オーリンズ オーバーホール
中身が加工されたオーリンズ(オーリンズとは言えませんが)の場合。
2025年5月22日
特注のダンパーは外観からほぼ見分けがつく場合がほとんでですが、厄介なのは外観はカタログモデルと見分けが付かず、中身を加工してあるオーリンズ(加工したダンパーはオーリンズとは言いませんが)の場合は、完全に分解しないと内容を把握出来ない場合があります。
ピストンを加工したり、別のモノに交換したり、バルブシムの材質が変わっていたり、ロッドが変わっていたり、オイルが変わっていたり、中にはシールもオーリンズでは無いものを使用している場合もあります。
オーリンズは例えば内部に組み込まれているワッシャー1枚でも、別のモノに交換してしまうと、全体の減衰特性が変わってしまったり、バルブシムの正確な位置がズレてしまったり、ポート位置がズレてしまったり、そのまま使い続けると各部の緩みの原因となったり、色々なトラブルの原因となることがあります。
諸々な加工をしてある場合、性能が安定しないので(耐久性も著しく落ちる場合も)、最初は良かったけど、しばらく使っていたら動きが変になったという場合や、急に音が出て来た、というご不満でオーバーホールをご依頼いただき、開けてビックリーーー!という状態のダンパーを数多く作業させていただいております。
最悪の場合は、オーバーホールを諦めていただくケースもありますが、出来るだけ費用を押さえて、本来のオーリンズに戻す作業も十分に可能なケースもあります。
毎年1000セット近く、4000本のダンパーのオーバーホール作業をさせていただいておりますので、あらゆるケースに対応させていただくことが可能です。
それでも、今回のケースのように対応不可なケースもございます。
オーリンズダンパーを末永く安心してお使いいただけるように、ちょっとでも??と感じましたら、お気軽にお問合せください。