スーパーオーリンズ&BPSダンパー・製作&メンテナンス業務

スーパーオーリンズ・オーバーホール

乗り心地と運動性能の両立

2023年10月20日

本日、OH&仕様変更にお越しいただいたS2000さん。
現状はスーパーオーリンズ・アズライトスペック・タイプR:40%&S:60%仕様ですが、最近助手席に小さなお子様を乗せて走る機会が増えて、もう少し乗り心地を改善したい。でも、現状のサーキットでの運動性能は犠牲にしたく無い。というご要望です。
ユーザー様とじっくりと相談させていただいた結果、メインバルブとニードルバルブのバランスを見直し、運動性能も更に向上させ、街乗りでの乗り心地を改善したスペックで作業させていただきました。
本日は遠方からありがとうございました!
今後もよろしくお願いいたしますm(__)m

BPレガシイさん。乗り心地改善スペック。

2022年3月24日

昨日、遠路遥々OH&仕様変更にお越し頂いたBPレガシィさん。
事前に何度かメールで打ち合わせさせていただいて、こちらに向かう途中も、お願いした段数を試しながら走って来ていただき、そのフィーリングに関して詳しくお話を聴きながら、いくつかの提案をさせていただき、そこからまた普段の乗り味で気に入っている部分と、気に入らない部分を当て嵌めて行って、出た結論が、タイプS:50%・C:50%で、バネはUC-01の8インチ・前後7Kとなりました。※事前の打ち合わせではタイプC:100%となっていました。
フロントのDFVの動きがどうにも気になるということだったので、フロントはアズライトスペックを選択、リアはフロントアズライトに合わせたDFVスペックでセッティングさせていただきました。
車高&アライメントを確認後に、ユーザー様運転で私は助手席に乗ってグルっと試走してみました。
結果は、ユーザー様も今までの嫌な動きが無くなって凄く素直な動きになってる!と、無事に1発OKをいただきました。
ただ、今後地元の道を毎日走られると、更なる不満点も出て来るかもしれません。
次回のOH時までに、じっくりと検証していただければと思います。
「ほんと、ややこしい事ばかり言って、うるさいお客ですみません!」と何度もおっしゃっていましたが、こちらも勉強できることがいっぱいありますので、ややこしいご要望は大歓迎です。
このクルマには長く乗るおつもりだそうですので、今後も末永くよろしくお願いいたします!
遠路遥々ありがとうございましたm(__)m

直巻き用ロアーシート専用スラストベアリングシート。

2021年3月12日

ノーマルアッパーマウントを装着されているユーザー様で、たまにスラストタイプのベアリングシートをロアシート側に付けているパターンがあります。
特に軸重が重い車輛で直巻きスプリングが捻じれる音が気になる人は上下にベアリングシートを装着している場合もあります。
この時にご注意していただきたいのは、一般的なアッパーシート用のベアリングシートをロアーシート側にも装着しますと、水や砂が入り込んで直ぐにベアリング効果が無くなってしまいます。
そういう場合は、ロアーシート専用スラストタイプ・ベアリングシートをご使用ください。
バネが座る位置が蓋状になっているので、ベアリング部に水や泥が侵入するのを防いでくれます。
導入時に注意する点は、シートの厚み分、ロアーシートが下がるということです。
アッパーとロアー、両方にベアリングシートを装着した場合、最大で28mmほどロアーシートが下がります。
全長調整式ストラットの場合はネジ山が足りなくなることもありますので、ご注意ください。
また、ロアーシートに被る形となりますので、ロアーシートの外径が大きくなります。ダンパーとタイヤとの間隔が狭い車輛はご注意ください。
ノーマルアッパーのベアリングが樹脂の薄い板だけだったり、樹脂の小さなベアリングだったりする車輛は、ステアリングを切った時にスムーズな回転が得られずに異音が出る場合があります。
そういう場合には、本当に強い味方になってくれますよ。
異音対策だけでなく、直巻きスプリングのスムーズな動きをご希望の人には、乗り心地の改善にも効果絶大です!
リアスプリングがセパレートタイプで、下側に直巻き用のスプリングシートをセットしている場合にも効果大です。(上側にセットしている場合は、通常のアッパーシート用を使用します)
このタイプはリジットさんで受注生産で製作してくれています。
もちろん、AZURでも取り扱っています。
ストラットタイプはもちろんですが、正立式でもバネが捻じれる音が気になる場合は、ぜひお試しいただければと思います。

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