スーパーオーリンズ&BPSダンパー・製作&メンテナンス業務

スーパーオーリンズ・オーバーホール

乗り心地と運動性能の両立

2023年10月20日

本日、OH&仕様変更にお越しいただいたS2000さん。
現状はスーパーオーリンズ・アズライトスペック・タイプR:40%&S:60%仕様ですが、最近助手席に小さなお子様を乗せて走る機会が増えて、もう少し乗り心地を改善したい。でも、現状のサーキットでの運動性能は犠牲にしたく無い。というご要望です。
ユーザー様とじっくりと相談させていただいた結果、メインバルブとニードルバルブのバランスを見直し、運動性能も更に向上させ、街乗りでの乗り心地を改善したスペックで作業させていただきました。
本日は遠方からありがとうございました!
今後もよろしくお願いいたしますm(__)m

広瀬選手・全日本ジムカーナ選手権3連覇達成♪

2023年10月6日

広瀬選手VS拳人選手。最終バトルIN鈴鹿南。(長文)
というわけで、日曜日の全日本ジムカーナ選手権最終戦の広瀬選手の3日間を私の目線で振り返りたいと思います。
あくまでも私目線ですので。
さて、万全ってどこまでやれば万全なの?
という疑問は誰にもあると思います。
広瀬選手は出来る範囲でギリギリまで努力をして「広瀬選手の万全」を準備して鈴鹿南へ乗り込みました。
最強で最大のライバル拳人選手は金曜日は走らないので、S2000と広瀬選手のリンク度だけに着目して金曜練習会の走りを観ていました。
エンジンはトップフューエル中川さん作のジムカーナスペシャル!大会前に鈴鹿南に合わせて更にリセッティングしてNAエンジンとしては最高の扱いやすさです。外から観ていても、広瀬選手の右足と直接つながっているような動きです。
ブレーキセットも広瀬選手がかなり煮詰めて来ているので、欲を言えば切りがないですが、決勝日に合わせて良いセットが出ていました。
脚のセットはほぼ完ぺき。車高もアライメントも問題無し。
金曜日の猛暑路面でもまったく問題の無い動きでした。
不安材料があるとしたら日曜日の天気くらいです。
そして、土曜日の公開練習を迎えます。
土曜日は拳人選手も走ります。
私は拳人選手とのタイム差よりも拳人選手のエキシージの走りそのものに注目をして観ていました。タイヤの状態も分からないので、あくまでも拳人選手&エキシージの「土曜日の走り」を楽しみました。
もちろん楽しんでいただけではありませんよ。日曜日の決勝での拳人選手&エキシージの走りの予想もしています。半分純粋なギャラリー、半分仕事人という感じですね!
で、広瀬選手の公開練習の走りです。1本目はちょこちょこと試しながらの走行ですが、ほぼ狙い通りの走りでタイムもほぼ予想通りでした。
2本目はさすが広瀬選手。きっちり修正して来て、狙ったタイムのコンマ2秒落ちでゴールしました。もちろんペナルティはありません。
このコンマ2秒は思ったよりリアタイヤがやられていたことが原因でした。広瀬選手とS2000のリンクは完璧だと思いました。
ここで、明日の決勝での不安要素はまったくありませんでしたので、後は天気だけという「広瀬家万全な態勢」で決勝を迎えることになります。
さてさて、泣いても笑っても2トライのみ!の決勝日です。
拳人選手は地球の重力も回転する速さも、全て把握しているかのような集中力でエキシージのポテンシャルを101%引き出して来るのは目に見えています。
広瀬選手は101%の走りをするタイプでは無いので、100%の走りをしてくれれば、残りの1%はS2000が頑張ってくれると確信していました。
コースを観て、私が朝一でシミュレーションしたタイム差はコンマ5秒で広瀬選手+S2000が有利と出ました。
もちろん、広瀬選手が100%で、拳人選手が101%の走りをするのが大前提の結果です。
このシミュレーションで私の気持ちはほぼ90%がギャラリーとなって、ズミーさんのYouTube中継をパソコン画面で観ながら、全日本コースにチャレンジするたくさんのユーザー様の走りを楽しめました!
そして、広瀬選手にも拳人選手にもとても大事な1本目のアタックです。
路面は朝の雨が止んで、多少の湿り気は残っているものの完全ドライ路面でのアタックとなりました。
まずは、拳人選手がスタート!さすがの集中力でエキシージの良さを完璧に引き出しながら、デメリットを技術でカバーする超人的な走りでゴール!!
ちょっと後半区間でフロントタイヤのグリップが落ちた感じがしましたが、拳人選手が猛烈にプッシュしたタイムは、私のシミュレーションタイムからはコンマ4秒遅れたタイムでした。
ということは、2本目が同条件なら拳人選手はコンマ4秒は上げて来るということになります。
そして、広瀬選手がスタート!スタートはエキシージに対して不利な軽量ハイパーFRマシンですが、広瀬選手は本当にスタートが巧い。
ほんの僅かなビハインドでコースに飛び出します。
最初のターンでイメージとちょっと違ったのか瞬時にライン&操作を合わせ込んで、最小限のロスでターンをクリア。ヘアピンの逆走と25Rの逆走はS2000の天下です!そして、S字の逆走の動きを観て1本目の勝ちを確信しました。
ゴールタイムはシミュレーションタイムのコンマ2秒落ちです。
1個のターンと広場の最初の右グリップターンでほんのちょっと操作が遅れたことがロスの原因でした。
タイムは1分14秒5。同条件なら2本目は1分14秒3まで行くことになります。
拳人選手も1分14秒7付近まで来ると予想したので、その差はコンマ4秒。100%VS101%の対決はコンマ4秒差で広瀬選手の勝利と私の経験値が出したタイム差です。
しかーーーーーーし!ここで、またまた雨が降って来てしまいました。
2本目。ゼッケンの若いクラスは1本目より若干悪化した路面を果敢に攻めて、トップ選手は見事な走りを魅せてくれていました。
PN3クラスの後半から見る見る路面が回復して行くのをみて、2本目もGSで行けると判断。広瀬選手&拳人選手のラスト1トライがドライでアタック出来ることに天気の神様に感謝しました。
と・・・ところが、拳人選手がスタートする直前から何やら雨粒が・・・!
そんな中、拳人選手が猛プッシュで1分14秒7を叩き出して来ました。もう少し雨が落ちて来るのが遅かったら1本目の広瀬選手のタイムに届いたかもしれません。マジで凄い走りでした!
さあ、いよいよ広瀬選手が最後のアタックへスタートです。
と、いうタイミングで何と言うことか、目で見ても雨粒が大きくなっていきます!マジかーーー!と思う間も無く広瀬選手がスタートです。
フロントガラスにあたる雨粒もモノともせず、素晴らしいアタックです。マジで感動モノの走りです。
25Rの逆走からS字にかけてほんの少しずつフロントタイヤが逃げ出す中、それでも広瀬選手は全集中して攻めまくっています。
タイムは残念ながらコンマ4秒近く落としてしまいましたが。あの条件では最高のアタックでした。私的には1本目より完成度が高い走りだと思います。正に、これぞ広瀬選手の100%走り!!です♪
雨粒が落ちだした中で、凄い走りをしてくれた拳人選手と、広瀬選手の走りは、リア駆動マシンの楽しさを現地に居た全員と、YouTubeを観ていた人全員に伝わったと思います。
広瀬選手。拳人選手。
本当にありがとうございました!
最高の走りでした!!(*^^)v

全日本ジムカーナ選手権第7戦。広瀬選手S2000.見事優勝を飾りました!

2023年8月31日

毎戦、異次元タイムで超絶バトルを繰り広げている全日本ジムカーナ選手BSC2クラス。

今回、広瀬選手が勝てなければ超極力ライバル若林拳人選手にチャンピオンの座を奪われてしまう、崖っぷちな1戦。

後の無い広瀬選手は1本目も2本目もベストタイムを叩き出して見事優勝を飾りました。

動画は決勝タイムとなった走りです!

S2000ならではのスーパーコーナーリングと、ハイパワーFRマシンとは思えないダッシュ力を自在に使いこなす広瀬選手のスーパーアタックをご覧ください!(*^^)v
https://l.facebook.com/l.php?u=https%3A%2F%2Fyoutu.be%2Fjjf2fUBY0Oo%3Ffbclid%3DIwAR3yyvswbJ73YiU8MiO7JgjeUIAX_sfIZcCeDL1qbL-FRw6BLZ6E4f05Jlo&h=AT2DrYYWfUsnPcMbaY18y7YX3At0UjjROn36njmWJqS_raqmUrx6pE5P5DFrUKR6FV4kEDk4gPxEjfvJiytEkOHa1oUMQmdJUclsVfax4m31aUl_ewX3Iym59_osPCAf1B62Mw

2セット目のスーパーオーリンズを投入していただきました!

2023年8月4日

本日、新品のスーパーオーリンズを装着していただいたS2000さん。
実は、もう1セット、スーパーオーリンズをお持ちですが、そちらを予備にして新たに新品ダンパーキットを投入です!
スペックはヒルクライム用です。
バネはUC-01の8インチをセット。ヒルクライム用ならツインスプリングという選択肢もありますが、今回はどんなスピードレンジでも安定した動きと、自在な操作性を狙ってシングルスプリングをチョイスしました。
予備のスーパーオーリンズは、今回のスペックを基にOH&仕様変更を行う予定です。
しかし、S2000にお乗りのユーザー様達は本当に綺麗に大切に乗られています。
クルマもピカピカ♪
脚もピカピカ♪(^O^)/

2年連続・全日本ジムカーナチャンピオンマシンも、まだまだ進化中です!

2022年10月4日

夏から前後のブレーキバランスの見直しを進めている広瀬選手のS二千。
パッドの材質やローター径等の見直しをしてかなり進化しましたが、脚でも出来ることがあるということで、今回とある悪巧みを投入しました。
タイヤ目線でもクルマの動きはよく分かりますが、上からの動きを見ると更にブレーキングからスムーズにヨーが出る動きが分かりますね。
ブレーキ・アクセルオフ・アクセルオンでのヨーの動きがリニアな程、ドライバーがコントロールし易くなるのは当たり前です。
FSW.GCの路面は平なので、ギャップが多いIOXの路面では更にその効果がハッキリ出ると考えています。
軽さをより武器に出来るように!まだまだS二千は進化します♪
※動画はこちら↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=4w534FHSCmg

全日本ジムカーナ選手権・JG2クラス4連勝!

2022年7月26日

S2000・RX-7・エキシージ。
まったく性格の異なる3台のトップ争いは正に手に汗握る走りを魅せてくれます。
難しい2輪用シケインへのブレーキング。下り最終コーナーからのスラロームへのブレーキング。角度のきつい最終ネオターン。
私も改造車に乗っている期間が長かったので、今回のコースのように普段は走れないコース設定でドライビングを合わせ込む難しさを十分に理解しています。
でも、それこそが数時間開けて2本しかアタック出来ないジムカーナの醍醐味でもあります。
岡山国際サーキットに設定された難しいコースで4連勝を飾った広瀬選手+S2000。
1本目のタイムで優勝を飾りましたが、2本目は惜しくもタイムダウン!
広瀬選手も勝ったうれしさ半分、2本目の走りの反省半分で、複雑な気持ちだと思います。
特に若林選手の2本目の猛プッシュと2本共にきっちりまとめて来た藤井選手の走りは、広瀬選手にとって新たなチャレンジのエネルギーとなることでしょう。
奥様と息子さんと娘さんと4人のチームで戦う広瀬選手。
最強のプライベートチームの挑戦は続く!
※優勝した1本目の走りです!(外撮り)

S2000用タイプS:100%仕様スーパーオーリンズ・オーバーホール

2022年4月1日

今回で3回目。定期的にスーパーオーリンズ(タイプS:100%仕様)のOHにお越しくださる超綺麗なS2000さん。
現状の乗り味でご不満は無いそうですが、新しいスプリングに合わせて、若干DFVを変更しました。
OH待ちの間に、さわやかのハンバーグを食べに行こうと思っていたそうですが、その前に清水港で遅い朝ご飯を食べ過ぎてしまったそうで、今回は見送りとなってしまいました。
次回のOHの際は、お腹を空かせてお越しください♪
いつも遠路遥々ありがとうございます。
今後もよろしくお願いいたしますm(__)m

ヒルクライム用S2000・スーパーオーリンズ!

2022年1月17日

本日作業させていただいたS2000さん。
スーパーオーリンズ・タイプG:100%から、ヒルクライム用にスペック変更&バネ交換のご依頼です。
荒れたタイトなコーナーでのコーナーリング&トラクション性能とギャップもあるハイスピードコースでの安定性を両立させることが目的です。
バネは今まで7インチだったものを8インチに変更。DFVももちろんスーパーなDFVへ変更しました。
メインバルブはワインディングスペックを基本に限界走行時の扱いやすさを追求したスペックとなります。
リアには、より細かいセッティング変更に対応するために、S2000定番のCSOさんの貫通ブラケットをセットしました。前後9インチ化にも対応可能です。
基本セットは完成しました。ここからは実際に走りながらの細かいセットアップとなります。
現場でも簡単に調整できるように色々と工夫をしています。
また、疑問なことが出て来ましたら、お気軽にお問合せいただければと思います。
本日は、ありがとうございました!
今後もよろしくお願いいたしますm(__)m

NB8ロードスター(ZⅢ)vsロードスターRF(ゼスティノ)vsS2000(RE71RS)

2021年11月21日

美浜スーパージムカーナ最終戦のデモラン時の動画です。

ご存知、村上選手のNB8ロードスター(吸排気・ECUチューン)と私のロードスターRF(PN車輛)と大須賀選手のS2000(SA車輛)の3台でデモランして来ました。

タイヤはNB8がZⅢ、RFがゼスティノ07R、S2000がRE71RSです。

タイヤパフォーマンス的にもパワー的にも大須賀選手のS2000が圧倒的に有利ですが、まだ2回目の走行の私のRFも頑張っています。

ドライバーのライン取りの考え方も、車輛&タイヤの違いが良く出ていると思います。

※その面白い動画はこちら↓ ↓ ↓ ↓ ↓

https://www.youtube.com/watch?v=5x1bT0qiVcQ

超テクニカルコースほど、ライン取りが重要です!

2021年11月8日

JAFカップのみなさんの動画は明日ゆっくりと拝見しますね♪
さて、今日は笠置山モーターパークで開催されましたM2ファクトリーさんのジムカーナシリーズ最終戦に行って来ました。
ロードスターRFでデモランする予定でしたが、RFがトラブルのため、ユーザー様のS2000をお借りしてデモランをしました。
タイヤが練習用の山の無いR1Rということで、いかにしっかり止めて、素早く立ち上がるか?を意識してラインを組立ました。
後半の黄色いパイロンの8の字ターンの立ち上がり(下り勾配)でリアのスライドが大きくなってしまいましたが、他は1コーナーからほぼイメージ通りの走りです。
こういう狭く、規制が多いフルパイロンコースほど、タイヤ幅1~2本分、タイヤの4分の1~半回転分のライン取りが重要になって来ます。
ラインが決まればタイヤは転がってくれますから♪
※デモラン動画はこちら↓ ↓ ↓ ↓ ↓

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