スーパーオーリンズ豆知識
オーリンズのシリンダーの強度を目で確認してください
2018年4月9日
シリンダーをカット加工したついでに、ストラットタイプのシリンダーの強度がよく解る工夫をしてみました。
安心の品質を目でご確認ください♪
シリンダーのネジ山をかじってしまったら!
2017年11月9日
ロアーシートの固着が原因で30mm以上に渡ってネジ山が完全に潰れてしまったシリンダーです。
何とか、ここまで修復しましたが山が痩せているので再使用は諦めました。ロアーシート側は何とか修正ができました。
ロックナットやロアーシートを回そうとした際に、ちょっとでも突っかかりを感じたり、重さを感じたら、そこで回すのを止めてAZURまでご相談ください。
何とか出来る可能性がグンと上がります!
WRX.STI用スーパーオーリンズ!!!
2017年9月28日
ここ最近、特にご注文が多いVAB用スーパーオーリンズ。
今回ご注文いただいた3セットは、サーキットスペック・ジムカーナスペック・ストリートスペックと3タイプに分かれました。
写真は、ジムカーナスペックです。
3タイプともにVABの高い運動性能を、それぞれの目的に合わせて、更に向上するようにセッティングされています。
もちろん、メリットばかりではありません。
耐久性等、諸々なデメリットも存在することは確かです。
そのデメリットの対策を含め、出来るだけユーザー様のご希望に合わせてチューニングするのが私達の重要な仕事です。
さて、今回のまったく異なる3タイプのスーパーオーリンズ。
もちろん実績は多いですが、ユーザー様が変わればご希望の動きも違います。バルブシム1枚毎、ガス圧、ストローク、20段調整幅等、出来る限りご希望に叶うようにセッティングしました。
「おおっ!これ!これ!この動き!!」と言っていただけるように。
ありがとうございます!m(__)m
ダンパー&スプリング・セパレートタイプ
2017年4月2日
ワンオフ特注モデルは年間に数十セット製作していますが、今回のセット出しは本当に苦労しました!
やっと、納得のいく動きになりました。
やはりセパレートタイプにUC-01は最高です。
本日はもう1台のセパレートタイプのセットアップをしました。
こちらも、もちろんバネはUC-01です。
狙い通りのセッティングで運動性能&乗り心地も問題無し!
アズライトスペックとの相性も抜群です♪
全長調整式ブラケットの固着にご用心。
2017年3月17日
全長調整式ダンパー、あるあるNo.1トラブルはコレ。
全長調整ブラケットの固着です。
なぜか?いつも急ぎのダンパーに多いのも、あるあるです♪(汗)
今回も影山さんの根気強い作業で何とか壊さずに分解できました。
4本すべてが固着していると分解するだけで数時間かかることもあります。
このトラブルを防ぐには、とにかくマメな掃除と意味もなく回すこと!(笑)
ブラケットやシリンダーも交換とならなように、グルグル回してあげましょう♪
必要以上のストロークは性能に悪影響がでる場合があります。
2017年2月22日
うちで寸法を出したスーパーオーリンズ以外の特注オーリンズが、よくOH&仕様変更に入ります。
中には、シリンダー長をほぼ無視したストロークになっているダンパーも時々あります。
必要以上なストロークは、ダンパーの性能的に問題が出て来ます。
何事も丁度いい按排があるので、それ以上は「過ぎたるは及ばざるが如し」となってしまいます。
今回のダンパーは問題ないストロークでしたので、スーパーな性能を100%発揮できます。
と、思ったら別のダンパーが・・・
なぜ?と思ってしまうシリンダーカットを施してありました。
私的には有り得ない加工ですが、チューナーさんの何らかの思惑があってのことでしょう。
とりあえず、性能に支障が出ない組み方をして作業終了です。
こちらは写真はありません~~~
※OH前の写真です。
RX-8のリアダンパーロアブラケット固着修理
2016年7月16日
完全に固着してしまったRX-8リアダンパーのロアブラケット。
専用の治具を使ってもビクともしません。
さすがに、これは無理!
こういう場合はアルミブラケット部分を削り取って新品と交換となってしまいます。(このパーツが結構高額なのです)
と、諦めてユーザーさんと打ち合わせ中だったのですが、なんと!影山さんの執念と、年寄りコンビの技で何とか分解できました。
ちなみに、この作業代はサービスなのです。
今度、タカタへ行った時にはサービスしてもらわないと♪(嘘)
本日、発送いたしました!
アッパーマウントを外す時にはご注意ください!
2016年6月16日
年間に数件、このようなトラブルが発生します。
ユーザーさんがアッパーマウントからダンパーを外す際に、オーリンズの説明ではロッド先端に6角レンヂを差し込んで固定して、メガネ等で緩めるように書いてありますが、この6角部が舐めやすく、レンヂが噛み込んでしまいます。
そこを強引に回すと、ご覧の用に根元からポキリ!
こうなると二進も三進もいきません。
ガスバルブがこの中に入っているのでガスを抜くことも出来ずにこのままでは分解することが出来なくなってしまいます。
こうなる前に、ちょっと怪しいかな?と思ったらAZURにアッパーごとアッセンブリーで送っていただければ修理いたします。(修理不可なケースもありますが)
お気を付けください!
外れました!
オーリンズ製アクティブダンパーのお話し
2016年2月29日
土曜日の宴会の席上でアクティブサス(ダンパー)の話が出ましたが、このYT37には当時(20年前)オーリンズのアクティブダンパーが装着されていました。
予めプログラムされた動きをいくつかのセンサーの入力を判断して瞬間的にプログラム通りの動きをする優れものです。
4つのプログラムを予めセットして、コクピットからワンタッチでプログラム自体を切り替えることも可能でした。
このYT37というクルマは車重430キロに対して、エンジン&ミッションの搭載位置の関係で右後ろだけ40キロ重いという超バランスの悪いマシンでした。
この軽さで、このバランスの悪さは正直致命的です。
加速&ブレーキング&コーナーワーク、すべてにアクティブダンパーの効果があってこその、この走りでした。
唯一の問題はフルブレーキングのインフォメーションがほとんど伝わってこないこと。
特にターンへフルブレーキングする際の踏力は「こんなもんだ!」的な操作です。
この後、川市チーフがエンジン&ミッションを乗せ換えて、左右&前後差が完全に50:50のバランスになるように作り替えてからはアクティブダンパーの恩恵が必要なくなり通常のパッシブダンパーに変更。
ブレーキングのし易さが戻り、ローパワーマシンでハイパワー軍団や隼軍団にコース設定によっては互角な走りを見せていたことをご存知な人も多いはずです。
どんな装備もそうですが、メリットあれば必ずデメリットもあります。
そのマシンに必要なバランスを持たせてセットアップするということが重要なのだと良い勉強をさせていただきました♪
というわけで、もう見飽きた人も多いと思いますが(笑)アクティブサスのトラクション&操作性に注目して、もう1度御覧ください。
Gymkhana ASL-AllJapan-1998-Sep-bride-kawamura
https://www.youtube.com/watch?v=1nq1mYp_3d8
ダストブーツはとても大事です。
2016年1月13日
写真はDC2用ダンパーとダストブーツです。オーリンズはダストブーツ必着ですが、このようなケースもあるので注意が必要です。
フロントダンパーはロッドのショートストローク化をしてあるので、ご覧のようにロッドの長さに比べてダストブーツが長くなってしまいます。
このまま装着するとダストブーツがバンプラバー代わりの仕事をしてしまい、早く痛むばかりかストロークも規制してしまう恐れがあります。
そこで、そう君のマジックハンドが、この形状のままダストブーツの長さを短くして装着するのです。
出来上がりの写真はマジックなのでナイショです!
(って、全然マジックでも何でもありませんが♪笑)