アジュールの日記帳の記事一覧 | スーパーオーリンズ&BPSダンパー・製作&メンテナンス業務

アジュールの日記帳

ヴァリノ・ペルギア08Rで路面温度50℃オーバーの幸田スポーツドライビング・ラボのコースをアタックしてみました。

2023年7月7日

路面温度50℃オーバーの幸田サーキット。スポーツドライビング・ラボのアタックコースを、ヴァリノ・ペルギア08R(215-17)で1本アタックしてみました。
ゲートオープン前に幸田の路面に合わせてエアーを合わせましたが、さすがに路面温度が変わり過ぎて、このエアーはイマイチでした。
もう少し、セットをしっかり出してアタックしないとダメですね。
とはいえ、ペルギア08R(8分山)は、ブレーキングでのヨレは気になりますが、ヨレを頭に入れて操作してあげれば、かなりのパフォーマンスを見せてくれました。
※幸田サーキットは山が低いタイヤの方がタイムが出ます。(特に夏場)
以前に、前モデルのペルギア08RをS15に履かせていましたが、その時も5分山を切ってからのパフォーマンスが素晴らしかったので、今回も5分山以下ならかなり印象は違ったと思います。今日の路面ではスリップサインが出ているくらいがベストだと思いました。
この1本のタイムが結構ロスがあっての1分28秒91だったので、きっちり攻め切れば1分28秒フラット。5分山以下なら1分27秒フラットはいけると思います。
まだまだ評価は続きます♪

ロードスターRF(前期型)のDSC&TCSはスポーツドライビングでどうなのか?を、検証してみました。

2023年7月7日

ロードスターRF前期型のDSC(横滑り防止)&TCS(トラクションコントロール)の使い方が少しだけ分かって来ました。
朝一から何度か交互にON/OFFを繰り返して試してみて、余計な介入をある程度事前にコントロール出来るようになりました。
ブレーキングでDSCが作動している時に、アクセルを開けると確実にTCSが作動します。ガバっと開けると結構減速感を伴うレベルです。
その対処方法は2つ。
①ブレーキング~ターンインでのDSCが解除されるのを待ってアクセルを開けて行く。
②ブレーキング~ターンインでDSCが作動している時でも、アクセルでバランスさせてあげると、一瞬TCSが顔を出すが、直ぐに解除されて加速できる。
こう書くと、②の方が良いに決まってますが、アクセルを開ける量を間違えると、直ぐにTCSが再作動します。そのタイミングは相当早く正確です。ちょっと試したら、1つのコーナーでTCSが3回短く作動&解除を繰り返しました。2速~3速のコーナーでの状況なので、なかなかのレスポンスです。
というわけで、ロードスターRF前期型(後期型は知りません)のDSC&TCSでの走行時は、①と②を状況に合わせて使い分けるとロス(デメリット)は最小限だと思います。
単純にタイムでの比較では、ONの状態はOFFよりも1分20秒のコースで約1秒タイムダウンでしたが、フルドライのテクニカルコースとしてはなかなかのタイムだと思います。
※というわけで、比較動画を撮りましたのでご覧ください。
1本目がDSC&TCSをOFF。2本目がONでの走行です。

山野哲也選手のオンボードレッスンの勧め。

2023年7月3日

さてさて、私も仕事柄ユーザー様に色々なアドバイスをさせていただきますが、自分も山野選手に何度かオンボードレッスンをお願いしてアドバイスをいただいて自分の走りを進化させる楽しさを教えていただいています。
私のレッスン内容は、みなさんの参考になることも多いと思い、Facebookでご紹介しているので、観ていただいた人も多いと思います。
このオンボードレッスン動画は、今年の幸田スポーツドライビング・ラボの午後アタックコースを自分で初アタックした時の走りをレッスンしていただいたものです。
パイロンを置いたのは、この数週間前にハイエースで行ったので、RFで走るのは、この動画が初アタックとなります。(2本走った1本目です)
昼の試走なので、路面温度は8℃くらいありました。
タイヤは3分山くらいのゼスティノ07Rです(半年倉庫にしまってあったタイヤを引っ張り出して来ました)。
この日の参加者は全日本&地区戦のトップドライバーさん達が揃っていましたが、PN車輛で1本目のアタックで、私の1本目のタイムと同秒台だったのは、確か全日本の山口選手のGR86だけだったと思います。みなさん練習用のタイヤだったので、1本目は厳しかったと思いますが、それはゼスティノ07Rの3分山もまったく同条件ですからね。
私の走りの山野選手の評価ポイントは87点でした。
止めるブレーキングは6点です。(滝汗)
ライン取りの組立方を含め、モロ納得の評価でした。
実際に、2本目は1.5秒タイムアップしています。その動画を観ると山野選手に指摘していただいた箇所の半分は修正出来ています。
でも、やっぱり半分は甘いところがありました。
この甘い部分は私の組立が「3分山のゼスティノ07Rじゃ、このくらいじゃね?」と決め込んでいるためだと思いました。
要するに操作的なミスでは無く、組立自体でタイムを捨てているということですね。
山野選手にレッスンを受けてから、同じタイヤでアタックしましたが、路面温度は大差ない状況で2本目よりも丸々1秒以上タイムアップしました。
その後はタイヤを換えてしまったので、ベスト更新は出来ていませんが、この時のレッスン内容はタイヤのグリップが落ちても抜群の効果が出ています。
タイムだけを見たらタイヤによってまったく変わって来てしまいますからね。
当たり前ですが、どんなタイヤでもタイムを削り取る組立&操作の練習は可能です。
路面温度が50℃を超えても、ウェット(土砂降りは除く)でもね。
このアタックコースは今年のコースなので、今週の6日を含め、後6回走ることが出来ます。
私の操作と山野選手の組立のアドバイスは、どんなレベルの人にも凄く役に立つと思います。
今年のコースは1コーナーとショートヘアピンへの飛び込み以外は(ショートヘアピンもエスケープゾーンは広いです)安全にアタックしていただける設定となっていますので、ぜひご自身のスキルアップに役立てていただければと思います。
そして、車載動画を撮って、ぜひ山野選手のオンボードレッスンを受けてください。
もちろん、私ももう1度、このコースでレッスンをお願いするつもりです♪
めざせ!90点以上ーーーーー!(^O^)/

AZURからのお願いです。

2023年7月1日

なぜ、ジムカーナコースは覚えられるのに、先ほどの電話の内容は直ぐに忘れてしまうのか?
マジで謎です。
毎日、かなりの数のご相談を電話でいただきますが、電話だけのお問合せの場合、少し時間が経つとその内容をほぼ忘れてしまいます。(キッパリ)
大変お手数ですが、お見積りを伴うお問合せは、必ずメールで送っていただけますようお願い申し上げます。
お電話とメールのダブルでのお問合せも、もちろん大歓迎です!
※セッティング等や、分からない事のお問合せは電話だけのお問合せでも全然問題ありません。
以上、AZUR川村からのお願いですm(__)m

新品ダンパーの入荷状況に関してのお願いです。

2023年6月14日

特注BPSダンパーの納期も現在かなりお時間をいただく状況となっております。(特に初受注品はレイアウトの確認期間を含め4ヵ月ほどお時間をいただくことになります。超レアな車種はもう少しお時間をいただく場合もあります。)
また、オーリンズのベースダンパーもほとんどが受注生産となっていまして、1ヵ月半から2ヵ月(モデルによっては更に延びる場合もございます)ほどお時間をいただいている状況となっております。
このような状況下でも、多くの受注をいただいておりますことに心より感謝いたします。
競技系のユーザー様におかれましては納期遅れは重要な問題となります。またストリート系のユーザー様も、新車の納車タイミングや車検のついで、他の修理&チューニングと同時にという方がいらっしゃいますので、やはり納期遅れは多大なご迷惑をお掛けすることになってしまいます。
こちらとしましても、寸前まで納期が不明な場合も多く、諸々な対応に支障が出て来ることも多々あります。
少しでも、ユーザー様にご迷惑をおかけすることが無い様に、日々努力は続けておりますが、メーカーにはメーカーの事情もあるようで、ユーザー様との間に挟まって、とても心苦しい案件例も少なくありません。
他メーカーさんと比べても決して安くはないダンパーですが、ユーザー様の細かいご要望にお応えできるように日々の勉強を怠らず、品質管理を含め、手間暇をかけ、超零細工場だからこそ可能な対応を心がけていくつもりです。
小さなパーツから新品ダンパーフルセットまで、今後もスーパーオーリンズ・ブラックプログレススーパーダンパー・ハイエース&キャラバン用スーパーパフォーマンスダンパーStyle藍をよろしくお願いいたします!m(__)m
ダンパーの評価に携わって41年。
数万本のダンパー1本1本と付き合って来ました。
数え切れない「なぜ?」「マジ?」「ほほーー!」「だよね!」を経験して来たノウハウは伊達ではありません♪

スーパーオーリンズ&BPSダンパー倶楽部 Facebookページ

2023年6月1日

今まではスタッフブログでご紹介させていただいておりました、スーパーオーリンズ&BPSダンパーの話題ですが、Facebookでも諸々の話題&事例をご紹介させていただくためのページを作りました。

スタッフブログと話題が被らない様に気を付けて記事をアップしていくつもりです。

トップページのスタッフブログのバナーと並びで新しいバナーを設置しましたので、ぜひご覧ください!m(__)m

ここ10年くらいで復活組のユーザー様が随分と増えてくれました!

2023年3月23日

昨日のGRヤリスのユーザー様もそうですが、ここ数年(正確には10年ほど前から)、AZURを始めた頃のユーザー様が、諸々の事情でモータースポーツから遠ざかってしまい、家庭や仕事が落ち着いて来たので、またモータースポーツをボチボチと楽しみたい♪ということで再開されるユーザー様が多くなっています。
半分くらいはお子様と一緒に復活!というパターンですが、半分はご自分1人で再開!というパターンです。
どちらも、メチャクチャうれしいですよね♪
AZURも今年で41年目。20歳くらいで始めたユーザー様は還暦ですからね。
秒殺トレーニングや美浜&幸田の練習会でも、学生さんから高齢者ドライバー♪さんまで、みなさん本当に楽しそうに、真剣に、走り回っています。
もちろん、うちのユーザー様以外のみなさんも同じです。
本当に楽しそうに走り回っています。
我々、走る場を提供する側の人間としては、初心者さんからベテランさん、復帰組のみなさん、すべてのドライバーのみなさんに、安全に思いっきり走っていただけることが何より大切だと思っています。
毎回、色々なイベントをお手伝いしてくださるみなさんにも、本当に感謝です!
AZURの活動は、日本のモータースポーツ全体から見れば、砂漠の1粒の砂だと思いますが、1粒の砂が無ければ大きな砂漠は出来ません。
この1粒の砂を2粒、3粒と増やして行けるように、何より安全第一で、みなさんに楽しんでいただけるイベントを続けて行きたいと思います。
とか、偉そうなことを言ってますが、結局は自分が1番走りたいんですけどね♪(笑)

新しいブレーキパッドの熱入れ。

2023年2月21日

今日は午後から新しいブレーキッドの熱入れの儀式をして来ました。
改造車の時も、結構マメにパッドの熱入れをしましたが、ナンバー付きは決まった儀式があります。
それは、富士山の下りを使って、10~20%の踏力で軽く、本当に軽く熱を入れながらそこそこの距離を走って来るという方法です。
それをやると実際の効果的にどうなの?というと、正直分かりません。
でも、熱エネルギーを出しながら仕事をするアイテムは、いきなりでは無く、ゆっくりと熱入れをした方が性能が安定するような気がしています。
何となくローターとの相性も良くなる気がします。
そんなもん、フルブレーキングを繰り返していたら意味ないじゃん!と言われるとそうかもしれません。
でもね。私的にブレーキはドラポジの次に重要なアイテムだと思っていますので、考え付くことは全部やっておきたいわけです。
パッドの性能には関係無くても、ゆっくりと熱入れしている時間は新しいブレーキパッドと仲良くなるためにはとても大切な時間なんですよね。
長い下り坂をギヤをニュートラルに入れて、軽ーーーくブレーキペダルを踏んだり離したりを繰り返しながら下ってくると、徐々に感覚が変わって来て、最後には右足とパッドが直結している感覚となります。
その感覚が新しいリジットさんのパッドは最高のレベルでした。
これから、しばらくの間、よろしくお願いしますm(__)m

簡単に出来る車高調のメンテナンス

2023年2月11日

たかが車高調、されど車高調。
車高が決まったら、ほとんど車高を変えないという人も、定期的な清掃とロックナット&スプリングシート&全長調整を回してあげるとオーバーホール時に余計なお金がかかり難くなります。
特に冬場にスタッドレスタイヤを履いていた人は、夏タイヤに交換する際は、必ず車高調の清掃&メンテナンスをしてくださいね。
もちろん、車高調を脱着できる人は、脱着してから清掃&メンテをすることをお勧めしますが、装着してある状態でも十分に効果的な洗浄&メンテナンスが可能です。
この時に、注意していただきたいことは、
☆ロックナット&シートを緩める前に、パーツクリーナー&ブラシでしっかり洗浄する。
です。
そして、ちょっと力を入れても回りそうも無い時は、絶対に無理やり回そうとしないで、早めにオーバーホールをしていただくということです。
比較的安い車高調の場合は、買い替えちゃった方が安い!という事態になってしまうことも。
オーリンズの場合は、大体がオーバーホールできますが、それでも通常の料金以上に費用がかかってしまう可能性が高くなります。
末永く快適な走りをお楽しみいただくために、ぜひ一手間をおかけくださいm(__)m
※マメにスプリングを交換したり車高を変える人は、まずこの心配はありません♪

※参考動画↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=r9O_esPVd4o&t=69s

ジムカーナでパイロンタッチは死刑ですから!

2023年1月24日

今年の美浜ジムカーナDAYとFSWGCでの秒殺トレーニング。
第1回を終えて思ったことは「とにかくどのコースもパイロンタッチが多過ぎる!」です。
今年のコースが特に難しいとは思いませんが、確かにパイロンが邪魔になるように配置している個所が目立つかもしれません。
なので、非常にパイロンタッチが多いです。
練習なので、パイロンを触るのは仕方が無い!という意識は危険ですよ。マジで。
だって、練習でよくパイロンを触るということは、パイロンを触る練習をしているようなものですからね。
パイロンを正確にクリアする操作が出来てこそ、自分の走りのイメージが固まって来るのです。行き当たりばったりで車速や距離だけを意識していると当然パイロンタッチが増えて来ます。
これ、特に初心者さんには大切なことです。
最初はパイロンを避けるイメージでしか無いと思いますが、しっかりパイロンを避けている内に、自然とクルマの操作の正確性が上がって来ます。
これが、将来的にとても重要となって来るのです。
ロガーや動画を観ながら、ここの操作があーだ!こーだ!言う前に、パイロンを触らないことが何より重要なのです。
パイロンギリギリは確かにカッコ良いです。
でも、それは触らないからカッコ良いんです。
そして、速いのです。
パイロンギリギリを攻める!!
攻めていたら触らない。ということを肝に銘じて練習してください♪
私は運動神経があまり良く無いので、自分の操作自体に100%の自信がありません。なので、パイロンから10cmとか20cmを攻めるようにしています。
時々はパイロンを触ることもありますが、その場合は、必ず理由があるので、1本のパイロンタッチが教えてくれることがとても重要だったりします。
パイロンタッチが当たり前では、1本のパイロンが動いても何も教えてくれませんからね。
というわけで、特に初心者のみなさん。
パイロンを触らないように意識して走ってみてください。
5年後、10年後に必ず役に立っていると思います。
そうそう、幸田スポーツドライビング・ラボの午後コースだけは極端にパイロンタッチが少なかったです。なので、参加者さんの走りも見る見る上達していました。
ブリーフィングで「パイロンを触ったら死刑!」と何度も言ったのが良かったのかも?
美浜とFSWでもくどいくらいに言おうかな♪(^O^)/

https://www.youtube.com/watch?v=vgwSgT-OZ3A

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