スーパーオーリンズ豆知識
自分のオーリンズは30段くらい調整出来るのですが、壊れていませんか?
2022年6月22日
自分のオーリンズは30段くらい調整が出来るのですが、これって壊れていませんか?というご質問をよくいただきます。
答は「正常です」です。
というわけで、なぜ調整ノブが30段も回るのか?という説明動画をアップしました。
動画の最後で、つい余計な話(企業秘密な内容です)もしてしまったので、そこからカットしています。尻切れトンボになってしまい申し訳ありませんm(__)m
※動画はこちら↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=yn-ooKbi0O4&t=5s
☆Style藍・ニューテストスペック評価走行の旅・まとめ☆
2022年5月17日
さて、広島の金本さんのインプレを元に製作したニューテストスペックでの評価の旅。
今回の金本さんのご要望は「運動性能は多少犠牲になっても良いので、乗り心地をもっと改善したい」というものです。
もちろん、トーションバー&リーフスプリングというサスペンションの特性もご理解いただいての「出来るだけ」というご要望です。
運動性能を犠牲にすると言っても、運動性能が売りのオーリンズのピストン&バルブシステムなので、1歩間違えれば、「ただの乗り心地の悪いちょっと硬めの高いダンパー」となってしまうことも。
今までのStyle藍、8年間に及ぶノウハウは1度無視しても新たな走りを手に入れる必要性を感じました。
そこで、今まで数多くのスペックを評価してきた中で、まだ1度も試したことが無いバルブ特性にチャレンジしました。
新テストスペックの基本コンセプトは「20段戻しでの乗り心地と運動性能のバランスの最適化」です。
①あらゆる入力時での突き上げを最小限に抑える。
②前後のピッチングバランスの最適化。
③連続した入力時のバタツキ感の軽減。
④市街地走行スピードでの後部座先の乗り心地改善。
⑤高速走行時の安定性と横風対策。
①~⑤の対策によって、ドライバー&同乗者への身体的&精神的な負担を最小限に抑えつつ、楽しい操縦性の確保。を目指しました。
20段戻しという、ニードルバルブを開いた状態でのメインバルブおよびサブバルブ(DFVバルブ)の組み合わせを最適化することが狙いです。
結果、20段戻しでの乗り心地を含む運動性能が劇的に改善されました。※走行条件で前後の段数は多少変化させた方が快適な場合もあります。(特に②)
オーリンズのカタログモデルで言うと、2~4段戻しでの運動性能(硬さではありません)と、6段~8段戻しの安定性と10段~14段戻しでの入力のいなし方(乗り心地の良さとはちょっと違います)をすべて足して、平にしたフィーリングです。
今までのStyle藍のコンフォートスペックと比較しますと、6~8段での運動性能は多少犠牲になりますが、10段~14段でのしっかりしたハンドリングと乗り心地に対して、単純に乗り心地の良さだけを強調した走りをイメージしていただければ大体間違ってはいないと思います。それを前後20段戻しという段数で実現しました。
唯一、ワイド&スーパーロングのフルキャンピングバージョン車輛と普段お仕事で重量物を積載するユーザー様には、ちょっと物足りない内容となると思いますが、通常のベット仕様や積んでも200キロ程度までのご使用でしたら、今回のテストスペックでも十分にご満足いただける運動性能だと確信しました。
もちろん4WD車輛用もバッチリです。
あと、今回の評価の旅では、12段戻しまで評価しましたが、12段14段では相当ハードな走り方をするユーザー様にもご満足いただける運動性能を確認できましたし、私が最も気に入った前後16段戻しは、どんなスピードでも(極悪路を除く)気持ち良い走り(ハンドリング)が可能でした。
例えるなら、凄くしなやかで一般道での走行も苦にならないワインディング仕様のダンパーの乗り味という感覚です。
そして、20段戻しでは上記の対策の効果が十分に発揮された快適な走りが可能となっています。
このニューテストスペックは、本日よりコンフォート最重視基本スペックとして対応させていただきますが、金本さんにはこれからじっくりと評価していただく予定ですので、そちらの評価結果も順次取り入れていく予定です。
Style藍・ニューテストスペック・評価開始。
2022年4月3日
今日は午前中に、先日組んだテストスペックの評価をして来ました。
取り合えず12-14での評価ですが、このスペックは8~16まで使えそうです。
今回12-14でかなりのガタガタ道(ノーマル脚だとぴょんぴょん跳ねるレベル)を走りましたが、この段数でも私的には十分な許容範囲でした。
心配していたステアリングレスポンスも問題無いレベルです。
10-12あたりで更に気持ち良い走りが出来ると思います。
問題は対横風ですが、これは風が強い時に新東名高速を走らないと評価が出来ません。
やはり、まったく新しいバルブの評価は楽しいです。
しっかり受け流しながら、きっちりと受け止める。
文章では何とでも言えるので、また動画でご説明させていただきます。
Style藍・コンフォート仕様ニュースペック評価開始!
2022年4月1日
先日、DFVだけ新テストスペックに変更したハイエース君。
今回、更に進化したDFVスペックと同時にもうあまり弄ることは無いだろうと思っていたメインバルブの特性を大幅に変更しました。
狙いは更にコンフォートな乗り味です。
まずは、そう君に評価してもらって、次は再来週に全日本ジムカーナ・エビスラウンドへの出張で運転席から、助手席から、後部座席から、荷室から(笑)、あらゆる路面で評価をしていきます。
S2000用タイプS:100%仕様スーパーオーリンズ・オーバーホール
2022年4月1日
今回で3回目。定期的にスーパーオーリンズ(タイプS:100%仕様)のOHにお越しくださる超綺麗なS2000さん。
現状の乗り味でご不満は無いそうですが、新しいスプリングに合わせて、若干DFVを変更しました。
OH待ちの間に、さわやかのハンバーグを食べに行こうと思っていたそうですが、その前に清水港で遅い朝ご飯を食べ過ぎてしまったそうで、今回は見送りとなってしまいました。
次回のOHの際は、お腹を空かせてお越しください♪
いつも遠路遥々ありがとうございます。
走行距離5万キロ!超極上車のS15シルビアさん。
2022年3月29日
本日、スーパーオーリンズのオーバーホールにお越しいただいたJR師匠のS15シルビア君。
22年間で走行5万キロ!車庫でぬくぬくしてる時間がほとんどという超極上車です!
ダンパーのオーバーホールは16年振り、走行は2万キロです。
いくら走行距離が少ないといえ、やはりゴム系は劣化してきますからね。
でも、現状全く異常無し!
さすが、オーリンズのシール類は抜群です。
もちろん、全交換しますが、まだまだ乗れましたね♪
ストリート仕様RX-8。タイプS:90%、C:10%仕様へOH&仕様変更。
2022年3月24日
本日、OH&仕様変更にお越し頂いたRX-8さん。
カタログモデルにレート1キロアップ仕様でお乗りでした。
ほぼ満足されているそうですが、2~3、気になるところもあるそうで、具体的な内容をお聞きして、対策スペックでセッティングさせていただきました。(タイプS:90%・C:10%仕様)
タイヤ&ホイールも交換されていましたが、RX-8はインセットを含むホイールサイズでハンドリング&乗り心地がかなり変わって来ます。
車高&アライメント調整後にグルっと試走して来ましたが、ハンドリングにちょっと違和感があったので、そこを対策してアライメントを再調整。
かなり素直なハンドリングになったと思います。
後は、ちょっとエアー圧が高過ぎな感じでしたので、ユーザー様馴染のタイヤ屋さんにご相談の上、エアーの調整もお願いします。
本日はありがとうございました!
BPレガシイさん。乗り心地改善スペック。
2022年3月24日
昨日、遠路遥々OH&仕様変更にお越し頂いたBPレガシィさん。
事前に何度かメールで打ち合わせさせていただいて、こちらに向かう途中も、お願いした段数を試しながら走って来ていただき、そのフィーリングに関して詳しくお話を聴きながら、いくつかの提案をさせていただき、そこからまた普段の乗り味で気に入っている部分と、気に入らない部分を当て嵌めて行って、出た結論が、タイプS:50%・C:50%で、バネはUC-01の8インチ・前後7Kとなりました。※事前の打ち合わせではタイプC:100%となっていました。
フロントのDFVの動きがどうにも気になるということだったので、フロントはアズライトスペックを選択、リアはフロントアズライトに合わせたDFVスペックでセッティングさせていただきました。
車高&アライメントを確認後に、ユーザー様運転で私は助手席に乗ってグルっと試走してみました。
結果は、ユーザー様も今までの嫌な動きが無くなって凄く素直な動きになってる!と、無事に1発OKをいただきました。
ただ、今後地元の道を毎日走られると、更なる不満点も出て来るかもしれません。
次回のOH時までに、じっくりと検証していただければと思います。
「ほんと、ややこしい事ばかり言って、うるさいお客ですみません!」と何度もおっしゃっていましたが、こちらも勉強できることがいっぱいありますので、ややこしいご要望は大歓迎です。
このクルマには長く乗るおつもりだそうですので、今後も末永くよろしくお願いいたします!
走行48万キロ!AE92レビンS/C
2022年2月25日
日本刀の刀鍛治さんのレビン君。
走行距離は48万キロ。
もう直ぐ50万キロです!
このレビン君のエンジンは新車からノーOHで、しかもメチャ調子良いです。
ミッションももちろんノーマルです。
今回は新車から2度目のクラッチ交換をしたそうです。
さすが、ノーマルクラッチ!24万キロ毎の交換です。
で、クラッチを交換したら真っ直ぐに走らなくなってしまったということで、調整にお越しいただきました。
調整→試走を5回繰り返して、満足できる範囲に収まりました。
いや、しかし昔のクルマは丁寧に乗れば50万キロを楽勝に走れちゃうんですよね。
しかも、刀鍛治さんは林道や雪道を走るのが大好きで、脚もスーパーオーリンズのラリースペックを装着していただいてます。
ノーマルエンジン、ノーマルボディがどこまで快調に走れるのか?
ジムカーナSA仕様・CR-Z仕様変更。
2022年2月15日
今年はPNタイヤ(08B&052)を履いてSAクラスにチャレンジする長畑選手のCR-Z。
よりハイグリップなタイヤに対応する目的で、前後のスプリングとサスペンションプラス製RAMPを装着、ダンパーもOH仕様変更させていただきました。