スーパーオーリンズ&BPSダンパー・製作&メンテナンス業務

動画・ジムカーナ編

究極の1%アンダーステアセッティング・マシン。YT37。

2025年5月28日

究極の1%アンダーステアセッティング。
そして、極めつけが電子制御のオーリンズ・アクティブダンパーを装着したYT37。
東名パワード製SR18改の低速トルクの太さを最大限生かせるセッティングを施して、パワーに勝るライバルマシン達と対等の勝負をしました。
このマシンがオーバーステアだったら・・・
考えただけでもゾッとしますね。
1%アンダーステアセッティングとは、どのようなハンドリングを目指していたのか?
今のロードスターRFと基本的には何も変わりません。
一言で表すと。
ドライバーが頑張れば頑張るほど、タイヤも頑張ってくれるセッティングです。(超当たり前)

チーム・アジュール最高傑作マシン!

2022年12月18日

C2ロードスターも楽しかったけど、やっぱり川市チーフとの共同作業で最高に楽しかったのは、このYT37ですね。
当時東名パワードのエンジニアだったなべちゃん(現コルトスピード)にエンジンを2Lにスケールアップ(元々は1.8L)してもらった時に、トルクが出るからリアのトラクションをもっと増やしたいね!と川市チーフと策を練ったんですが、いきなりリアフレームを切断してごにょごにょとやり出した時は、「おお!そう来ますか!」という感じで新鮮な驚きがあったことを良く覚えています。
YT37にはオーリンズの電子制御アクティブダンパーの試作品が装着されていたので、フレームの変更で更にダンパーの動きも良くなって4駆みたいな加速が実現しました。
あの発想の豊かさは技術的なノウハウはもちろんですが、何をすれば何がどうなるということがすべて頭の中にあったんだと思います。
思い付きでフレームを切った貼ったしてたら、折角しっかりとプログラミングされた電子制御ダンパーもまともな仕事が出来ませんからね。
ろくな設備も無い、超ちっぽけな工場で、あれだけの結果を残せたのは川市チーフの頭脳と手先の器用さのお陰以外の何物でも無かったと思います。
今観ても、このトラクションは半端無いっす!

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