サポートドライバーの話題
2年連続・全日本ジムカーナチャンピオンマシンも、まだまだ進化中です!
2022年10月4日
夏から前後のブレーキバランスの見直しを進めている広瀬選手のS二千。
パッドの材質やローター径等の見直しをしてかなり進化しましたが、脚でも出来ることがあるということで、今回とある悪巧みを投入しました。
タイヤ目線でもクルマの動きはよく分かりますが、上からの動きを見ると更にブレーキングからスムーズにヨーが出る動きが分かりますね。
ブレーキ・アクセルオフ・アクセルオンでのヨーの動きがリニアな程、ドライバーがコントロールし易くなるのは当たり前です。
FSW.GCの路面は平なので、ギャップが多いIOXの路面では更にその効果がハッキリ出ると考えています。
軽さをより武器に出来るように!まだまだS二千は進化します♪
※動画はこちら↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=4w534FHSCmg
https://www.youtube.com/watch?v=4w534FHSCmg
全日本ジムカーナ選手権・JG2クラス4連勝!
2022年7月26日
S2000・RX-7・エキシージ。
まったく性格の異なる3台のトップ争いは正に手に汗握る走りを魅せてくれます。
難しい2輪用シケインへのブレーキング。下り最終コーナーからのスラロームへのブレーキング。角度のきつい最終ネオターン。
私も改造車に乗っている期間が長かったので、今回のコースのように普段は走れないコース設定でドライビングを合わせ込む難しさを十分に理解しています。
でも、それこそが数時間開けて2本しかアタック出来ないジムカーナの醍醐味でもあります。
岡山国際サーキットに設定された難しいコースで4連勝を飾った広瀬選手+S2000。
1本目のタイムで優勝を飾りましたが、2本目は惜しくもタイムダウン!
広瀬選手も勝ったうれしさ半分、2本目の走りの反省半分で、複雑な気持ちだと思います。
特に若林選手の2本目の猛プッシュと2本共にきっちりまとめて来た藤井選手の走りは、広瀬選手にとって新たなチャレンジのエネルギーとなることでしょう。
奥様と息子さんと娘さんと4人のチームで戦う広瀬選手。
最強のプライベートチームの挑戦は続く!
※優勝した1本目の走りです!(外撮り)
S2000用タイプS:100%仕様スーパーオーリンズ・オーバーホール
2022年4月1日
今回で3回目。定期的にスーパーオーリンズ(タイプS:100%仕様)のOHにお越しくださる超綺麗なS2000さん。
現状の乗り味でご不満は無いそうですが、新しいスプリングに合わせて、若干DFVを変更しました。
OH待ちの間に、さわやかのハンバーグを食べに行こうと思っていたそうですが、その前に清水港で遅い朝ご飯を食べ過ぎてしまったそうで、今回は見送りとなってしまいました。
次回のOHの際は、お腹を空かせてお越しください♪
いつも遠路遥々ありがとうございます。
ヒルクライム用S2000・スーパーオーリンズ!
2022年1月17日
本日作業させていただいたS2000さん。
スーパーオーリンズ・タイプG:100%から、ヒルクライム用にスペック変更&バネ交換のご依頼です。
荒れたタイトなコーナーでのコーナーリング&トラクション性能とギャップもあるハイスピードコースでの安定性を両立させることが目的です。
バネは今まで7インチだったものを8インチに変更。DFVももちろんスーパーなDFVへ変更しました。
メインバルブはワインディングスペックを基本に限界走行時の扱いやすさを追求したスペックとなります。
リアには、より細かいセッティング変更に対応するために、S2000定番のCSOさんの貫通ブラケットをセットしました。前後9インチ化にも対応可能です。
基本セットは完成しました。ここからは実際に走りながらの細かいセットアップとなります。
現場でも簡単に調整できるように色々と工夫をしています。
また、疑問なことが出て来ましたら、お気軽にお問合せいただければと思います。
本日は、ありがとうございました!
NB8ロードスター(ZⅢ)vsロードスターRF(ゼスティノ)vsS2000(RE71RS)
2021年11月21日
美浜スーパージムカーナ最終戦のデモラン時の動画です。
ご存知、村上選手のNB8ロードスター(吸排気・ECUチューン)と私のロードスターRF(PN車輛)と大須賀選手のS2000(SA車輛)の3台でデモランして来ました。
タイヤはNB8がZⅢ、RFがゼスティノ07R、S2000がRE71RSです。
タイヤパフォーマンス的にもパワー的にも大須賀選手のS2000が圧倒的に有利ですが、まだ2回目の走行の私のRFも頑張っています。
ドライバーのライン取りの考え方も、車輛&タイヤの違いが良く出ていると思います。
※その面白い動画はこちら↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=5x1bT0qiVcQ
超テクニカルコースほど、ライン取りが重要です!
2021年11月8日
JAFカップのみなさんの動画は明日ゆっくりと拝見しますね♪
さて、今日は笠置山モーターパークで開催されましたM2ファクトリーさんのジムカーナシリーズ最終戦に行って来ました。
ロードスターRFでデモランする予定でしたが、RFがトラブルのため、ユーザー様のS2000をお借りしてデモランをしました。
タイヤが練習用の山の無いR1Rということで、いかにしっかり止めて、素早く立ち上がるか?を意識してラインを組立ました。
後半の黄色いパイロンの8の字ターンの立ち上がり(下り勾配)でリアのスライドが大きくなってしまいましたが、他は1コーナーからほぼイメージ通りの走りです。
こういう狭く、規制が多いフルパイロンコースほど、タイヤ幅1~2本分、タイヤの4分の1~半回転分のライン取りが重要になって来ます。
リアステアとリアスライドの違い。
2021年9月6日
リア駆動車のリアステアとリアスライド。
この2つは似て非なるものですが、タイヤがグリップしているか?タイヤがスライドしているか?という状況が最も大きい違いだということは誰でもイメージできると思います。(このあたりの詳しい話は、ふら♪さんにお任せします♪)
じゃ、グリップステアとスライドの境って何処なのよ?ということになりますよね。
もちろん「境」はあります。そこを感じることが最も重要だと思っています。その「境」は当然タイヤの絶対的なグリップ力、クルマのセット、コーナーの条件で変わって来ます。というか、変えています。
その「境」を自在に作り出すことが最も需要なポイントだと思います。
この動画の1コーナーは進入はリアステアを使っていますが、ショートカットへはリアを若干スライドさせてラインに乗せています。
なぜかというと、タイヤが冷えているとどうしてもこの舵角だとアンダー気味になってしまうポイントだからです。そうなるとブレーキをかけるか、アクセルを抜いてアンダーを消す必要が出てきます。
なので、1コーナーのリアステアのGを利用して必要なスライドを発生させて向きを変えながらボトムスピードを落とさないように操作をしています。
動画を観ていただくと一気にスライドさせるのではなく、自然にグリップからスライドへ移行しているのが分かると思います。
次のターンは、サイドを利用してリアタイヤをスライドさせていますが、立ち上がりではリアステア状態でタイヤを前へ転がしていますね。
奥のトライアングルでも、1コーナー&ショートカットとまったく同じ理由で操作しています。
戻ってからの左ターンも立ち上がりが下り勾配になるので、サイドでスライドさせてから、徐々にリアステアに移していってトラクションが抜けないようにしています。
キリックスからフェニックスでは極力スライドさせずにリアステアさせながらアンダーを殺してラインに乗せています。
ショートカットは右のリアステアのGを切り返すことによって、左のリアステアをスムーズに引き出していますね。
最後の右ターンもかなりの下り勾配なので、スライドは最小限に抑えて、立ち上がりはリアステアを利用してトラクションを最大限かける操作をしています。
タイヤのグリップを100%引き出しながら、フロントの舵を助ける荷重移動を利用するのがリアステアです。
リアステアをスムーズに引き出せないような低速&タイトコーナーでは、リアタイヤを若干スライドさせることによって、ボトムスピードを維持しながら、立ち上がりではリアステアへ移行させるのがポイントです。
サイドターンは正にコレです。
立ち上がりでアンダー気味になって、ラインが膨らんだり、アクセルが踏めなかったり、またリバースステアしちゃうような時に、リアステアをマスターすれば、ほとんどの場合その悩みはちょっとした操作で解消できます。
その「ちょっとした操作」を頑張って身に付けましょう!
そうなれば「境」も手に取るように分かって来ますよ♪
※動画はこちらから↓ ↓ ↓ ↓ ↓
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JG2クラス5戦中4勝の広瀬選手S2000!
2021年7月20日
このコンディションの中、2駆ベストの広瀬選手S2000!
JG4優勝の山越選手EF8&JG3優勝の佐野っち選手DC2を僅かに上回ったスーパードライビングです。
車載(ナイショ♪)を観ても、隙の無いほぼ完ぺきなアタックでした。
こういう状況下で、マシンのポテンシャルを100%発揮できる広瀬選手の集中力はマジ半端無いですね!(*^^)v
※動画はこちら↓ ↓ ↓ ↓ ↓
全日本ジムカーナ選手権。JG2クラス・シリーズトップ!
2021年6月30日
今回の北海道遠征で、最もハラハラさせてくれたのが、JG2クラス広瀬選手です!
まず、金曜練習の1本目が終わった時点でスターターが割れてしまい、富良野の佐藤農園様の愛車からスターターを外していただき、土曜には何とか走れる状態に。
でも、金曜のメニューがまったく消化できなかったので、土曜の2本で本番セットを出すことになってしまいました。
今回の砂川のコースはご存知の通り、かなりテクニカルな設定。回頭性の良いS2000を更にきっちり曲がるセットで最短距離&最速ラインを確実にトレース出来るセットを2本で出していただきました。
正直、もう少し先のセットもあったと思いますが、まずは広瀬さんのフィーリングが第一なのは当然ですので、ここは広瀬さんの感覚で決めていただきました。
そして、迎えた本番!
ズミーさんのYouTube中継を観ながら動きをチェック。1本目は1コーナーから狙い通りの動きをしています。ストレートに出る奥の複合左コーナーも良い感じで立ち上がり、これはスピードが乗るぜ!と思った瞬間、前半のパイロンセクションのスラローム進入でABSが誤作動!止まり切れずにオーバーランしてしまいました。戻ってコース後半を確認する方法もあったと思いますが、タイヤに厳しい砂川の路面を考え、ここで走行を止めた広瀬選手の判断に乾杯です♪
で、迎えた運命の2本目。1コーナーから良い意味で集中した走りで、コーナー3つ曲がったところで28秒前半を確信しました。
その後は、やはり高い路面温度の所為で若干のロスはありましたが、難しい状況下での確実な走りで、ほぼ狙い通りのタイムを叩き出しました!
S2000の低速モリモリパワーはこういう中途半端な路面&コーナーリングには最高のパフォーマンスを見せてくれますね。
1本目を無事に走り切れていれば27秒中半は確実に出ていたと思いますが、2本目の走りは北海道遠征の集大成の走りだったのは間違いないと思います。
お疲れ様でした!優勝、おめでとうございます♪(^O^)/
※動画はこちら↓ ↓ ↓
S2000用スーパーオーリンズ・タイプS:80%、タイプC:20%。
2021年6月24日
本日、スーパーオーリンズ・タイプS:80%、タイプC:20%を装着いただいたS2000さん。
ご覧のように超綺麗なボディです♪
高速を快適に、街乗りでの段差の突き上げを無くす、ワインディングを気持ちよく走りたい。というご希望です。
セットするバネはもちろんサスペンションプラスUC-01です。ワインディング仕様には最適なスプリングだと思っています。
スーパーDFVスペックも数多くのストリート用&ワインディング用S2000をセッティングして来たノウハウがぎっしり詰まったスペシャルセッティングです!
バルブが馴染んでからが本領発揮です。
本日はありがとうございました!