2024年5月22日
中古でオーリンズをご購入されたユーザー様から、取付ける前にリフレッシュ&仕様変更をしたいとご依頼いただきました。
中古品の場合は、まずはダンパー&付属品の状態の把握からです。
残念ながら、リアのピストンロッドの摩耗(再使用不可)が進んでいたことと、フロントは写真のようにトップシャフトに曲がりがありました。
旋盤で回して確認したところ、シリンダー本体には歪や曲がりが無かったので、シャフト部&ネジ部のみ修正することにしました。
シャフト部分は問題の無い範囲で曲がりが修正できましたが、何とネジ部にも若干の曲がりがあって、ネジ部の曲がりも無事に修正出来て、ナットもスルスルと回るようになりました。
この曲がりの原因ですが、以前のオーナーさんが、ノーマルアッパーマウントを装着していて、取付方法に少し問題があり、シャフト部に曲げ方向の強い力がかかる状態で長く使用していたことが主な原因だと思います。
ピロアッパーマウントをセットしている場合、ピロカラーの高さ不足でピロボールの切れ角が足りない状態で使用して、シャフトが曲がってしまうトラブルは時々ありますが、ノーマルアッパーをセットしてあったということと、ネジ部にも曲がりが出ていたことを考えるとアッパーシートとアッパーマウントの組付け方法に何か原因があったということですね。
無事に修正が出来ましたので、シリンダー代金が浮きました!
良かったです。(^O^)/

2024年5月22日
ナロウボディ用の新スペックの高速&ワインディング評価のために、新東名~東海環状~東海北陸道~白川郷~五箇山~福光(IOXアローザ)まで、往復して来ました。8-10、6-8、7-9と段数を変えながら評価をした 結果は? ぜひ動画をご覧ください。
ハイエース、マジで楽しいです♪ 動画はラスト12分間のみですが、ここがメインだったので、ぜひご覧ください。
※https://www.youtube.com/watch?v=rl8rJLeue6o&t=636s
2024年5月22日
先日、身延へ出かけたので帰り道に動画を撮って来ました。ナロウボディ用新スペックでフロント6段戻し、リア8段戻しで富士川沿いの道を快適に走行してきました。行きはフロント8段戻し、リア10段戻しで走りましたが、ワインディングでは終始アンダーステアなハンドリングでした。帰り道は途中でフロント6段戻し、リア8段戻しにしたら、アンダーステアはピタっと顔を引っ込めてくれました。めちゃ気持ち良いハンドリングです!(*^^)v
※https://www.youtube.com/watch?v=B6X0n5z01fU&t=116s
2024年5月17日
2年前に新品のスーパーオーリンズをご購入いただいたGRヤリスさん。
その時のご要望は、
①リアの突き上げ感の改善
②街乗りで、時速50キロ以上でのフラットな乗り味
③高速道路での安定性
④ワインディングでの軽快なハンドリング
⑤車高はノーマルから10mmダウン程度
という内容で製作させていただきました。
その後、かなり距離を乗られるということで、去年の春に1度ダンパーをOHしていただきました。
その時にフロントのバネも交換していただきましたが(10インチから8インチへ)、ちょっと動きに違和感があるということで、今回は10インチへ戻す作業をご依頼いただきました。
ちなみに、バネはUCー01の6Kです。
リアもUC-01の10インチの6Kです。
車高は全く変えずに、プリロードだけ前回の時より変更して、10インチのメリットと、ちょっとゆったり動くデメリット?のバランスを図っています。
また、次回はOHにお越しいただけるということですので、お待ちしています♪
今後も末永くよろしくお願いいたしますm(__)m
2024年5月15日
今日は関東方面から、超綺麗なS2000さんが、OH&仕様変更にお越しくださいました。
TC2000&FSWも走られるということと、彼女とドライブに出かけた時に、助手席からクレームが入らないレベルの乗り心地というご依頼です。
サーキットアタッカーさんなら、助手席から文句を言うような彼女は要らん!とか言いそうですが(負け惜しみ)、そこはユーザー様のご希望にはとことんお付き合いをするAZURですから、突き上げ最小限で、運動性能もバッチリ仕様で仕上げさせていただきました。
これで、助手席からクレームが来たら・・・。
多分、大丈夫だと思います♪
今日は、ありがとうございました。
今後も末永くよろしくお願いいたしますm(__)m
2024年5月15日
異種格闘技率が1番高いPN3クラス。
今回も表彰台の3台は
優勝!ZC33Sスイフトスポーツ
2位!ロードスターRF
3位!GR86
と、見事に3車種が揃いました。3車種共にユーザー様なのが超絶にうれしいです!
優勝した池澤選手は地元タマダのウェット路面を気負うことなく激スムーズに走り切り、ブッチギリのタイムを叩き出しました。
1~2コーナー内側の難しいショートカットからの右ヘアピンコーナーのスピードコントロール。ストレートから1~2コーナーへの飛び込み、から~~のショートカット。そして、何より後半ストレートから飛び込む超ムズイ連続S字コーナーの処理。この時は1個目でラインを少し外していますが、その後のリカバリーが素晴らしかったです。
実は、表彰台の3選手には共通点があります。
それは、ダンパーのOH時に、正確にご自分の要望を伝えてくれるところ。
大多和選手も今回の2本目は凄く勉強になったようで、更にアグレッシブに攻め込むために、来週早速フロントダンパーを小変更して前後のバランスをよりご自分の手の内(足の内)にするための悪巧みを実施します。
全く練習が出来ない山口さんも、今回のタマダは凄く勉強になったようで、2024年スペックに対して何か要望を出してくるかも?です。
というわけで、見事優勝した池澤選手の走りです!
2024年5月10日
以前から何度かご説明させていただいていますが、ハイエースで雪道を走る機会が多い場合、雪道を走行後にスチームでダンパー&脚回りを洗浄していただくことを強くお勧めいたします。
今回のダンパーもリアの減衰調整ダイヤルの中に塩の粉が入り込んで、完全に固着してしまっていました。
最初、ユーザー様はあまりに固いのでプライヤーで強引に回せば直るかなとお考えになったそうですが、壊すといけないからと工場まで来てくださいました。
固くなった調整ダイヤルを強引に回さなかったので、中を分解&洗浄出来て、ブラケットASSYで交換すること無く、無事に通常の状態に戻せました。
今年はスキーに行く回数も多かったそうで、夏タイヤに交換ついでに減衰を変えようとした時に、固くて回らなかったということでした。
雪が多い地域にお住いのユーザー様はもちろん、スキーへ良く行くユーザー様は、定期的にスチームで下回りを洗っていただければ、このようなトラブルも防げますし、他の部分の錆予防にもなります。
ぜひ、定期的な下回りの洗浄をお願いいたしますm(__)m
2024年5月9日
☆宣伝☆
この動画のRFの動きを観たら、誰でも新ESAスプリングが欲しくなると思います!
バネ4本に10万円????
と思うかもしれませんが、これでもかなり安く価格設定しています。
新ESAスプリングは全て受注生産となります。
納期は最短で2か月を見てください。
内径は全て65mm(66mmではありません)です。
自由長は6インチ~8インチ。レートは3K~20Kまでとなります。
興味のある方は、HPのメールアドレスからお問合せください。
よろしくお願いいたしますm(__)m
2024年5月2日
半年間、じっくりと評価をしてきた試作ESAスプリング。
完璧にこのバネの特性を把握できたので、いよいよ正式に発売開始します。
ただ、やはり評価を続けていくうちに、メインの7インチだけでは、どうしてもカバーできない部分もあって、じゃ6インチから8インチまでラインナップするのか?という問題に直面しました。
そこで、新しいESAスプリングは、今までの特注スプリングと同じで全て受注生産とさせていただくことに決定しました。
受注生産のデメリットは、まず価格が特注価格となってしまうことと、納期が2か月かかるということです。
メリットは、先に書きましたが装着目的に合わせて6インチから8インチまでをラインナップ出来ることです。
基本的な特性はもちろん同じですが、自由長の違いによる特性違いを択んでいただけることのメリットを優先しました。
※6インチ~8インチまでをカバー。レートは3Kから20Kまで対応。
(株)サスペンションプラス宮浦社長が私の我儘を形にしてくださった新ESAスプリング。
宮浦社長には今まで以上にご迷惑をお掛けすることになりますが、こんなバネを巻いた責任はしっかり取っていただきます♪
私、個人はUC-01の特性が超お気に入りですが、UC-03とUC-01の良いとこ取りから始まったESAスプリングも、今回の新ESAスプリングは、またちょっと違う方向性で素晴らしいバネになっています。
今回の新ESAスプリングで私が拘ったのは、ロールした際の内側のバネの動きです。単純に伸びる時の特性では無く、荷重が抜けていく際のタイヤの回転を安定させるスプリングの動きに拘ってセッティングして来ました。
価格設定はもう少し煮詰めてから発表させていただきますが(今のところ、現行のESAスプリングの倍近い金額になる予定です)、いくらでも良いから、このバネが欲しい!という人は、今から受注開始します。
今、受注した場合、納期は7月となります。
というわけで、夏のボーナスで新ESAスプリングをゲットしませんか?というお知らせでした!(^O^)/
2024年5月2日
AZURの連休前の作業は、このクルマ用のスーパーオーリンズ取付作業です。
AZURにご依頼いただくこの車種用としては最も多い「街乗りメイン、たまにサーキット走行」というユーザー様です。
じゃ、吊るしで良いんじゃね?と思う人も多いと思いますが、このユーザー様も最初は吊るしでとお考えだったそうです。
折角高い車高調を入れるのなら、最初から納得できるものが良いですよ!と、GRガレージ・トレッサ横浜の磯貝様からアドバイスをいただいたそうで、磯貝様のご推薦もあってスーパーオーリンズをお選びいただきました。
サーキット走行も視野に入れておられるので、バネレートはちょっと硬めですが、路面に張り付くような乗り味をお楽しみいただけるセットとなっています。
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早速、ユーザー様からコメントをいただきました。
バルブが馴染めば更に動きが良くなります。
今後もよろしくお願いいたしますm(__)m
☆ワインディングでの挙動が純正とは別物になり、大変興奮いたしました。
いつもの道をいつもの通りにゆったり流しただけですが、素晴らしいです。
何時も通りにハンドルを切ると切り過ぎになるほど曲がる。舵角に合うように少し速度を足した位ではなんともしない安定した走り。
自分がこう曲がりたいとハンドルを操作した時に遅れがないので、とても信頼出来る車になったと感じました。