スーパーオーリンズ&BPSダンパー・製作&メンテナンス業務

アジュールの日記帳

オーリンズとスーパーオーリンズは何が違うの?

2020年3月11日

この仕事を初めて38年。
ダンパー&バネを含めて、小さなパーツ1つ1つを評価する仕事も30年以上続けて来ました。
ダンパー評価では、0.05mm差のバルブシムの動き、100分の1mmのフリクションやグリス&オイルのフリクション&耐久性、数mmのポートの形状&位置&数の違いを評価する仕事や、ブッシュの硬度・厚さ・形状の違いの評価もしてきました。
数字で示される違いもあれば、数字には出ない違いも評価してきました。
でも、それはあくまでもメーカーから自分が請け負った仕事。

我々の仕事は、ユーザー様1人1人にご希望の走りをお届けすることです。
ユーザー様のご要望は「評価した内容」では無く、「今までとは違う走り」なのです。
どんな講釈を並べても、その走りにユーザー様が満足出来なければ失格です。
特にストリート用ダンパーの場合は、セットするバネとのマッチングを含め、ユーザー様の望む納得の走りをご提供しなければ高い代金をいただくことは出来ません。
ユーザー様のご希望は、同じ言葉で表現してもその内容は1人1人異なります。同じ車種でも、他のパーツや乗り方&走る道路によっても変わって来ます。
もちろん、タイムアタック仕様・競技専用仕様の場合も、個々のユーザー様の価値観・ご要望の内容によって対応は様々です。

BPSダンパーのようにワンオフ製作ダンパーはもちろんですが、スーパーオーリンズもカタログモデルでは満足できないユーザー様のご要望に応えれるように1セット・1セットご希望の走りをお届けできるようにセッティングしています。
今までに、数多くのカタログモデルのセッティングも経験して来ましたが、その数百倍のユーザー様に合わせたセッティングを積み重ねて来ています。

先日、頭を悩ましていた20年に1度の案件も、今回の対策でユーザー様が驚くほどの走りの違いをお届けできたようです。

毎日、毎日、ダンパーを組む仕事ですが、車種&スペックは同じでも、ユーザー様のご希望内容が少しでも違えば、同じダンパーでは無くなります。

1週間に数回は「普通のオーリンズとスーパーオーリンズは何が違うのですか?」というご質問をいただきます。
「見た目は同じですが、走りが違います。そして、その違いはユーザー様のご希望内容で変わります。」
一言で言ってしまえば、こういうことなのですが、今日はちょっとだけ違いの内容に関してお話させていただきました。

※お陰様で、3月に入って新規製作のご依頼、OH&仕様変更のご依頼を本当にたくさんいただいております。
どんなに忙しくても、1人1人のユーザー様のご要望にお応えするために使う時間は変わりません。
そのために、ちょっとお時間をいただく場合もございますが、ただ組み付けるだけでは無く、よりご希望の走りに近づけるために工夫しています。
納期はご依頼内容、ダンパーの状態によって変わってきます。
まずは、お気軽にお問合せください(^O^)/

AZURオリジナルスプリング・ESAスプリング新発売!

2020年3月10日

☆新製品のご案内☆
令和2年3月31日新発売!
AZURオリジナルESAスプリング♪(日本製)
ラインナップは写真のアシストスプリング(レート&自由長は選べません)と内径65mm、自由長6インチ・7インチ・8インチの直巻きスプリング各レートとなります。
色は、以前から特注スプリングで採用していたマットブラック。

金額は1本¥12.000-(税抜き価格)

直巻きスプリングの運動性ターゲットはジムカーナ&ショートサーキット向けとなります。
納期に関してまして、レート&サイズによってはお時間をいただく場合があります。ご了承ください。
アシストスプリングは基本的に常時在庫を確保する予定です。

明日から、ご予約を受け賜わります。
UC-01・UC-03と併せてよろしくお願いいたします。

※詳しいスペック(運動特性)およびラインナップに関しましては直接お問合せください。
※在庫状況&納期に関しましては、お問合せください。

 

AE86用BPSダンパー・タイプS、完成!

2020年3月4日

AE86用BPSダンパー・タイプS。
完成です!
納品はユーザー様のご都合で来週以降ですが、大変お待たせしました!m(__)m

EP91スターレット用BPSダンパー!

2020年3月3日

以前のモデルではかなりのセット数を製作させていただきましたが、新しいBPSダンパーではお初となります。

まだまだEP82&91用ダンパーの需要は多いです。

今回はEP91さん。来月はEP82さんです。

毎度ありがとうございますm(__)m

満員御礼m(__)m

2020年2月28日

3月19日開催の秒殺トレーニングは満員御礼となりました。
たくさんの申し込み、ありがとうございますm(__)m
この頃には新型も落ち着いてくると思います。
思いっきり秒を抹殺しましょう(^O^)/

2020スペックのテスト動画が次々と送られてきます。

2020年2月26日

全日本ジムカーナ選手権開幕まで後1ヶ月。

エンジンのかかりが遅いうちのユーザー様達もやっとテスト走行を始めたようです。

動画はご存知、稲川選手のニパ子号33スイフト。

細かいうねりとリアが突っかかるいやらしい路面のFSWジムカーナコースでの走行です。

まだ、ドライバーがリハビリ中ですが、スイフトの動きは良い感じです。

今年の活躍が楽しみです(^O^)/

BPSダンパーの取扱上のご注意。

2020年2月25日

BPSダンパーをご使用いただいておりますユーザー様にご連絡です。
納品時にご説明させていただいておりますが、続けて2件ほどトラブルと言いますか、ロッド内のイモネジが外れてしまう不具合が発生しましたので、再度お知らせさせていただきます。
BPSダンパーの減衰調整ノブですが、図の(A)の部分が減衰調整部分となります。調整幅は減衰最強(MAX)から24段となっています。24段以上回しても減衰は変化しておりませんので、必ず最強(MAX)から24段戻しの間でご使用ください。(MAX~6段までは使わないと思います)
図の(B)の部分は、調整ノブをロッドに取付または取外す際に回す部分となります。減衰調整部分(A)と一緒に回すと、最悪調整ノブがロッドから外れる際に、ロッド内のアジャスター(イモネジ)がロッド反力で飛び出してしまうことがあります。
減衰調整する場合は、(A)のみを回して(B)を回さないようにご注意ください。また、ダイヤルを外すために(B)を回す際は(A)と共回ししないようにご注意ください。
※もしもイモネジが飛び出してしまった場合は、イモネジの6角部分を上側(調整ノブ側)にしてロッドに入れて、調整ダイヤルを強く押さえながら回していただければネジ山にかかって元に戻ります。ネジ山にかかったら締め付け部分(B)のダイヤルだけを回すようにしてください。(B)が回らなくなったらOKです。

以上ですが、何かご不明な点がありましたら、お問合せください。

巧い!(笑)

2020年2月21日

タイヤの回転がまったく止まらないのがよく分かりますよね。

グリップがあまりよく無いタイヤでタイム出すコツは、タイヤの回転を止めない!これに尽きると思います!(^O^)/

スーパーオーリンズ(Style藍)はブレーキング性能に拘りぬいてセッティングしています。

2020年2月16日

仕事柄、あまり馬力には興味がありません。
どちらかというと加速よりも減速が好きです。
だからと言って、首が前へ出ちゃうような強烈な減速Gフェチでもありません。
スルスル~~って、知らないうちにきっちり減速している感覚が大好物です!
ブレーキペダルを踏んだ分だけ、違和感無く気持ちよく車速が落ちている時間は内臓がとても喜んでいるのが分かります。
タイヤの性能も同じです。
路面をしっかり捉えて減速Gをしっかり受け止めながらも平気な顔をして転がってくれるタイヤが大好きです。

そういう意味で、超絶に気持ちいいな♪と感じたタイヤはダンロップさんのバイアススリックでした!
どんな路面状況でも、思った通りの減速が出来る素晴らしい減衰特性を持ったタイヤでしたね。
単純な制動力は現在のラジアル構造に軍配が上がると思いますが、あの一体感と安心感から来る安定の転がり感はやっぱりバイアスならではなのかな?と今でも思っています。

ここ数年のダンパーの減衰特性を決めるバルビングも、実はこの感覚を最重視してセッティングしています。
特にストリートでは、『圧倒的なブレーキング時の安心感』がテーマとなっています。(もちろん競技用も)
ハイエース用のダンパーはこの特性を出すために躍起になってセッティングしていると言っても過言ではありません。
ダンパーセッティング。仕事ですが、本当に面白いです。

もっとスムーズにタイヤが回転するように!
もっと気持ちよい減速が出来るように!
高性能の先にあるのは安全&安定です♪(^^ゞ

※動画のハイエースのダンパーはアズライトスペックです。スーパーDFVスペックもアズライト同等のブレーキ性能を発揮するところまでセッティングは進んでいます。

アシストスプリング(ヘルパースプリング)の選び方を動画でご説明。

2020年2月13日

よく「アシスト(ヘルパー)スプリングを入れたいんですが、レートの選び方を教えてください。」というご質問をいただきます。

そこで、簡単にレートや種類の選び方の説明動画を撮ってみました。

参考になれば幸いです♪

※アシストを装着する場合、しっかりセットするのが大前提なのは当然ですが、それでもすべてがメリット尽くしなわけではありません。必ずデメリットもあります。それはセットする車輛側の特性にもよって変わってきます。特にハイレートなアシストをセットする場合は要注意です。
動画は簡単な使い方の説明なので余計なことは言っていませんが、例えばクルマを乗り換えた場合、前のクルマで試した時はこうだったから、このクルマでも同じだろう?は当てはまらないとお考え下さい。メリット&デメリット。自分はどんな動きを求めているのか?をしっかり決めて試すと効果も出やすいと思います。また、セットするダンパーの減衰特性&ストロークによってもアシストの働きが変って来ます。ダンパーが減衰力調整付や全長調整式でしたら、ぜひ色々とお試しください。

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