ちょっと昔話 | スーパーオーリンズ&BPSダンパー・製作&メンテナンス業務

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昔話。
では、ありませんが(笑)
私が4輪を始めたのはダートラからです。
途中でバンド生活があったので22歳とちょっと遅いスタートでした。
まず、最初に履いたタイヤはヨコハマ・ラリーマスター2。
多くの時間を一緒に走ったこともあって、このタイヤの特性はとても好みでした。
当時は毎朝1時間の朝練と金・土の夜はオールナイトで走っていましたがタイヤの持ちも良かったです。ブロックの減り方も良くて乗りやすく長持ちしてくれました。
次のタイヤはラリーマスター3。
このタイヤはマスター2とはまったく性格が違い、ブロックにストレスがかかり易かったです。当然、運転もタイヤにストレスを与えないような走りを意識して走りました。このタイヤは正直あまり好みでは無かったですが、いつもの練習コースではタイムは出てました。
次にBSのタイムセーバー303を履きました。
性格的にはマスター2に角を付けたような感じでブロックへのストレスも少なく乗りやすくコントロール性が良かった覚えがあります。
次にタイムセーバー304を履きましたが、こちらはマスター3のようなブロックへの攻撃性は無く、基本的に303の性格をちょっと尖らせたようなフィーリングでした。
そして、これから各社のダート用タイヤは私的におかしな方向性へ行ってしまいました。当時のダートラコースに合わせて、とある性能に特化する作り方が主流となったためだと思います。
この頃から、少しずつダート熱が冷めてきてしまいました。(結局ダートラは200戦くらいで終了となります)
代わりにワインディングやカートコースを走る機会が増え、ジムカーナに出るようになったのも、この頃からです。
当時のSタイヤやスポーツラジアルはグリップもそこそこで持ちも良く、1セットで2~3か月持ったと思います。
そして、あのタイヤが発売されました。
あのタイヤとは以前にも書いたことがありますが、ダンロップさんの初代ZERAです。
このタイヤは私的に理想の動きをしてくれるタイヤでした。
トレッドの耐ストレス性能も高く、縦・横・斜、荷重が乗った時、荷重が抜けた時のグリップ変化が少なく、「何でも出来るタイヤ」でした。
脚のセッティングで「ストレス」に着眼してセッティングするようになったのも、このタイヤに出会ってからです。
ボディ剛性も「ストレスの分散」を意識するようになりました。
もちろん、ドライビングもそれまで以上にストレスを意識した運転となっていきました。
「今、行った自分の操作が直後にどんなストレスを生み出すのか?」
「それがタイヤの運動にどんな影響を与えるのか?」
頑張って走れば走るほどタイムが下降線・・・
または変わらない・・・
という人は、ぜひこのことを意識してみてください。
私は決して運動神経が良い方ではありませんが、それでもこれだけの走りをします。
その秘密は「自在なストレスの分散」なのですよ。
え?具体的な操作方法ですか?
そんなことは、走り込めば解ります。
というか、走り込まないと解らないと思います。
最終的にはタイヤのトレッドが教えてくれると思います♪

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