オーリンズ オーバーホールの記事一覧 | スーパーオーリンズ&BPSダンパー・製作&メンテナンス業務

オーリンズ オーバーホール

ロータス・エスプリターボ用特注オーリンズ・オーバーホール

2024年9月13日

かなり以前にウプランズさんで製作したロータス・エスプリターボ用特注オーリンズです。
デフォルトの寸法で、色々と制約があり、本来の性能を発揮できない状態で長年使用されてきたようです。
今回はOHのついでにストロークの最適化とバルビングの適正化を実施しました。
実はレイアウト上の問題で、シリンダーが1部分削れていて、しかも最もいやらしい部分が歪んでいました。
この状態ではロッドガイド&ピストンを抜くことが出来ませんが、そう君が上手に修正してくれて無事に分解&OH出来ました。しかし、本当にギリギリまで削れていたので、今回OHをご依頼いただいてよかったです。
このシリンダーはもちろん当時特注で製作された物で、アルミのワンオフ物でしたので、再製作には相当な時間と金額が掛かると思います。
というわけで、無事に本日出荷です。
大変、お待たせしました!ありがとうございました。

ダンパーオーバーホールの納期遅れに関する詫び。

2024年8月27日

現在、お見積り中のダンパーは1セットを除いて、全て作業続行のご連絡をいただきました。
中にはパーツが生産中止になっているダンパーもありますが、そこは頭と腕で影山さんが何とかしてくれると思います。
そう君が担当のダンパーも出来るだけ修正&修理しながら進めてもらっています。
新品パーツでも、メーカーの長期在庫品などは、そのまま組むとNGなこともありますので、確認&修正、場合によっては加工して本来の性能が発揮できる状態にしてから組込みます。
大変お待たせしまして申し訳ありません。
性能には影響が出ない状態でお届けいたします。
よろしくお願いいたしますm(__)m

お見積り額をご連絡するのが、超気が重くなる時があります。

2024年8月21日

ここのところ、古いダンパーのOH作業のご依頼が増えて来ています。
お盆前にもアナウンスさせていただきましたが、OH履歴が不明なダンパーは中古でご購入されない方が無難です。
見た目に誤魔化されない様にご注意ください。
OHの基本料金は、あくまでも大きな問題が無いダンパーの場合となります。
先ほどお見積りさせていただいたダンパーは2セット共に4本で20万円を超えてしまいました。
通常のOH基本料金はダンパーの状態が良い場合の金額となります。
あれ?と思われたら、お早めにOHされることをお勧めします。また、金額が安いからと言って、あまりにも古いダンパーもパーツが廃盤になっている可能性が高いです。
中古のオーリンズを買った場合、または買った車輛にオーリンズが装着されていた場合も、あれ?オーリンズってこんなもんなの?と感じたらお早めにOHされることを強くお勧めいたします。

ネット等で中古のオーリンズをご購入される場合はご注意ください。

2024年8月2日

先月から通常以上のOHのご依頼をいただいておりますが、中には20年物や30年物もあって、作業に時間が掛かってしまっています。
その分、新品製作や通常のOH作業に支障も出てしまっています。
先週から作業を進めていますFC3S用のノーマル形状ダンパーも
他車種(こちらもかなり古い車種ですが)で流用できるパーツを探してからの作業となりますので、分解を始めてから1週間ほど掛かっています。
その他にも中古品をご購入された方からのご依頼が多く、分解&お見積り&パーツ発注という流れがスムーズに行かないダンパーが続いています。
オーリンズは他メーカーさんと比べたら、古いモデルのパーツを長い期間生産してくれていますが、やはり2世代前のダンパーのパーツはかなり厳しい状況となっています。
ネット等で中古のオーリンズを探していらっしゃる方は、できればDFVモデルを探していただければと思います。多少程度に問題があってもパーツは入手できますので、問題なくOH作業ができます。
PCVモデルもそろそろ博打的な状況です。
サブバルブ無しのオーリンズは、まず止めておいた方が無難です。
安いからと言って、相当古いモデルに手を出すと、購入価格を溝に捨てる事になりかねません。
お気をつけください。m(__)m

毎日の作業が勉強です!

2024年7月25日

本日は、ショップさんオリジナルのオーリンズを装着されたGRヤリスさんが、OH&仕様変更にお越しくださいました。
装着されてから、そこそこの距離をお乗りということでしたが、ダンパーの状態も良く、問題なく作業が終了しました。
ただ、ダンパーの中身と取付方法に若干の問題があって、そこもしっかりと対策して作業させていただきました。
作業終了時は突然の大雨&雷でしたが、オーナー様に試走もしていただき、乗り味の変化に驚いていらっしゃいました。
今回の作業では、こちらも勉強になることがあったので、今後の作業に活かしたいと思います。
本日は遠路遥々ありがとうございました。
今後もよろしくお願いいたしますm(__)m

シリンダーシャフト部の曲がり。無事に修正作業終了しました。

2024年5月22日

中古でオーリンズをご購入されたユーザー様から、取付ける前にリフレッシュ&仕様変更をしたいとご依頼いただきました。

中古品の場合は、まずはダンパー&付属品の状態の把握からです。

残念ながら、リアのピストンロッドの摩耗(再使用不可)が進んでいたことと、フロントは写真のようにトップシャフトに曲がりがありました。

旋盤で回して確認したところ、シリンダー本体には歪や曲がりが無かったので、シャフト部&ネジ部のみ修正することにしました。

シャフト部分は問題の無い範囲で曲がりが修正できましたが、何とネジ部にも若干の曲がりがあって、ネジ部の曲がりも無事に修正出来て、ナットもスルスルと回るようになりました。

この曲がりの原因ですが、以前のオーナーさんが、ノーマルアッパーマウントを装着していて、取付方法に少し問題があり、シャフト部に曲げ方向の強い力がかかる状態で長く使用していたことが主な原因だと思います。

ピロアッパーマウントをセットしている場合、ピロカラーの高さ不足でピロボールの切れ角が足りない状態で使用して、シャフトが曲がってしまうトラブルは時々ありますが、ノーマルアッパーをセットしてあったということと、ネジ部にも曲がりが出ていたことを考えるとアッパーシートとアッパーマウントの組付け方法に何か原因があったということですね。

無事に修正が出来ましたので、シリンダー代金が浮きました!

良かったです。(^O^)/

 

超綺麗なS2000さんのダンパーOH&仕様変更です。どんなご要望にも出来る限り対応させていただきます!

2024年5月15日

今日は関東方面から、超綺麗なS2000さんが、OH&仕様変更にお越しくださいました。
TC2000&FSWも走られるということと、彼女とドライブに出かけた時に、助手席からクレームが入らないレベルの乗り心地というご依頼です。
サーキットアタッカーさんなら、助手席から文句を言うような彼女は要らん!とか言いそうですが(負け惜しみ)、そこはユーザー様のご希望にはとことんお付き合いをするAZURですから、突き上げ最小限で、運動性能もバッチリ仕様で仕上げさせていただきました。
これで、助手席からクレームが来たら・・・。
多分、大丈夫だと思います♪
今日は、ありがとうございました。
今後も末永くよろしくお願いいたしますm(__)m

ストリート&ワインディング仕様ZC33Sスイフトスポーツ。

2024年1月11日

去年の年末にお預かりして作業を進めていました、某ショップ様のオリジナルオーリンズ(現在は販売はしていないダンパーです)をOH&仕様変更して(バネもUC-01へ変更)本日装着させていただきました。
突き上げを出来るだけ抑えて、ワインディングでの運動性能を重視したスペックで作業させていただきました。
この度は、ありがとうございました。
今後もよろしくお願いいたしますm(__)m

なぜ?トラブルが発生してしまうのか?が問題なのです。

2024年1月9日

年間3000本のダンパーを作業していると、「なぜ?こういう状態になるの?」というダンパーに遭遇します。
1本だけだったり、左右だったり、前後だったり。
オーナーさんが何度か変わって、その間にオークション等でニコイチ(最高3個口!)になった物も数多く見てきましたが、ワンオーナーさん品でも、時々???なダンパーを見ます。
ダンパー自体はパーツさえあれば復活しますが、問題は「この状態になった原因」です。
同じような事例が数件出てくると大体の原因は掴めて来ますが、それでも未だに「お初」な事例も出て来ます。
ダンパーは単純な仕事しかしていないのに、ちょっとしたことで各ダンパーへの負担が大きく変わってくることがあります。
車体側の問題も含め、ユーザー様の使い方が原因の場合もありますので、ユーザー様への的確なアドバイスが出来るようにしっかり原因を確認しています。

毎年恒例の書き込みです。

2023年12月14日

毎年のことなのですが、年末年始はOHをご依頼くださるダンパーの中で、かなり状態のよろしくないダンパーの割合が多くなります。
この時期に中古でご購入される人や、しばらく放置していたダンパーを来年に向けてOHされる人が多くなるからだと思います。
通常のOHに比べて、状態によっては2倍、もしくは何等かのトラブルがある場合は数倍時間がかかることもあります。
写真は、オーリンズの正立式ダンパーを逆さまに取り付ける場合、ダンパー下部で減衰調整が出来るようになっているブラケットです。
今回は、このブラケットの内部でロッドがポッキリ折れてしまい、折れたロッドの先端がブラケットの中に残ってしまっていました。(かなり奥で折れています)
しかも、ブラケット内部の減衰調整部分もかなり錆びてしまっています。
ネジ山を潰さないように折れたロッドを削り取って、中を掃除して新しいロッドを組み付けてOHします。
このロッドを削り取る際に、ちょっとでもセンターがずれるとネジ山も削ってしまい、このブラケットごと交換となってしまいます。
このブラケットが非常に高価なので、AZURでは時間がかかっても、出来るだけ修理するようにしています。
新品を製作して交換すれば作業は楽ですし売り上げも出ますが、直せるものは直して使っていただくのがAZURのポリシーです!
もちろん、どんどん新品に交換してください、というご依頼の場合は、簡単に直る場合を除いて問題のあるパーツはすべて交換していますが、あまり予算が無いユーザー様の場合は、出来るだけ安く、でもしっかり作業させていただくように心がけています。
ということで、OHに若干お時間をいただく場合もございますが、出来る限りユーザー様のご希望に添えるように作業をしています。(直せない場合は交換となりますが)
問題のあるダンパーは、作業前にお見積させていただきますので、お気軽にお問合せください。
※OHのお見積りは現物を確認しないと金額が出せませんので、まずはダンパーをお送りください。
※お見積りの内容によっては、OHをキャンセルされる場合もあると思いますが、その場合の費用は送料のみかかります。

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