アジュールの日記帳の記事一覧 | スーパーオーリンズ&BPSダンパー・製作&メンテナンス業務

アジュールの日記帳

ピロアッパーマウント装着時は、適正な寸法のピロカラーを入れてください。

2024年7月23日

比較的新しいオーリンズダンパーのトラブルで、以前から時々見られるケースですが、ピロアッパーマウントのピロカラーが入っていない、または形状が合っていない、またはカラーがアッパーマウントの上側に入っている等の状態で使用していたタメに、ピストンロッドがダメになってしまい、交換となるケースがあります。
ピロアッパーマウントをセットする場合、アッパーシートの有無とは関係無く、ピロボール(スフェリカルベアリング)の切れ角が大切となります。
正立式ダンパーだけでは無く、ストラットタイプでも、適正なピロカラーが入っていないタメに、シリンダー本体がやられてしまうケースもたまに見られます。
ピロアッパーを装着した際は、アッパーの切れ角が十分に確保されていることを確認してから装着してください。
今回は中古で買ったダンパーキットが、前オーナーのピロカラーの入れ間違いが原因でロッド交換となってしまいました。
中古品の場合(特にオークション等)は、なかなか写真からは判断が付き難いですが、ピロアッパー部分を拡大して見れば、ピロカラーが正常に入っているかが確認出来る場合が多いです。
ぜひ、注意して確認してください。
※正立式ダンパーのピロアッパーマウントでは、マウントベースに直接直巻きスプリングを乗せるタイプが一般的ですが、このピロアッパーマウントに、アッパーシートを追加する場合、直巻きスプリングの受け皿が邪魔になって、追加したアッパーシートとあたってしまいロッドの切れ角が足りなくなる可能性があります。
十分な長さのピロカラーを入れるか、受け皿の無いベアリングシートに交換するか、または受け皿を削ってしまう方法もありますので、確認してから装着することをお勧めします。

メールの返信のレスポンスに関してのお詫びとお願い。

2024年7月17日

☆お詫びとお願い☆
明日は秒殺トレーニングです。
みなさんの走行が無事に終了したら、工場へとんぼ返りして、ハイエースに乗り換えてアローザへ。(そう君運転なので楽ちんです♪)
明日は岐阜県内で1泊。
金曜日早朝に岐阜を出発して、朝一で大会事務局へさのっちから預かったおが屑とオフィシャルさんへの差し入れをお届けして、直ぐに沖縄の高江選手のスイフトをゴニョゴニョ。終わったら次は北海道の米澤選手のロードスターをゴニョゴニョ。沖縄~北海道リレーです!
土曜日も1日みなさんの走りを見学して、訊かれたことには全てお答えして、公開練習が終わったらそのまま富士へ戻ります。
日曜日は某所でズミーさんのYouTube生配信を観ながら応援します。電話はいつでもOKなので、気になることがあったら直ぐに電話してください。
というわけで、明日からメールの返信が夜中になってしまいます。特に土曜日にいただいたメールの返信は日曜日の午後になると思います。
ご迷惑をお掛けしますがご了承ください。

ジムカーナのフルパイロンコースをノーサイドでアタック!

2024年7月13日

私のYouTube動画は、文字もBGMも全く無い、ただの走行動画とうんちく動画ばかりなので、再生回数は大体数百回レベルです。
最近で最も再生回数が多いのが、笠置山の悶絶コースをノーサイドで走行した動画です(前田奥様撮影)。
サイドを引いてる動画よりも再生回数が多いということは、ノーサイドに興味をお持ちの人も多いのかもしれませんね。
ノーサイドだから単純なコースでは無く、悶絶コースをノーサイドでアタックだからこその難しさ&面白さが分かってもらえたならうれしいですね。
誤魔化しが効かないので、クルマのバランスを見るにも最高だと思います。
前からしつこく書いてますが、練習走行の時に、ぜひノーサイドでもアタックしてみてください。
色々なことが分かると思いますよーーー♪

ダンパーのOH&お見積もりに関してのお詫びとお願いです。

2024年7月4日

お詫びとお願い。
6月からオーバーホール&ダンパー新規製作のご依頼をたくさんいただいております。
うちのような、ちっぽけなダンパーチューニング工場を択んでいただきましたことを、心より感謝いたします。
7月に入っても毎日多くのダンパーを送っていただいております。
かなり古いダンパーや、中古でお買い求めになられたダンパーは、細かい部分まで確認しませんとお見積もりが出ませんので、お見積もりの段階でお待たせをしてしまい、大変ご迷惑をお掛けしております。
しかしながら、ダンパーのOH作業は1本1本確認しながら対応させていただかないと、結果的にユーザー様にご迷惑をお掛けしてしまうことになりますので、時間がかかっても1セット1セット順番にお見積もり&オーバーホール作業をさせていただいております。
パーツが廃盤になっていて、代替品を探すのに時間がかかってしまう場合もございます。
中古でご購入されたダンパーの中には、開けてびっくり!オーリンズのパーツでは無い他社製パーツが組み込まれていたり、「これは・・・」という加工をしているパーツもあったりします。(滝汗)
また、非常に残念ながらお見積もりの時点でオーバーホールを断念していただく場合もございます。
いずれの場合も、通常よりもお待たせしてしまう状況となっております。
また、スーパーオーリンズの新規製作もベースダンパーの納期の影響で1~2か月程お待ちいただく場合がございます。
大変ご迷惑をお掛けしておりますが、今後もスーパーオーリンズ・Style藍・BPSダンパーをよろしくお願いいたします。

ついに、マイRF君のBPSダンパーをリセッティングする予定です。

2024年6月29日

古希の誕生日を記念して、ダンパーをニュースペックに変更する予定ですが、ニュースペックの狙いをよりハッキリとさせるために、7月は再評価月間とするつもりです。
まずは、現在の2%アンダーステアセッティングの再確認のために、他の部分は一切弄らずに、ダンパーのセット違いを2種類のタイヤで評価をします。
まずは、倉庫から引っ張り出して来た、ゼスティノZ-REX7000・215/45-17の4分山。
ダンパーのセット0とセット1.25とセット1.5で特注ESAスプリングとのマッチングの再確認です。
下の動画は同タイヤですが、セット1.25で、1%アンダーステアセッティングの時のものです。バネは現行のESAスプリングです(レート・自由長は同じです)。
2日の幸田スポーツドライビング・ラボの天気がちょっと怪しいですが、まあウェットでも十分に評価を出来るのでOKです。3日の美浜もありますしね。
6日は久しぶりにモーターランド鈴鹿も走るので、しっかり評価が出来ると思います。
楽しみです♪

東海地方のみなさん。幸田スポーツドライビング・ラボをぜひ体験してください!

2024年6月28日

幸田サーキットで、練習会(以前は幸田ジムカーナトレーニング、現在は幸田スポーツドライビング・ラボ)を開催するようになって、もう18年くらい経つのかな?
年12回開催だから、18年とすると200回以上やってますね。
私はコース設定の確認と、朝一の時間帯にテーマを決めた評価走行と、昼のアタックコース確認(試走)しか走りませんが、それでも相当な回数を走っています。
なので、コントロールタワー3Fから、みなさんの走りを拝見していると、ドライバーの操作の癖やクルマのセット・タイヤの状態などがハッキリと分かります。
ただ、だからと言って、無暗にアドバイスはしません。
だって、スポーツドライビング・ラボですからね。
みなさんが実践して気になったり、発見したことに関しての質問には事細かくお答えしています。
これは、昔からの私のスタンスで、余程勘違いをしていない限りは、まずはドライバーさん自身が???を発見することが何より大切だと考えているからです。
どんどん速くなるドライバーは、???を次々と発見して研究して納得して進んでいきます。時には、焦って進み過ぎている場合はブレーキ役を買って出ることがあります。
どのタイミングで立ち止まるか?
必要なら原点に戻って、もう1度確認してみるか?
この見極めはとても難しいので、アドバイスする人の状況も考慮してアドバイスの内容や言い方を考えて対応しています。
美浜サーキットで開催しているジムカーナDAYも同様です。
もちろん、うちのユーザー様で無くてもまったく同じ内容でアドバイスさせていただいてます。当然ですよね。
というわけで、7月は2日が幸田スポーツドライビング・ラボ、3日が美浜ジムカーナDAYです。
じっくりと、自分の操作とクルマの動きと向き合える機会です。
ただ、スピードやタイムを狙ってアタックを繰り返すのでは無く、今走ったタイムの内容をしっかり把握しながら、自分の操作&クルマ(タイヤ)の動きを確認してください。
1日に20本走ったら、1本ずつが20回ということをお忘れなく!
まあ、パターン練習を入れると50本くらい走れますが♪(^O^)/

幸田サーキットアタック!ぜひチャレンジしてください♪

2024年6月9日

幸田サーキットで開催されている幸田サーキットアタック。
土曜日半日の競技会ですが、練習走行1本、予選走行1本(予選のタイム順で決勝のクラスが決まります)、決勝2本と合計4本走れます。すべての走行にウォーミングアップランがほぼ1周あるので、路面状況を確認してからのアタックが可能です。今日は1年振りにGRサーキットチャレンジ用のGRスープラSZ・8AT(フルノーマル)をお借りしてデモランをして来ました。
GRスープラSZはオープンデフなので(SZ-RはLSDが装着されます)少し気を使いますがパワー的にホイールスピンをしまくることはありません。フルノーマル車輛とは思えない楽しい走りが出来ちゃいます。このサーキットアタックでは、GRサーキットチャレンジ用車輛(GRヤリスCVT・RS、GRヤリス、GRスープラSZ)をレンタル出来るクラスもあるので、ヘルメット&グローブだけで参加可能です。1台ずつの走行なので、初心者さんにも超安心です。今回のコース設定は幸田サーキットを大きく8の字を描くコースでした。年に1~2回、この8の字コースがありますが、ショートカット部分がめちゃ楽しいコースです。幸田サーキットを8の字出来るのは幸田サーキットアタックだけです。他の回のコースもZEST松下さんが面白くて攻め甲斐があるコース設定をしてくれるので、ほんと楽しいですよ。ぜひ、チャレンジしてください!(^O^)/

外撮り動画を解析してタイムアップの余地を検証する。

2024年6月9日

美浜ジムカーナDAY。SSAのアタック動画です。
タイヤはヴァリノペルギア08Rの今年バージョン。タイヤはほぼ新品です。
ドリフトタイヤはトラクションはかなり良いですが、ブレーキングのフィーリングがイマイチなのが難点です。また、素早く切り返す際のフロントの反応がワンテンポ遅れるので、かなり気を使いました。
今は2分山ですが、ブレーキングと舵の反応は間違いなく2分山が勝ります。
というのは置いといて、朝一デモラン、1発目のタイムが1分3秒6だったと思います。
このタイヤに合わせた操作が出来れば2秒タイムアップします。
では、ご一緒に分析しましょう!
まず、スタートは良い感じです。冷えた路面としてはまずまずですね。
1コーナーは狙ったラインからタイヤ3本分外へ出てしまいました。舵が戻るのも遅れて次の左コーナーへの切り返しが苦しくなっています。トライアングルの頂点からラインを合わせ込めているので、その合わせ込む操作の分も入れて、ここまででコンマ3秒は上げシロがあります。1コーナーの逆走はまずまず、ターンも少し止まりましたが、ロスはコンマ2秒程度だと思います。そこまでが速かったのに、タイヤのスライドスピードに合わせきれていませんね。もう1本走れば!は、この際無しです。(笑)
NTPへのブレーキングはマジで様子見だったので、コンマ2秒はロスっています。当然NTP自体のボトムも合わせ切れていません。NTPだけで、コンマ5秒くらい上げシロがあると思います。※これはこのタイヤが5部山切れば解消できるロスですが。
フェニックスは頑張っていますが、理想はコンマ2秒アップです。立ち上がりはラインを含めてベストだと思います。
ショートカット1周は、このタイヤではほぼベスト。やはり5分山なら1周でコンマ3秒は上げシロがありますね。
270°ターンはこんなものですね。ショートカットの最後の左にかかった荷重を、ターンのブレーキングで解消しながらも、サイドを引くタイミングで最適な右荷重になるようにタイミングを合わせています。右荷重が多過ぎれば、回り過ぎるし、右荷重が足りなければサイドロックだけに頼ったターンになってしまいます。
こういうところは大多和選手が死ぬほど巧いですが、私もかなり得意です♪
で、最後のスラロームはもう笑うしかありません。上り勾配でこのステアリングレスポンスは何もさせてもらえませんでした。このスラロームだけで確実にコンマ5秒以上遅いです。
というわけで、このアタックの狙いのタイムは、1分1秒6となります。
ユウ選手や大多和選手なら、このタイヤで確実にこのタイムを叩き出します。
71RSやベータなら・・・
彼らは決して宇宙人ではありません。
私と同じ人間です。
彼らが一般人と違うところは、タイムをどうやって叩き出すのか?そのためには、クルマをどのようにセットアップしていくのか?が具体的に見えていて、何をすれば良いのかを1つ1つ確実に実践しているところだと思います。
私がそこそこ速いのは、正にソレのみです(笑)。
というわけで、この走りから2秒アップの秘訣を全世界に向けて公開しました!
動画の解析というのは、こうやってやるとメチャ分かりやすいですね♪(^O^)/

ESAアシストスプリング・10Kのオーダーが止まりません!ありがとうございますm(__)m

2024年6月4日

ESAアシストスプリング10Kのオーダーが止まりません。
最近はサーキットユーザー様や、他社製ダンパーとの組み合わせでご購入される人が多く、丸材・10K・作動長20mmの使い勝手の良さをご理解いただけて来たと喜んでいます。
ご存知だと思いますが、1Gで密着するアシストスプリングは伸び側のストロークアップだけが目的のパーツではありません。
作動長20mmは、メインレートとアシストのプリロード半回転ずつで美味しいセットが出るので、ダンパーとのマッチングも比較的容易に探せるメリットがあります。
先ほど、サスペンションプラスさんへ、追加の追加の発注を入れさせていただきました。
ありがとうございますーーーm(__)m

全日本ジムカーナ選手権第3戦。超激戦のPN3クラスでユーザー様が表彰台を独占しました♪

2024年5月15日

異種格闘技率が1番高いPN3クラス。
今回も表彰台の3台は
優勝!ZC33Sスイフトスポーツ
2位!ロードスターRF
3位!GR86
と、見事に3車種が揃いました。3車種共にユーザー様なのが超絶にうれしいです!
優勝した池澤選手は地元タマダのウェット路面を気負うことなく激スムーズに走り切り、ブッチギリのタイムを叩き出しました。
1~2コーナー内側の難しいショートカットからの右ヘアピンコーナーのスピードコントロール。ストレートから1~2コーナーへの飛び込み、から~~のショートカット。そして、何より後半ストレートから飛び込む超ムズイ連続S字コーナーの処理。この時は1個目でラインを少し外していますが、その後のリカバリーが素晴らしかったです。
実は、表彰台の3選手には共通点があります。
それは、ダンパーのOH時に、正確にご自分の要望を伝えてくれるところ。
大多和選手も今回の2本目は凄く勉強になったようで、更にアグレッシブに攻め込むために、来週早速フロントダンパーを小変更して前後のバランスをよりご自分の手の内(足の内)にするための悪巧みを実施します。
全く練習が出来ない山口さんも、今回のタマダは凄く勉強になったようで、2024年スペックに対して何か要望を出してくるかも?です。
というわけで、見事優勝した池澤選手の走りです!

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