アジュールの日記帳
今年、1番多く作業させていただいた車種は?
2022年12月27日
2022年度の営業が無事に終了しました!
今年もたくさんのダンパーの作業をさせていただきましたが、年間作業本数第1位に輝いた車種は!!
●1位 ついにハイエースが来ました!(*^^)v
●2位 NDロードスター(含むRF)
●3位 ZC33Sスイフトスポーツ
●4位 86&BRZ
●5位 S2000
以上がベスト5でした!
去年1位だったWRXが今年は何とDC2に負けての7位!!
その他の車種もかなり上位変動が多かった1年でした。
さて、来年はどの車種が1位に来るのか?
本日は2022年度最終営業日です。
2022年12月27日
さて、今日は2022年仕事納めです。
大掃除と来年の目玉となるであろうFFヤリス用BPSダンパーの製作です。
新年は1月6日から、そのFFヤリスの作業から仕事初めとなります。
年越しでお預かりしているダンパーのOH作業も1月6日からスタートとなります。
私は5日にモーターランド鈴鹿さん。6日に美浜サーキットさん。7日と8日は幸田サーキットさんでのボランティア活動から新年がスタートします。
が!その前に凄く重要な案件が昨夜勃発したので、4日にユーザー様のところへ出向いて、とあるパーツをお預かりするのが2023年のスタートとなりそうです。
何はともあれ、うちのような超零細工場が今年も生き残れたことに心より感謝いたします。
今年は川市チーフの訃報もあり、40年というAZURの歴史を色々と思い返すことにもなりました。
本当にユーザー様1人1人に支えられて来た40年だったと思います。
と、言ってもまだ1日あります。
2022裏全日本改造者選手権IN成田モーターランド
2022年12月19日
裏全日本の外撮り動画を観ると、ショートカットの段差でのリアの収まりがイマイチなのがよく分かりますね。
実は、このバタつき加減にはちゃんとした理由があるのです。
ナリモのストレートにある2カ所のショートカットはアップダウンと舗装のつなぎ目の段差でそのクルマの脚の動きが良く分かるのもナイスです♪
今回のあーるえふ君のセッティングはセット0.75改。
改の内容はナイショですが、バネ&アシストはいつもの通り、フロントにESAの10K+1Kアシスト。リアにESAの8K+ESAアシスト。
ダンパーはBPSダンパーのフロント18段、リア20段(前後24段調整)です。
前後18段にすれば、リアのバタつきは90%程度解消します。リアを16段にするとほぼ100%解消して、段差でも吸い付くような走りが可能です。
じゃ、なぜフロント18段、リア16段にしなかったのか?というと、段差以外の区間での荷重移動の前後バランスをドライバーの操作によって狙い通りの動きに持って行くのに時間がかかるということと、冷えた路面ではタイヤのグリップ変化が大きくなってしまうからなのです。
なので、今はリア20段がとても気に入っています。
その理由は、このセットが何でも出来る!ということです。
例えば、前後14段にすると、クルマの動きは凄く安定します。多少ラフな操作をしてもクルマの動きは安定しています。
クルマの動きが安定すればタイヤの転がり具合も安定するか?というと、ハンドルをロックツーロックまで切り込んだり、1速や2速でアクセルのオンオフが0~100までを繰り返すようなジムカーナ的な走りでは、必ずしもクルマの姿勢の安定性=タイヤのグリップの安定性とはならないのが厄介なところです。
ここで、ベテランなみなさんは「段差で脚がバタついていたらタイヤのグリップが安定しないだろ?」と思うかもしれません。
でも、もう1度動画をよく見てください。脚がバタついてもタイヤの転がり方は安定しているのがお分かりいただけると思います。
BPSダンパーはこの程度のバタつきではタイヤのグリップ変化を最小限に抑え込む仕事をしています。
フラットな路面では、その動き易さを利用して、自在にロール&ピッチのストローク量と速さをドライバーが作り出すことが出来るのです。
しかも、いきなりタイヤのグリップがスッポ抜けたり、逆に突っかかったりしないので、高い車速でのコーナーリング、確実に車速を落として姿勢を変化させるブレーキングが可能となるのです。
クイックな姿勢変化とスムーズな荷重移動という異なる運動性能をドライバーが自在に使いこなす。
それこそが、私が追及している「理想のコーナーリング」なのです。
2022スペックは、ひとまず現セットで完成です。
2023スペックは、この方向性を更に煮詰めていきます。
まだまだドライビングも進化しなければ、理想のコーナーリングを実現するのは難しいですからね。
いやーーーーーー楽しいです♪マジで♪(^O^)/
チーム・アジュール最高傑作マシン!
2022年12月18日
C2ロードスターも楽しかったけど、やっぱり川市チーフとの共同作業で最高に楽しかったのは、このYT37ですね。
当時東名パワードのエンジニアだったなべちゃん(現コルトスピード)にエンジンを2Lにスケールアップ(元々は1.8L)してもらった時に、トルクが出るからリアのトラクションをもっと増やしたいね!と川市チーフと策を練ったんですが、いきなりリアフレームを切断してごにょごにょとやり出した時は、「おお!そう来ますか!」という感じで新鮮な驚きがあったことを良く覚えています。
YT37にはオーリンズの電子制御アクティブダンパーの試作品が装着されていたので、フレームの変更で更にダンパーの動きも良くなって4駆みたいな加速が実現しました。
あの発想の豊かさは技術的なノウハウはもちろんですが、何をすれば何がどうなるということがすべて頭の中にあったんだと思います。
思い付きでフレームを切った貼ったしてたら、折角しっかりとプログラミングされた電子制御ダンパーもまともな仕事が出来ませんからね。
ろくな設備も無い、超ちっぽけな工場で、あれだけの結果を残せたのは川市チーフの頭脳と手先の器用さのお陰以外の何物でも無かったと思います。
今観ても、このトラクションは半端無いっす!
幸田スポーツドライビング・ラボ2022ラストアタック外撮り動画です。
2022年12月15日
先日アップしました車載動画の外撮りです。路面温度約10℃とタイヤがゼスティノ07R・3分山としては相当頑張っていますね。
計測開始食後のショートカットは3速ノーブレーキですが、さすがにフロントタイヤの反応が乏しかったので手前から舵を入れてアンダーを出さないように、ほぼ狙い通りのコーナーリングが出来ました。
第3シケインを折り返してからはフロントタイヤのグリップ感がかなり出て来たので、調子に乗って8の字ターンへオーバースピードで入ってしまいました。でも、タイヤの山があれば十分に間に合うタイミングでしたね!
68歳の腰の痛い爺さんにしては頑張ってます♪(^O^)/
その動画はこちら↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=2dZEg1oV_qQ
うれしい悲鳴です!
2022年11月15日
皆様からたくさんの新規お見積のご依頼をいただいております。
心より御礼申し上げますm(__)m
1セット1セット、オプションパーツを含め、ご希望の内容でお見積させていただきますので、若干お時間をいただいております。
BPSダンパーの場合、過去にまったく製作履歴の無い車種用の場合は、2~3週間ほどお時間をいただく場合ございますので、ご了承願います。
ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いいたします。
お知らせとお願い。
2022年11月3日
ジムカーナの最大の敵はパイロンペナルティとミスコースですよね。
2022年10月21日
ジムカーナ競技の最大の敵は?
それはもちろん、ペナルティとミスコースです。
ペナルティを無くす方法は?
ありません!(笑)
じゃ、そこで終わるので、真面目な答えを。
それは日頃の練習でパイロンを触らないで走ること。
それがきっちり出来ないと、本番で「避ける」作業が出てそれがロスとなります。それか触ります!(笑)
じゃ、ミスコースを無くすためには?
答はいくつかありますが、方法的には
・慣熟歩行をする前にコース図を完璧に頭に入れること。
・そして、しっかり走りの組立を意識しながら慣熟歩行をすること。
・慣熟歩行したイメージを何度もシミュレーションすること。
そして、最後に
・走行中に余計なことを考えずに、組立た走りだけに集中して全力で走ること。
です。
私も時々試走でミスコースします。
それは慣熟歩行無しで走りの組立をせずにいきなり走るからです。
後は、走行中に余計なことを考えながら走っている時です。
この歳になると集中力も落ちて来るので尚更ですね。
記憶力の衰えは関係ありません!
長くやってる人なら覚えられないなんてことは絶対にありませんから!
でも、時々コース図上でミスコースしちゃう場合もあります。(汗)
そんなコースは、間違い無くコース設定者の所為です。
日本全国でコースを作る人は物凄く大勢いると思いますが、参加者の5%がミスコースをしたら、それはコース製作者の所為ということを肝に銘じてコースを作ってください。(除く全日本)
そのことが、今後のジムカーナ参加者の数を大きく左右することを忘れないでね♪
これ、超真面目な話ですよ。
ちなみに、笠置山モーターパークのウルトラテクニカルコースはパイロンタッチはめちゃ多いですが、ミスコースは非常に少ないのが特徴です。
コース設定者の三枝さんが、パイロンは走り難く、コースは覚えやすく毎回工夫をしてくれているからです。
コース設定の模範だと思います。
あの豪快な走りからは、こんな細かいコース設定は想像できないという人は多いですが、豪快な走りほど繊細な感覚が必要だという証明だと思います!(*^^)v
久しぶりの、ドラちゃん号(FFヤリス)の走行動画です。
2022年10月17日
久しぶりの、ドラちゃん号(FFヤリス)の動画です。
以前にご紹介させていただきましたが、131ヴィッツ用のオーリンズを改造して、有り合わせのパーツで組んだ試作品のスーパーオーリンズです。
予算が少ない人には、この方法もお勧めですが、やはり専用に開発するBPSダンパーにはすべての面で敵わないと思いますが!
とはいえ、これだけの走りが出来るので(もちろん稲川選手のドライビングあっての走りですが)学生さんには、この仕様で十分かと思います。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=VNGJFaBfn1s
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https://www.youtube.com/watch?v=VNGJFaBfn1s
AZURは41年目に突入します!
2022年10月1日
令和4年10月1日。
本日からAZURは41年目に突入します!
昭和・平成・令和という3つの時代でAZURを支えてくださった多くのユーザー様に心から感謝いたします。
41年目のAZURも、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m