スーパーオーリンズ豆知識の記事一覧 | 静岡県富士市のAzur(アジュール)

スーパーオーリンズ豆知識

AZUR流バルビングのお話。

2018年6月15日

現在、通常販売されている4輪用のオーリンズは基本的に20段減衰調整機構が標準装備されています(1部車種を除きます)。
この調整機構はメインバルブにかかる油圧をニードルバルブで減圧(バイパス)して同じ入力があった時のバルブの仕事量を変化させる仕組みです。
ニードルバルブなので、本来は無段階調整ですが、解り易くするために60度毎にカチ、カチと節度が出るようになっています。1周回すと6段と数えることになります。
この非常に単純な調整機構ですが、メインバルブのバルビングによって、ニードルバルブがバイパスする圧とバランスを変化させることができます。
このバルブシムの積み方に各チューナーのノウハウが生きてくるわけですが、AZURでは1枚1枚のシムがその役割をほぼ均等に行うようにバルビングするのが基本です。
例えば、外径が同じくらいで厚さが異なるシムを重ねることは極力避けています。その理由は1万キロくらい乗っていただくと体感できますが数字で出る違いでは無いので説明は省きます。また、極端に大きさが違うシムを重ね合わせたり、シム毎に大きく入力が異なるような積み方も好みません。
数千キロ毎にOHしてシムを新しくするのなら話は違いますが、安定した減衰特性を長時間持続させ、ニードルバルブとのバランスを崩さないようにセッティングするのがダンパーチューニングの基本だと考えているからです。
特にストリートユースのダンパーには基本中の基本です。
また、走り出して直ぐの特性を重視するメーカーさんもありますが、うちは1枚1枚のバルブシムが馴染んでからが本来のダンパーの仕事内容と考えています。
そのために、1枚1枚の仕事量を減らすように沢山の枚数を重ねてセッティングします。
例えば、86&BRZ用アズライトスペックのフロントダンパーのメインバルブには1本あたり20枚のシムを重ねています。リアダンパーには19枚のシムを使用しています(このシムが大変高価なので、枚数を多く使うのは利益率を下げることになります(^-^;)。この1枚1枚のシムの厚さや外径の違いによって、タイプC・S・G・Rの各タイプの基本減衰特性を出し、また更に細かい調整によって各タイプの混合スペックをバルビングしています。
ただし、あくまでも1枚1枚の仕事量が均等に変化するようにバルビングするのがAZUR流です。どれか1枚&数枚の仕事量を増やす、または減らす積み方は前記の理由で好みません。
まったく同じ数値が出たとしても、実際に仕事をする際の1枚1枚の環境(仕事量)によって、ダンパーの働きは変わってきます。そのことは、オーリンズの開発のお手伝いを20年以上やって来て、数え切れないスペックのダンパーを装着した色々な車輛を、自分で実際にステアリングを握ってペダルを操作して確認をして来ました。
ダンパーは内部に組み込まれているパーツすべてが役割をしっかり持って、バランスよく仕事をしてこそ、本来の性能を長時間持続できるのです。

AZURでは、多少利益率は落ちても妥協しないバルビングによって、数字だけでは表せないAZURセッティングならでは安定した走りをユーザー様にお届けいたします。

全長調整式ダンパーあるある!(ご注意を)

2018年4月22日

ユーザー様のタメな~~ら、え~~んやこ~~ら♪
というわけで、完全に固着してしまった全長調整ブラケットのカップ部分を分解しています。
中でネジ山が完全につぶれてしまって何をどうしても回りません。強引にやるとシリンダーが歪んだり、シリンダーのネジ山も総ナメしてしまう恐れがあるので、仕方が無く金額が安いカップ部を削り取って、シリンダーを活かす方法を取ります。
後はロアーシートとロックナットの固着が素直に回ることを祈ります。これらを全部削り取ると相当なパーツ代がかかってしまいますからね。
少しでも安くOH出来て、安心してご使用いただけるように手間がかかっても出来るだけ悪足掻きするのがAZUR流です。
車高を調整しようとしたら、途中で回り難くなった場合は、そこで強引に回そうとしないで、直ぐにご相談くださいね(^O^)/

リジット製スラストタイプ・アッパーシート説明動画

2018年4月11日

車高調でハンドルを切るとバネがずれる音や、アッパーマウントからゴロゴロ&グーグーという異音がする場合、ベアリング内臓のアッパーシートを使用することによって問題が解消できるケースがほとんどです。

というわけで、リジット製スラストタイプアッパーシートのご紹介(^_^)v

 

塩カル(融雪剤)はマメに洗い流しましょう!

2018年4月11日

スーパーオーリンズ&パーツ豆知識・動画シリーズです。

今回はこの時期のOH時によく見受けられるダストブーツのひび割れのお話です。

オーリンズのシリンダーの強度を目で確認してください

2018年4月9日

シリンダーをカット加工したついでに、ストラットタイプのシリンダーの強度がよく解る工夫をしてみました。

安心の品質を目でご確認ください♪

シリンダーのネジ山をかじってしまったら!

2017年11月9日

ロアーシートの固着が原因で30mm以上に渡ってネジ山が完全に潰れてしまったシリンダーです。
何とか、ここまで修復しましたが山が痩せているので再使用は諦めました。ロアーシート側は何とか修正ができました。
ロックナットやロアーシートを回そうとした際に、ちょっとでも突っかかりを感じたり、重さを感じたら、そこで回すのを止めてAZURまでご相談ください。
何とか出来る可能性がグンと上がります!

WRX.STI用スーパーオーリンズ!!!

2017年9月28日

ここ最近、特にご注文が多いVAB用スーパーオーリンズ。
今回ご注文いただいた3セットは、サーキットスペック・ジムカーナスペック・ストリートスペックと3タイプに分かれました。
写真は、ジムカーナスペックです。
3タイプともにVABの高い運動性能を、それぞれの目的に合わせて、更に向上するようにセッティングされています。
もちろん、メリットばかりではありません。
耐久性等、諸々なデメリットも存在することは確かです。
そのデメリットの対策を含め、出来るだけユーザー様のご希望に合わせてチューニングするのが私達の重要な仕事です。
さて、今回のまったく異なる3タイプのスーパーオーリンズ。
もちろん実績は多いですが、ユーザー様が変わればご希望の動きも違います。バルブシム1枚毎、ガス圧、ストローク、20段調整幅等、出来る限りご希望に叶うようにセッティングしました。
「おおっ!これ!これ!この動き!!」と言っていただけるように。
ありがとうございます!m(__)m

ダンパー&スプリング・セパレートタイプ

2017年4月2日

ワンオフ特注モデルは年間に数十セット製作していますが、今回のセット出しは本当に苦労しました!
やっと、納得のいく動きになりました。
やはりセパレートタイプにUC-01は最高です。
本日はもう1台のセパレートタイプのセットアップをしました。
こちらも、もちろんバネはUC-01です。
狙い通りのセッティングで運動性能&乗り心地も問題無し!
アズライトスペックとの相性も抜群です♪

全長調整式ブラケットの固着にご用心。

2017年3月17日

全長調整式ダンパー、あるあるNo.1トラブルはコレ。
全長調整ブラケットの固着です。
なぜか?いつも急ぎのダンパーに多いのも、あるあるです♪(汗)
今回も影山さんの根気強い作業で何とか壊さずに分解できました。
4本すべてが固着していると分解するだけで数時間かかることもあります。
このトラブルを防ぐには、とにかくマメな掃除と意味もなく回すこと!(笑)
ブラケットやシリンダーも交換とならなように、グルグル回してあげましょう♪

必要以上のストロークは性能に悪影響がでる場合があります。

2017年2月22日

うちで寸法を出したスーパーオーリンズ以外の特注オーリンズが、よくOH&仕様変更に入ります。
中には、シリンダー長をほぼ無視したストロークになっているダンパーも時々あります。
必要以上なストロークは、ダンパーの性能的に問題が出て来ます。
何事も丁度いい按排があるので、それ以上は「過ぎたるは及ばざるが如し」となってしまいます。
今回のダンパーは問題ないストロークでしたので、スーパーな性能を100%発揮できます。
と、思ったら別のダンパーが・・・
なぜ?と思ってしまうシリンダーカットを施してありました。
私的には有り得ない加工ですが、チューナーさんの何らかの思惑があってのことでしょう。
とりあえず、性能に支障が出ない組み方をして作業終了です。
こちらは写真はありません~~~
※OH前の写真です。

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