アジュールの日記帳の記事一覧 | スーパーオーリンズ&BPSダンパー・製作&メンテナンス業務

アジュールの日記帳

主役はクルマとユーザー様!

2020年11月21日

脚をセッティングする仕事を、AZURを始める前から、もう40年やらせていただいています。
色々なメーカーさんの、色々な脚を評価させていただいて来ましたが、もちろん純正脚も数え切れないほど評価して来ました。
ただ、純正脚の場合は脚の評価では無く、そのクルマ自体のコンセプトや車体全体の特徴を知るために乗る感じです。純正脚のバネやダンパーの特徴も伝わっては来ますが、それを参考にすることはほとんどありません。
純正脚は車体の構造によってレイアウトが制限される中で、コスト面や組み立て面など、多くの制約の中で設計されて、狙うユーザー層という対象の範囲があって、その中で作り手の考え方やセンスが組み込まれて、1つのカタチとなっていると思います。
一方で私の仕事は、1人1人のユーザー様が対象となりますので、そのクルマの持っている素質を活かしながら、ユーザー様のご希望に合わせた動きを出すようにセッティングします。
主役は2人。もちろんクルマとユーザー様です。
私が主役になることはありません。
この2人の主役の息が合っていなければ、どんなに私が頑張ったところで良い動きは生まれて来ないので、そこの部分もしっかりと私達が汲み取って、結果的にクルマに気に入ってもらえて、ユーザー様にご納得いただくような動きを作るのが仕事です。
ダンパーもバネも文字通り縁の下の力持ちです。
メーカーの多くの開発担当者のみなさんがダンパー&バネが働く環境を作ってくれているので、その環境下で、ユーザー様のご希望の動きを実現するためには膨大なデータ(ノウハウ)が必要なのは当然ですが、その前にクルマとユーザー様の本音を聴くことが何より大切なのです。
出来上がるダンパー&セットするバネは、見た目は大差無いですが、「なぜ、そのセットになったのか?」は、1人1人のユーザー様のご希望の内容と、クルマの持っている素質が決定してくれます。
その多様な組み合わせをしっかり表現出来るように、ユーザー様の代わりに遠回りするのが我々の大切な仕事なのです。
直接、ユーザー様にお会いしてやり取りさせていただくのは、全体の1割程度です。
9割は電話やメールの内容だけで、ユーザー様にご希望の走りをお届けしています。
とーーーっても難しく、やりがいのある仕事です♪(^^ゞ

お陰様で、AZURは創業39年目に突入です!(^^ゞ

2020年10月1日

10月1日はAZUR創業記念日です。
お陰様で39年目に入ります。
これも、ひとえにユーザー様1人1人のお陰と心より感謝いたします。
今後も1人1人のユーザー様の走りを支えていけるように日々精進してまいります。
変わらぬご愛顧のほどをお願い申し上げます。

スーパーオーリンズ・タイプS:100%スペックの運動性能

2020年8月8日

スーパーオーリンズの仕様変更でのご依頼内容で、半分近くが「スポーツ走行(タイムアタック)が出来て、普段乗りで乗り心地が良い脚」
というご依頼です。
この【乗り心地が良い】というのが、最高に曲者でして、同じ車種&ほぼ同じスペックで、とあるユーザー様は「アタック段数のままで街乗りしてもまったく問題ありません」とおっしゃり、また「想像した以上に乗り心地が硬い」とおっしゃるユーザー様もいらっしゃいます。
 
乗り心地が悪い(硬い)と評価されるユーザー様が、乗り心地の良さというものに求めている動きが問題となります。
そして、そこのさじ加減がバルビングの肝となります。
初期の動きをマイルドにすれば良いというものでは無く、早いピストンスピード域の減衰を抑えれば良いというわけでもありません。
どの動きに対しての評価なのか?でバルビングは変わります。
もちろん、セットするバネレート&特性も考慮する必要があります。
 
動画は、かなり前に幸田組佐藤監督が撮影してくださった私のスパ西浦での車載映像です。
この時は、まだタイヤと脚(LSDを含む)とブレーキとマフラーを変更しただけで、ブーストもノーマルです。
タイヤは前後235のRE01Rです。
ダンパーはスーパーオーリンズ・タイプX:100%(現在のタイプS:100%)です。
バネはハイパコのフロント550ポンド、リア450ポンドに合わせています。
私的には、この乗り心地はかなり柔らかいと感じます。
この前はタイプG:100%だったので、比べれば当然ですよね。
それでも、235サイズのRE01R+ノーマルブーストでスパ西を60秒台で周回できちゃいます。
ハイグリップタイヤ&パワーアップ&軽量化等も施して、バリバリなアタック仕様にする以外は、タイプS:100%スペックでも、安全に思いっきりアタックしていただけると思います。
 

自由自在!

2020年8月8日

i-broさんの124スパイダー。
去年の暮れの動画ですが、乗せていただくのは2回目です。
というか、124スパイダー自体に乗るのが2回目。
クルマに不慣れ、ナリモにも不慣れということもあって、結構コーナーリング中に細かい修正をしています。
ジムカーナのように一発勝負のアタックは、このようにどんな姿勢でも修正を入れる余地があることが重要です。
もちろん、修正が必要無いアタックなら、ここから1秒近くタイムは上がります。それが出来ないのは私の未熟さです。
それが、1発勝負の醍醐味でもあります!

せーーの!で、タイムを出すセッティングの秘訣は「自由自在な修正」が出来ることだと思います。
我々一般人にとって、必要最小限な修正こそがベストタイムを叩き出す秘訣です♪

幸田スポーツドライビング・ラボの勧め♪

2020年8月7日

基本、毎月第一木曜日に開催している幸田スポーツドライビング・ラボ。
午前中は動画のパターン練習。午後はフルコースでのタイムアタックと、1日ご自分のテーマを持って目いっぱいスポーツドライビングの研究をしていただけます。

中部地区はもちろん、関東地区、関西地区からも来やすい立地で、設備も抜群です。タイヤも減らないので反復練習には持って来いです!

ぜひ、ご利用ください(^O^)/

ありがとうございますm(__)m

2020年7月15日

なんだかんだで、今日も超忙しかったです!
本当に有難いです♪
でも、ダンパーは予定の作業が早めに終わったので、そう君と影山さんには早くあがってもらいました。
私は、やることがあり過ぎてプチパニックです(^^ゞ
もう少し頑張ってからナンバー付きシルビア君のアライメントを確認して終わります。

写真は、先日スーパーオーリンズを装着していただいたVABさん。
狙ったホイール&タイヤを装着したら、ちょっとはみ出しがあるということと、もう少し車高を落としたいということで、本日ご足労いただきました。
ちょいちょいと調整して出来上がりです!

これでも最低地上高は十分にクリアしているのですが、フロントリップはかなりヤバイ位置です!
ユーザー様が問題無いということですのでOKですね。
タイヤ&ホイールも無事に収まってめでたし♪めでたし♪(^O^)/

ありがとうございましたm(__)m

2020年7月6日

こういうメールをいただけることが、この仕事の至福の時です。
この業界の人はみなさん同じですね♪
ありがとうございますm(__)m

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※楽しいZC33Sに激変しました!

トラクションのかかりも純正と違い大満足です!

ショップからの帰り道、469号のちょっとした峠道を

走りましたが、ウエットでも安心して楽しく走れました。

今後のミニサーキットが楽しみです。

またTC2000最終コーナーが好きなので少し大きめなコースにも

チャレンジしていきたいと考えています。

約400km走行しましたので2000kmあたりでの馴染み後の走りも

楽しみにしています。

スーパーオーリンズを装着して本当に良かったです。

ありがとうございました。

45年前の記憶!

2020年6月17日

工場のシャッターを開けると風が通って、超気持ち良いっす♪
AZUR万歳♪\(^o^)/

さて、突然ですが今日のジムでのネタです。
各セットの間に、色々なクルマの動きと自分の操作をシミュレーションしながらジムの中をウロウロするのが最近のジムでの日課です。

今日は45年前から数年間、欠かさず毎朝通っていたダートでの練習を思い出しながらシミュレーション確認をしてみました。
すると、1回歩いただけで、当時のほぼすべての車輛でのクルマの動きや自分の操作がしっかり頭の中でイメージ出来ました!
ダートラを止めてからもオーリンズの評価で色々なクルマでダートを走る機会はありましたが、それもここ20年はやっていません。
でも、45年前のクルマの動き、自分の運転操作、路面やコースまでも、実に鮮明に思い出したのです。

歳を取ると、最近のことは直ぐに忘れてしまうけど、昔のことはしっかり覚えていると言いますが、コレ本当です!

多分、今いきなりダートを全開で走っても、そこそこ走れちゃうと思います。

身体は覚えている!と言いますが、頭も忘れませんね♪

 

宣伝です☆

2020年5月18日

我々のように対面商売(ユーザー様と離れていても、中身は対面です)の基本は、実際に使ってくださるユーザー様の価値観を我々がどれだけ理解しているか?が基本です。
言うは易しですが、これが実際のセッティングの基本中の基本。

見た目で判断できる部分はほんの少し。(商売的には重要なポイントですが)
クルマに装着して走ってナンボ!なわけです。
クルマの個体差(細かい部分のセットアップを含む)とユーザー様の感じ方も色々。

持ちやすいお箸があったり、着やすい服があったり、眠りやすい枕があったりと、まったく同じです。

ラーメンに酢を入れるのが好きな人もいれば、胡椒をこれでもか!とかける人もいます。だからと言って、入れない方が美味しいラーメンもあります。

車高をいじる場合も、バネのプリロードを変える場合も、スラストシートの有無も、0G締めも、1G締めも、1.〇G締めも、フルピロ化も、後付けの補強パーツも・・・。ユーザー様のご要望に合わせ込む大切な「最後の味付け」ですが、絶対に美味しくなるとは限らないのが難しいところです。

何が足りないのか?
何が余計なのか?

それを見極めるのが我々の仕事だと思っています。

そのまま食べるのが好きな人に、あれ入れろ!これ入れろ!と言ったら「ええーーい!五月蠅いわい!黙って食べさせろ!」となりますよね。

ちょっと味が薄いかな?と言われたら、「では、これを入れてみてはいかがですか?」とアドバイスして、「おお!美味しくなった♪」と喜んでいただいた人には、次からはその味をご提供する。

これは濃いよ!と言われたら、何が余計なのか?を判断して味を変えて見る。「おお!これ♪これ♪」と喜んでいただけたら、次からはその味をご提供する。

もちろん、ユーザー様の好みの変化があった場合は、更に味付けを工夫してご提供します。

ダンパーチューナーって、料理人と同じです。
しかも、ユーザー様専用の料理人なのです。

だから、我々のご提供するダンパーは、お値段もちょっと良いですが、「美味しさ」の対価としては、決してお高く無いと自信を持ってお出ししています。

ぜひ、スーパーオーリンズ&BPSダンパー&Style藍をご賞味くださいm(__)m

山野哲也選手のオンボードレッスンのご案内。

2020年5月5日

今回の【川村徹のちょっとタメになるお話の部屋・Room No.001】のスペシャルゲストとして登場していただきました山野哲也選手の『オンボードレッスン』ですが、もちろんどなたでもお気軽にご利用していただけます。
有料のレッスンですが、本当にタメになるレッスンだと思います。
興味のある人は下記専用ページまで、GO!!(^O^)/
https://coconala.com/services/1206666?fbclid=IwAR0VtzbnQXVk49_yKq2LLaZZFbFJKh853kfgZ2jzdKokcyRNR3Hc8ReGZec

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