アジュールの日記帳
頑張れ!ニッポン!(^O^)/
2020年4月28日
9割以上の収入減少。
これは、本当に冗談じゃ無いことを私は経験しています。
1981年にAZURを立ち上げて、やっとそこそこ軌道に乗り出したあの年。
当時はダートラ&ラリーのユーザー様が90%。
ジムカーナ&レースのユーザー様が10%。
ストリートユーザー様が0%。
これがAZURの営業割合でした。
例のJAF叩き問題でナンバー付きの車輛規則がすべて白紙に戻って、いきなり仕事の90%以上が無くなりました。
やっと創業時の借り入れも返済の目途が立った頃だったので手元に現金も無く、1部を親に借りて、後は銀行から融資を受けて3年かけて元の売り上げに戻しました。
元の売り上げに戻すのに3年です。
まあ、必死にやりましたね。
当時の売り上げが競技車輛製作&メンテが100%。
とにかく、競技会や練習会をやって、ユーザー様に走っていただかないことには収入の見込みはありません。
私が、あちらこちらの競技会や練習会のお手伝いをさせていただくようになったのも、こういう理由からなのです。
あの時はJAFが頑張ってくれて、徐々に競技車輛規則も出来上がって、何とか売り上げを回復させることが出来ました。
ストリートのユーザー様も順調に増えてくださいました。
今のサービス業関係のみなさんがどんなに大変か?
これから数年、その影響が残る中でどこまで頑張っていけるのか?
あの時とはまったく状況は違うので(見えない敵と戦う恐怖は計り知れません)こういう経験をしてきた私にもまったく想像もできないところです。
今回の状況では、JAFに代わるのはもちろん国です。
あの時はJAFの素早く的確な舵取りのお陰でAZURは廃業せずに済みましたが、今回のお国の舵取りはどうなるのか?
個々の頑張りは当たり前ですが限界があります。
本当に!本当に頼みますよ!
頑張れ!ニッポン!
というわけで、私も頑張っている飲食店を応援しますよ。
出張費が無くなった分はテイクアウトにお金を使います。
そして、頑張って感染対策しながら営業を続けている店の売り上げに貢献したいと思います。
もちろん、自分達の仕事も頑張ります!!
本当の勝負はGW後。
日本中で想像を絶する戦いが始まります。
私流のセッティング評価方法の1つの例です。
2020年4月23日
さて、ニュートラル評価走行ですが、なぜ、そんなことを思い付いたのか?というお話です。
まず、この評価方法を思い付く前の話です。
ダートラ(ダート走行)を楽しんでいた頃に、かなりのハイスピードコースで路面がパンパンに締まっている場所がありました。ドライでは強烈に食いますが、ウェットでは、もうお話にならないくらい滑りました。所謂赤土路面ですね。
ブレーキを踏めば真っ直ぐ行ってしまい、アクセルで強引に向きを変えようとすれば超スローな独楽のように回ってしまいます。
で、色々と試した結果、クラッチを切った状態でステアリングを切るのが、最もスムーズに曲がることが分かりました。
で、曲がり出したら所謂バランススロットルで極力ステアリングを切らずに旋回を持続する練習を重ねました。
その後の洗車は大変でしたが。(笑)
でも、舗装(ジムカーナ)では浅間台スポーツランドくらいしか、このクラッチ切り走法は使わなかったですね。
で、ここで一旦この話は横に置いときます。
私が初めてオーリンズの評価を依頼された時に、まずはキョウセイドライバーランドで4輪用のピストン&バルブの評価をしました。
当初からワンウェイバルブを採用することが決定していたようですが、当時はスプリング交換がNGな時代だったので(まずはジムカーナ用から評価を開始したので)、圧側(バンプ)のワンウェイの方が効果が大きいのでは?ということで、ワンウェイバルブを圧側にセットして評価しました。
最初の評価だったので、減衰MAXと7段と20段で評価した記憶があります。
当然、オーリンズの技術屋さんは、シークレット評価(私にナイショでワンウェイバルブを変えてきます)もやります。
で、7段で最初走って他の段数を試す前に、「あれ?今回は圧側ワンウェイのはずだけど、これって伸び側ワンウェイですよね?」と私が言うと、オーリンズの技術屋さんがニコニコしながら「2輪のライダーは段数を変えないとこの違いが分からなかったけど、ミスターカワムラはなぜ分かるの?」と英語で言われました。もちろん私は英語が分からないので、通訳さんがそういう意味を伝えてくれました。(実はちょっと内容は違っていたかも?)
その理由は、ワンウェイバルブの構造にありました(当然その時は知りませんでしたが)。
ワンウェイバルブはニードルバルブに流れるオリフィスを小さなボールで塞ぐ構造になっていて、そのボールを小さなコイルスプリングが押さえています。圧側ワンウェイの時はピストンロッドの先端に、伸び側ワンウェイの時はニードルバルブ側にセットされる構造です。
で、この小さなコイルスプリングによって押さえられているボールにかかるプリロードが初期のレスポンスに影響を与えます。(スプリングが強ければレスポンスが上がり、低ければレスポンスが下がります)
スプリングの力はなるべく弱い方が、ダンパーの動き的にはスムーズな動きになりますが、ノーマルスプリングとのセットでは、圧側のレスポンスの良さはドライビングに良い影響が出ることが確認できたので、作動に邪魔にならない範囲の強さで圧側ワンウェイでいくことが決まりました。(その後、この小さなスプリングのへたりが動きに影響することが判明しました)
と、ここで横に置いといたクラッチ切り走法が出てきます。
この時の評価コースは前年(1989年)に行われた全日本ジムカーナのコースでした。 1コーナーを抜けて現在のシェルコーナーを大きく回る時の頂点のコーナーでクラッチを切った状態でダンパーの動きだけに注目して走りました。
この時に結構Gがかかるので(タイヤはSタイヤ)クラッチを切っていると身体の軸がほんのちょっとずれるのです。
これが気持ち悪くて、手前でニュートラルに入れてみました。
そうすると良い感じで集中できたのです。
これは最初からこのコーナーでクラッチ切りを試すと決めていたので、最初の数周でニュートラル走行を思い付きました。
この後、オーリンズの評価をする際は、必ずどこか1~2か所はニュートラル走法を試すことにしています。
そして、このニュートラル走法が最も活躍したのが、PCVバルブとDFVバルブの評価でした。
サブバルブは薄いバルブシムで構成されているので、どうしてもへたりが早くなります。
その過程でどのバルブシムのへたりがダンパーストロークスピードにどのように影響が出ているのか?を評価する際に、非常に役に立つのです。
ロードスター(写真)で行ったオーリンズのアクティブダンパーの開発評価にも凄く役立ちました!
ちなみに、各所ブッシュ類のへたりや、どこかの不具合等の発見にも役立ちますよ。
というわけで、こんな経験からニュートラル評価走法を思い付きました。
コロナの脅威が過ぎ去って、サーキットに爆音?が戻って来た時に、あちらこちらのコーナーでエンジン音がまったくしないクルマがいっぱい走っていたりしてね♪(^O^)/
※そうそうニュートラル走法を試す際に、ギアを入れてクラッチをつなぐ時には、エンジン回転を上げてつないでくださいね。アイドリング状態でつなぐと結構衝撃が来る場合がありますから。
セッティング方法のお話です。
2020年4月23日
私がアンダーステア&ニュートラルステア&オーバーステアを見る場合(ブレーキやアクセル等でのステア特性とは根本的に違います)、60キロ程度のスピードでフラットな路面と下り勾配がそれなりにある(強い勾配はNG)路面で尚且つある程度回り込んだカーブで評価しています。
方法は簡単、コーナーに差し掛かったらシフトをニュートラルにしてステアリングを切ります(この時にクラッチを踏んでいると身体に力が入ってちょっと分かり難いです。※当社比)。で、4つのタイヤにかかる力を確認します。(この時にサスペンションアームやブッシュにかかる力も確認します。ダンパーやバネの動きはここでは無視)
そうるすと、今、アンダーなのか?ニュートラルなのか?オーバーなのか?が分かります。
お試しあれ♪
で、それが分かったらどうするの?
は、ここからは商売に関係することなので、ナイショです(^O^)/
出張自粛で時間があるので♪
2020年4月22日
自分のクルマ歴(競技車輛のみ)を書いてみる。
・サニーB110(1500)
・サニーB110(1200)
・シビックSB1
・チェリーX1
・510ブルーバード
・シビック1500RS
・レオーネ1400RX
・レオーネ1600RX
・バイオレット1600
・TE47トレノ
・SA22C・RX-7
・KP61
・KP61
・ジェミニZZ-R
・KP61
・パルサー1400(C車)
・パルサー1300
・パルサー1500
・パルサーEXA
・パルサーターボ
・トレディア・ターボ
・AE86
・EP71
・EP71
・マーチスーパーターボ
・CR-X(1500)
・CR-X(1600)
・カルタス1300
・GA1シティ
・フォードレーザーターボ)
・AE86(C車・借り物)
・EP71(C車)
・AW11(NA)
・マイティボーイ(D車)
・AW11(C車・借り物)
・SW20ターボ
・SW20(NA)
・GA2シティ
・EF8・CR-X
・AE86
・GC8インプレッサ
・NA8ロードスター(C車・借り物)
・AZ-1
・SW20(NA)
・YT37(D車)
・シルビアS15
・TG47(D車・借り物)
・S2000
・シルビアS15
と、覚えているのは、このくらいです。
多分数台忘れているクルマもあります。(笑)
この中で、もう1度乗りたいクルマは・・・
D車のマイティボーイかな♪\(^o^)/
ご来店いただくユーザー様へお願いです。
2020年4月19日
昨日のガレージ風景。
AZURはリフトが1台なので、車輛持込でのOH作業は1日・1台しかできません。
なので、接触する人は、消毒完璧な影山さんとそう君と私以外は接触はありません。
ダンパーの洗浄は白ガス。パーツ洗浄はワコーズのパーツクリーナー。全身を常に消毒しています。(滝汗)
工場内は前後のシャッターと間切りカーテンを開けているので抜群の通気性です。
もちろんトイレのノブやユーザー様が触るところはきっちり消毒しています。
お支払いもPayPayをご利用いただけます。
※もちろん現金およびお振込もご利用いただけます。
世界トップレベルの安全性だと自負しています。
とはいえ、何が起きるか分からない今日この頃。
工場へお越し頂く際は、なるべくお1人か、ご家族やお友達最高お2人でお越し頂けますようお願いいたします。
ご来店いただきます皆様には、しばらくはご迷惑をお掛けしますが、何卒ご理解・ご協力のほど、お願いいたしますm(__)m
なお、ダンパーを送っていただく際は、今まで通り何のご心配も要りません。きっちり消毒(分解&洗浄)して返送させていただきます。(^^ゞ
ダンパーの仕事!
2020年4月18日
タイヤは転がると振動します。
表面も中も振動します。
当然、エアーも振動するので、熱エネルギーとなって内圧が変化します。
振動=熱エネルギーですからね。
ちなみに、ダンパーの減衰力も熱エネルギーです。
自分が熱エネルギーを発することによって、サスペンションのストロークをスムーズに減衰させることが出来るのです。
ボディの減衰を含め、動いたものは必ず減衰します。
その減衰をスムーズにバランスさせるのがダンパーの仕事です。
ダンパーが無いクルマで走ったら、どうなるのか?
それぞれのパーツがそれぞれの特性で、好き勝手に減衰します。
そりゃ、もう大変なことに♪
で、ダンパーが頑張って仕事をすると、それぞれの減衰振動幅が影響を受けてクルマの動き、タイヤの動きが落ち着くという仕組みです。
アンダーーー!オーバーーー!の時に、自分は何をしてる?という動画です。
2020年4月17日
コーナーリングで、いきなりアンダーが出てしまったり、オーバー(リアスライド)が出てしまったり。
よくあることですね。
特に小さく回り込む鋭角コーナーで起きやすい現象です。
で、今回は、そういう状況の時に、自分はどんな操作をしているのか?ということを特にペダルワークに注目して解説してみました。
私のS15はウェットでもアンダーが出難いので、ブレーキングアンダーが出ずにかなり苦労しています(笑)。
3回目で強引にアンダーを出すブレーキを試みましたが、動画では普通に曲がってしまっています。でも、立ち上がりでのスピードはガクっと落ちていますね。
アクセル開け過ぎのパターンでは、立ち上がりでコースからこぼれそうになっているので、こちらはもうちょっと分かりやすいと思います。(実際にはこのパターンが1番多いですよね)
スムーズなブレーキングをするとまったくストレスなく曲がって加速しているのがお分かりいただけるかと。
短い動画ですので、ぜひご覧ください♪
PayPay使えます(^O^)/
2020年4月15日
2020美浜サーキット・ジムカーナフリー走行開始。
2020年4月11日
美浜サーキット・ジムカーナフリー走行、タイムアタックコース(SSF)です。
北ショートコースではサイドターン&スラロームが自由に練習できるテクニカルスペースもご用意しました。1クール50分の走行(MAX8台)で、両コースを何度でも走行可能です。
走行料金&申し込み方法等、詳細は美浜サーキットさんのホームぺージをご覧ください(^O^)/
※ジムカーナフリー走行に関しては新型コロナウィルス対策で細かい厳守事項がいくつかありますので、走行されるみなさんは、しっかり確認して走行してください。なお、厳守事項に触れる行為が確認された場合は、走行途中でも退場していただく場合があります。ご協力のほどをよろしくお願いいたしますm(__)m
スポーツドライビングの基本的なイメージ作り!(車載動画)
2020年4月8日
以前に公開した幸田スポーツドライビング・ラボのコース説明動画ですが、サーキット走行・ジムカーナ走行初心者・中級者さんには、とっても参考になることを言ってます。(自画自賛♪)
お暇な人はぜひご覧ください。