリンダー交換となってしまいます。(@_@)
今回は車高調レンチで回らなくなったのでパイレンで挟んで強引に回そうとしてしまったそうです。
何とかブラケットは外せましたが、シリンダーの底の部分のネジ山がかなりの幅でお亡くなりになっていました。
潰れたネジ山を削り取って、生きている部分のネジ山を修正して、何とか問題無く再利用できました。
こうなってしまう前に、ぜひ修理に出してくださいね!
まずは、調整部分をマメに掃除することをお勧めします。
高価な全長調整式ダンパーが非全長調整式ダンパーにならないように十分にお気をつけください。

2021年1月16日
本日、無事に中身のOHが完了したAE86用ダンパーです。
かなり前に、どこかで特注されたオーリンズです。作りは良いのですが、やはりネジ部や加工部の固着はどうにもなりません。
スピンドル部からストラットケースを外さないとOH出来ないので、とにかくあらゆる方法を使って何とか分解しました。あまり強引にやると再利用が出来なくなってしまいますので、とても気を使いました。
減衰調整ノブはネジ部が潰れて空回りしていましたが(分解出来ない)、ここは超器用なそう君のお陰で無事に修理できました。
後は組み上げて完了です!

2020年12月24日
動画のダンパーはFC3S用特注オーリンズのフロントストラットです。手で軽くクルクルと回っていますが、実はこのブラケットは完全に固着していました。(かなり昔に製作された特注品です)
専用の工具を使っても回すことが出来なかったので、奥の手を使って何とか回せました。外してしまえば、後は錆を落として、錆止めをして完成です。
ストラットの場合は、最悪はブラケットが固着していてもシリンダーは抜けますので、ダンパー本体のオーバーホールは可能ですが、折角の全長調整式ダンパーですので、やっぱり調整出来た方が良いに決まってます。
リアは正立式で、こちらも何とか回せたので無事にオーバーホール出来ましたが、正立式の場合は、ブラケットが固着した場合、ブラケットを破壊して外さないとオーバーホールが出来ません。その場合は新品のブラケットをご購入いただかなければなりません。FC3Sの場合は特注品なので、時間も費用もかなりかかってしまいます。
対策は、マメにロックナット&ブラケットを回していただくことしかありません。その際は、しっかりネジ山を掃除してから回さないと砂利等を噛みこむ恐れもありますので、十分に注意して作業してください。
少しでも硬かったら迷わずAZURへダンパーを送ってください。無理に回そうとするとネジ山を完全に潰してしまい、シリンダーも交換となってしまいます。
これからのシーズン、積雪や凍結防止で塩カルを撒かれるので、特にご注意ください。雪道を走行されたら必ず水(温水)で洗い流しておくと固着を防ぐことができます。
以上、全長調整式ダンパーのメンテナンスのお話でした!