スーパーオーリンズ&BPSダンパー・製作&メンテナンス業務

アジュールの日記帳

競技用の脚にセカンドグレートタイヤを履くと?

2025年10月14日

先日、脚とブレーキを交換しただけのGRヤリスでスラロームをしている動画を上げましたが、今回はセカンドグレードのタイヤに硬い?脚を入れた場合、その逆(ハイグリップタイヤにノーマル脚)よりも運転は楽しいというお話です。
なぜ?楽しいのか?
それは、「乗り易さ」の違いなのは言うまでもありません。
ノーマル脚にハイグリップタイヤを履いた場合、ハイグリップタイヤの限界を掴んでコントロールすることはかなり難易度が高いです。
タイヤのグリップが高いので、フルブレーキング時もコーナーリング時も(特にGを切り返すようなところ)クルマの動きを安定させてタイヤのグリップ力を引き出す操作は相当なスキルが必要になると思います。クルマの動きも大きいので乗っていても気持ち良くは無いですしね。
脚が「しっかりしている」と、クルマの姿勢が安定しているので、その分タイヤのグリップ力を感じやすいというメリットがあります。
ということは、スピードコントロールもし易く、結果的に運転していて気持ちが良いということになります。
なので、セカンドグレードのグリップ力でも、その限界が掴みやすく積極的な操作が出来るというわけです。
このGRヤリスは新車からブレーキと脚だけ交換した状態で、前後オープンデフです。バネはフロント18K,リア14KとSタイヤが履ける硬さです。
動画は、ダンロップさんのSPスポーツ(純正タイヤ)のままで幸田スポーツドライビング・ラボのテクニカルなコースをアタックしています。
ダンパーは数日前に組み上げたイニシャルスペックです。バネはUC-01のフロント18K,リア14K。しかもオープンデフですからね。
しかも×2、初めて乗るGRヤリスでワンアタック(走行は動画の1本のみ)です。
良い感じでアタック出来ていると思いませんか?
硬い脚は乗り難くなることがある。
それは否定しません。
でも、乗り難くなる原因の半分以上は機械式LSDによるものだと思っています。強烈なトラクションの代わりに、折角のGRヤリスのバランスが狂ってしまうからだと思います。
GRヤリスの乗り易さはLSDのセッティングが肝ですからね。
というわけで、オープンデフでこれだけ乗り易いのですから、純正のLSDが装着されたハイパフォーマンスモデルなら、更に乗り易く速くなるわけですね。要するにメチャ楽しくドライビングが出来るということになります。
1000分の1秒を争う競技やタイムアタックが目的では無い場合は、こういうセットが断然お勧めとなります。
以上、今回はいかにもダンパーチューナーっぽいネタをお届けしました。
※アタック動画はこちら↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=wghlX4ujd8c

素のGRヤリスの運動性能をそのまま引き上げる!

2023年1月24日

今、GRヤリス用のBPSダンパー・スペックRGはスペック4まで進化しています。
もちろん、スペック4は1種類のセットではありません。ジムカーナスペックと言えど、ジムカーナ専用・ストリートメイン・サーキット走行も視野に入れる等のユーザー様のご希望によって、更に細かいチューニングがされています。
それらのスペックの原点がスペック1なのは言うまでもありません。
スペック1のコンセプトは「GRヤリスの乗り易さ&楽しさをより引き出す」です。タイムは他のパーツとのバランスを含み多様なセットを試した結果についてくるものですが、GRヤリスらしい動きを第一に考えたスペック1は私にとっては凄く大切なのです。
もう何度も紹介させていただいていますが、GRガレージ水戸インター様のGRヤリスをお借りして、スペック1のシェイクダウンをした際のスラローム1発撮り動画です。
まだ新車だったので、フルノーマル状態で富士山周辺の周回道路をナラシを兼ねて走行してから、スペック1を組み込みました。
富士から幸田サーキットまで、ゆっくり移動して、幸田スポーツドライビング・ラボのAコースを朝一で走った動画です。
リハは一切無し。いきなりスラロームしてみました。
脚・ブレーキ以外はタイヤも純正の素のGRヤリス。
言葉で表現するよりも、せーーの!で走ったスラロームの動きを見ていただければ、GRヤリスの乗り易さとスペック1の完成度の高さがご理解いただけると思います。フルノーマル車輛の最も苦手な歩幅の狭い(16歩)スラロームで、この動きはGRヤリスとBPSダンパー・スペック1のマッチングの良さを物語っています。
この走行後に前後のLSDを装着して、ドライバーの片山選手が名阪で全日本デビュー戦で走りました。LSDはもちろんですが、タイヤ&ホイールの変更によって、スペック1のネガティブな部分が少しずつ顔を出してしまい、その後はスペック2・スペック3とダンパー&スプリングを変更して、現在はスペック4が基本となっています。
さて、そんなわけで、今日はこのGRガレージ水戸インター様のBPSダンパーのOHおよびスペック5への仕様変更の作業をします。
実は、スペック5は限りなくスペック1に近づけるつもりです。
理由は、みなさんのご想像の通りです。
もちろんLSDとのマッチングもあります。そのあたりの懐の深さもスペック1が基準となる理由の1つです。

片山選手の評価も楽しみです♪

※その、いきなりスラロームの動画はこちら
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=lNUosZSsyvM

1本目に幻のベストを叩き出した片山選手GRヤリス。

2022年10月13日

こちらも、仕事が忙しくて練習どころか、大会にもなかなか参加出来ない片山選手GRヤリス。
2戦パスして挑んだ最終戦で、1本目に幻の(パイロンペナルティ)ベストタイムを叩き出しました。

2本目はちょっと守りに入った走りでしたが、それでも片山選手の鋭いブレーキングは健在で、見事に3位入賞です!

今回のJG5クラスはユーザー様が1-2-3で表彰台を独占しました。

マジで素晴らしいドライバー達に恵まれていると感謝です♪

片山選手の残念無念な2本目の走りはこちらから!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=SA7PrCMucLs

JAFカップジムカーナJG5クラス優勝!片山選手GRヤリス。

2021年11月8日

金・土・決勝1本目とサイドターンに苦しんだ片山選手。2本目に渾身のアタックを魅せて、見事に優勝を飾りました!

ターンもバッチリですが、コーナーの速さも抜群でしたね。

JAFカップチャンピオン!おめでとーーー♪(^O^)/

渾身のアタック動画はこちら↓ ↓ ↓ ↓ ↓

https://www.youtube.com/watch?v=-4kU_R3wwWk

片山選手GRヤリス!全日本ジムカーナ選手権IN四国で見事優勝しました!

2021年7月20日

大雨警報が出て大荒れになった全日本ジムカーナIN四国。
見事な走りでJG5クラスを制した片山選手&GRヤリス!
名阪後に、ミッションのトラブルでまったく練習が出来ず、またセッティングも私がFSWで出したセットのまま、ダンパーの減衰だけを12-12にしてのアタックです。
※動画はこちら↓ ↓ ↓ ↓ ↓

こちらはちょっとだけ先輩の片山選手GRヤリスのテスト走行動画です。

2021年1月12日

先週、BPSダンパーをスペック3にステップした片山選手に幸田サーキットでテストをしていただきました。

コースは幸田スポーツドライビング・ラボ午後アタックコースです。

動画はラストアタック!この日のベストタイムの走りです。

BPSダンパー・スペック3は前後12段です。片山選手のコメントでは、このコースならリアは14段の方がマッチしたかも?ということでした。

タイヤは前後08BスペックGです。

GRヤリス・ジムカーナ仕様スペック3テスト走行・その2

2021年1月7日

リアタイヤをA052に変更しての走行です。

浅間台は路面のうねり(ギャップ)も多く、ターンもつっかかる路面なので、ターンだけを見るとA052が良さそうですが、全体的なスピードを見ると、やはり前後08BスペックGの方がタイムは出ますね。08B・スペックGでA052のような旋回が可能になれば秒単位でタイムアップ出来る余地が残っていると思います。

GRヤリス。まだまだ速くなります!(*^^)v

GRヤリス・ジムカーナ仕様スペック3テスト走行動画

2021年1月7日

仕事初めで仕様変更したBPSダンパーを片山選手が早速浅間台スポーツランドでテストしてくださいました。

タイヤは前後08BスペックG、バネは変更なしで前後16K・UC-01です。

まだバルブが馴染んではいない状態ですが、狙った方向の動きが確認出来ました。もう少しサイドターンでの動きを改善したいところですが、細かいセットアップと併せてブレーキも見直しが必要かもしれません。

次回は今週末の幸田スポーツドライビング・ラボでテスト予定です。

2021年・仕事初め!

2021年1月5日

今日から工場が本格的に仕事初めとなりました。

2021年、1発目の作業はこのマシンです!

BPSダンパーがスペック3(片山選手仕様)に進化しました!

さて、狙い通りの動きになるのか?超楽しみです♪

GRヤリスは車輛の作り込みが素晴らしいので、正直ある程度バランスが取れた脚回りなら、直ぐにそれなりに走れてしまいます。それは自分でステアリングを握った時に最初に感じたことです。

スペック2は失敗セットでしたが、その失敗セットがとても重要でした。スペック2のお陰で、今回のスペック3の完成度は相当高いです。

名阪スポーツランドでのスペック1。IOXアローザでのスペック2から進化したスペック3。 悪いはずがありません!(*^^)v

 

 

GRヤリス用BPSダンパー・スペック2最終確認テスト走行動画

2020年12月20日

年明け早々に、BPSダンパーをスペック3へバージョンアップする片山選手のGRヤリスで秒殺トレーニング2020のコースをアタックしていただきました。

動画は、テスト終了後に奥様(奥様もジムカーナドライバー)を助手席に乗せての同乗走行の模様ですが、ベストタイムはこの走行よりも1秒以上速かったです。そのタイムは先月、佐野選手のSA仕様DC2が新品のA050を履いて叩き出したコースレコードを上回る驚愕のタイムでした。(片山選手のタイヤは2分山の08B)

今後、ダンパーをスペック3へバージョンアップして細部を更に煮詰めていけば、相当な戦闘力を発揮するのは間違い無いですね!

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